>  >  > 自爆テロと日本軍の特攻は違うのか

ISの自爆テロと旧日本軍の特攻は違うのか? テロを「カミカゼ」と呼ぶ海外報道にネトウヨは激昂するが

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
kamikaze_01_151129.jpg
パリのテロ事件で「kamikaze」と伝える仏紙「Le Monde」電子版


「日本国の神聖な特攻とテロを一緒にするな!」
「特攻とテロは違う 英霊に対する侮辱」
「同じと考えてると言う事は「日本人はテロリストです」と言ってるようなもの。レッテル張りをする左翼はおかしい」

 パリの同時多発テロで容疑者の一部が爆弾で自爆したことを欧米メディアが「kamikaze」と報じたことに対し、日本国内では一部のネットユーザーがこんな調子で不快感をあらわにしている。言うまでもなく「kamikaze」の由来は、太平洋戦争末期の神風特攻隊(神風特別攻撃隊)だ。

 右派メディアも喧しい。たとえば、産経新聞は17日付ウェブ版で、「特攻隊は『テロリストとは違う』『戦友への侮辱だ』 仏報道に88歳元隊員憤り」なる記事を公開。元神風特攻隊隊員の談話を交えつつ、〈(現地報道は)命をなげうち、祖国を守ろうとした特攻と、無辜(むこ)の民間人を犠牲にするテロを同一視するような報道〉と非難した。また、同じく産経系のウェブメディアである「zakzak」も20日付でこう論じている。

〈自爆テロは一般市民を狙った無差別テロであるのに対し、日本の特攻はあくまでも敵軍を相手とするという明確な違いがある。特攻隊員らは自らの命をなげうち、敵の本土上陸から日本を救ったのだ。彼らには、日本人が培ってきた「武士道」精神が生きていた。〉(「《zak女の雄叫び お題は「士」》「神風特攻隊」と「自爆テロ」を同一視するな!!」より)

 たしかに、特攻と自爆テロとの間には、攻撃対象などの態様の差がある。しかし、“十死零生”すなわち生還の見込みのない捨て身の自爆突撃作戦であった特攻が、自殺を禁忌とするキリスト教の影響が強い欧米で自爆テロと同じように捉えられているのは、ある意味自然だろう。

 むしろ、右派やネット右翼は、自爆テロと特攻を比較しその差異を強調することで、神風特攻隊を美化、戦前・戦中日本を肯定していることにこそ、注目せねばならない。

この記事に関する本・雑誌

『永遠の0』を検証する ただ感涙するだけでいいのか

  • amazonの詳細ページへ
  • 楽天ブックスの詳細ページへ
  • Yahoo! ショッピングの詳細ページへ
  • セブンネットショッピングの詳細ページへ

リテラのSNS

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

新着芸能・エンタメスキャンダルマンガ・アニメビジネス社会カルチャーくらし教養

人気記事ランキング

総合
いいね! 数
1 DHC会長が在日ヘイト発言を連発!
2 吹石一恵の音痴エピソード
3 アパホテルの反論は嘘と詐術だらけだ!
4 アパホテルのトンデモ極右思想の正体
5 保護なめんなジャンパーは氷山の一角
6 忘れるな、福島原発事故の主犯は安倍だ
7 南京大虐殺を日本テレビの番組が証明
8 室井佑月が金子勝と安倍政権批判(後)
9 デマ垂れ流し『ニュース女子』とDHC
10 北原みのり逮捕の原因は安倍批判?
11 「不倫学」が教える防止策とは?
12 佐藤優が慰安婦問題への対応を批判!
13 トランプ以前から米は日本を守る気ない
14 嵐の元側近が明かすジャニーズの掟
15 M1準優勝・ハリガネロック解散の真相
16 キムタク最大のタブーとは?
17 今井絵理子と三原じゅん子の資産公開が
18 室井佑月が金子勝と安倍政権批判(前)
19 池田大作の「代筆」を元職員が実名告発
20 安倍政権が“国策映画”計画へ
PR
PR
1室井佑月が金子勝と安倍政権批判(後)
2黒柳徹子が琉球新報に平和メッセージ
3室井佑月が金子勝と安倍政権批判(前)
4安倍の共謀罪法案強行の裏に危険な意図
5トランプのマスコミ排除は日本でも
7アパホテルのトンデモ極右思想の正体
8原発ムラが新潟県知事にネガキャン!
9デマ垂れ流し『ニュース女子』とDHC
10安倍政権が“国策映画”計画へ
11今井絵理子と三原じゅん子の資産公開が
12SUGIZOが難民問題で勇気ある発言
13メリルストリープの指摘は日本のことだ
14慰安婦少女像は反日の象徴ではなかった
15『日本会議の研究』出版禁止の不当性!
16アパホテルの反論は嘘と詐術だらけだ!
17政権が原発被害隠しにDASH村利用
18佐藤優が慰安婦問題への対応を批判!
19DHC会長が在日ヘイト発言を連発!
20安倍の慰安婦少女像への強行姿勢の裏
PR
PR

カテゴリ別ランキング


人気連載

政治からテレビを守れ!

水島宏明

テレ朝とNHKの"失態"につけこむ安倍政権とほくそえむ籾井会長

政治からテレビを守れ!

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄

"体育会系相田みつを"松岡修造は本当に「ブレない男」なのか? 年を追うごとに変わっていく修造語録を読み解く

「売れてる本」の取扱説明書

ネット右翼の15年

野間易通

高市早苗はいかにして"ネオナチ"と出会ったか

ネット右翼の15年

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

戦争を放棄せよ! 軍事力がなくても侵略と闘う方法はある、自由のために闘える!

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」