安保法制で安倍政権に協力!?「維新の党」のパワハラ・マタハラ体質を元議員が告発!

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 実は、橋下と大阪維新のこうした体質について、元議員が内部告発をしている。そのひとつが、“維新のマタハラ問題”だ。

 都構想の住民投票実施より約半年前の昨年12月、維新に離党届を提出した議員がいる。大阪市議会議員だった村上満由氏だ。彼女は2011年に女性としては最年少の26歳で大阪市議会議員に当選、さらに大阪市議会としては初の、“任期中の出産”も経験している。そんな村上元議員が離党届を出した理由、それは〈パワーハラスメントとマタニティハラスメントが、許容できる範囲を超えたため〉であった。

 村上元議員がその内情を告白したのは、「新潮45」(新潮社)5月号でのこと。村上元議員が当選したのは11年4月に行われた選挙で、同年8月に妊娠が発覚、翌年4月に無事出産した。このとき、村上元議員は産前4週、産後6週の休みを取っている。労働基準法では産前6週、産後8週は就業させてはいけないとしているものの、これは地方議員には適用されない。ただ、通常よりも短い産休期間である。それでも本人は、〈叩かれるのは覚悟していました〉という。

 しかし彼女が驚いたのは、産休に対する批判が〈ほとんどが維新内部からだったこと〉だ。

〈「給料泥棒」とか「区民に謝れ」とか、それはもう次々罵倒された。(中略)辛かったのは、妊娠中、街宣車に上らされたことです。安定期に入るか入らないかの五か月目くらいの時期に、大阪府知事、大阪市長のダブル選挙があった。その時、もうお腹は大きかったんですが、それでも梯子を上って車の上に立って何か話すよう強いられた。怖いのでと言うと、大丈夫、下で支えているからと。そういう問題じゃない。私が足の骨を折るくらいならいいのですが、万一のことがあったら子どもの命に係るんですから〉

 それでも、出産することで文句を言われたくなかった村上元議員は、精力的に仕事をした。市議会での質疑には力を入れ、商店街を幟を立てて練り歩く“桃太郎”もやった。年末の衆院選でも〈夜中の三時四時まで事務作業〉をした。でも、産後は6週休むと事前に伝えていたにもかかわらず、5週目から「そろそろどうなの?」と女性議員より電話がくるようになり、子育て期間に入っても〈子育てしている議員は仕事ができないという先入観があるのか、夜の会議に出られなければ、党に対するロイヤリティがないだの、さまざまに言われてきた〉のだという。

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