『ワイドナショー』松本人志の「週刊誌は下衆」発言は過剰反応だ!

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 しかも、松本は「素人のおばあちゃん」とかいうベタな表現で同情を誘っているが、松本の母親はほんとうに「素人」なのか。さんざん自分の番組に母親を出していじりまくり、「芸人のおかん」ブームをつくりだしたのは松本自身だ。それを今になって「素人が傷つけられた」といって同情を誘うというのはご都合主義がすぎるというものである。

 いったい松本がここまで過剰な反応をする理由はなんなのか。こんな過去のトラウマを指摘するのは週刊誌の記者だ。

「以前、松本は週刊誌から母親のところに創価学会員じゃないかという話を直撃をされたことがある。記事は結局、吉本興業がつぶしたのですが、以来、親への直撃についてはすごくナーバスになっている」

 だが、それだけではないだろう。最近の松本は親のことだけでなく、自分のプライバシー、ゴシップ、批判、悪口など、とにかく自分がいやなことを書かれたり報道されたりするのを一切許さず、それを徹底的につぶしにかかる傾向があるのだ。

「松本は週刊誌の細かい記事にも目を光らせて、少しでも気に入らない記事があると、所属の吉本興業に抗議するように命じるらしい。吉本も松本がらみの記事にはすごく神経質になっていて、幹部が我々記者に『松ちゃんのスキャンダルだけは頼むからやめてな。代わりに他の芸人のネタあげるから』といってくるくらいです」(週刊誌記者)

 しかも、そのチェックの目は普通の芸能人なら相手にしない、コンビニ実話誌やネットにまで及んでいるという。

「以前、エロ出版社のコアマガジンが発行している“お笑い芸人”をテーマにしたコンビニ本が吉本の芸人から集団訴訟を起こされたことがありますが、これももともとは松本がコンビニでこの本を見かけたのがきっかけといわれています。とにかく、松本の検閲はすさまじいらしく、ネットの悪口までなんとかしろ、訴えろ、と会社にいってくるらしい」(前出・週刊誌記者)

 この結果、松本批判は今、マスコミにとってバーニングやAKBと並ぶタブーとなっているという。

 でもまあ、これだけなら、芸能業界の話であって目くじらをたてるほどのことではないのかもしれない。だが、最近の松本が問題なのはこうした自分の悪口をいわれたくないというただの実存を社会問題に一般化としようとていることだ。『ワイドナショー』での松本の言動を見ていると、自分に直接関係のない相手や事件については、冷めた解説やからかうようなブラックなジョークを語るのに、自分の利害や芸能人の既得権益がおかされるようなテーマになると、突然舌鋒が鋭くなり、自分の主張が社会正義のように語りだす傾向がある。

 今回の遺族への直撃問題についても、たとえば災害でなくなった被害者の遺族にマイクを向けているのを見て憤りのコメントを発するならわかる。でも、この間の『ワイドナショー』で松本がそんな発言をした形跡はない。メディア批判のような体をとっているが、松本を動かしているのは、結局、「自分の親を取材するな」、その怒りだけではないか。

 天才というのはもともと自己中心的なものだが、こういう過剰なメディア批判を見ていると、いくらなんでも度がすぎると思うのだが……。
(室岡正俊)

最終更新:2015.01.19 05:58

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