ヤバい歯医者の見分け方とは? 金目当ての不要な抜歯、危険なインプラントも…

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『この歯医者がヤバい』(幻冬舎新書)

 最寄り駅や近所の商店街を歩くと、コンビニエンスストアより多いと感じる施設はないだろうか。そう、歯医者だ。

「歯科医師数の推移」(厚労省)によると、1970年には37,859人だった歯科医師が、2012年には102,551人に大増加。人口10万人当たり36.5人だったのが、今では80.4人いるという計算になる。一方、平均年収は下がり続けており、「勤務歯科医師 平均年収の推移」(厚労省)によると、05年には約900万円だったのが、13年には残業代を入れても621万円というマイナスぶり。

「それがここ数年来の歯医者の劣化と、儲け第一主義の歯医者が増えている背景である」

『この歯医者がヤバい』(幻冬舎)でそう警鐘を鳴らすのは、同書の著者で“歯の駆け込み寺”と呼ばれている「サイトウ歯科医院」の院長・斎藤正人氏だ。

 では、どんな歯医者が“儲け第一主義の劣化歯科”なのだろうか。いままで素人目では決して見極められなかった判断ポイントを、斎藤氏が教える。

 まず第一に、すぐに「抜きましょう」と言う歯医者は言語道断。彼らがむやみに抜歯をすすめる理由は、低い保険歯科医療費にあるという。

「歯科医療の場合、抜歯の方が抜かずに歯の内部(歯内)を治療するよりも保険点数が高い」「一方、抜かずに歯内治療するのは時間と手間がかかり、抜歯より割に合わない」

 よって、「当然のように歯医者は抜歯をすすめる」といい、儲けを優先した結果と見て取れる。
 
 さらに儲かるのが、患者が全額負担する自由診療。「顎の骨にチタン製の棒をねじ込み、その上に人口の歯を取り付ける」インプラント治療がその代表だろう。治療費は平均40万円だ。

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