>  >  > 安倍内閣女性閣僚の「反女性」発言集

母乳強制、DV擁護、中絶禁止…安倍内閣・女性閣僚の「反女性」発言集

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
kakuryou_140908.jpg
画像は、左から「山谷えり子」「高市早苗」「有村治子」「稲田朋美」各公式HPより


 先日発表された、第二次安倍改造内閣。安倍首相は自らが掲げた「女性の活用」をアピールするために、過去最多となる5名の女性閣僚を誕生させた。党三役の政調会長を加えれば、6名。新聞・テレビはさっそく「女性閣僚過去最多」「内閣も女性活用へ」と大はしゃぎを繰り広げている。

 しかし、マスコミはこの女性閣僚たちの顔ぶれをちゃんと見てそんなことをいっているのだろうのか。6名のうち、高市早苗総務相、山谷えり子拉致問題担当相、有村治子女性活躍担当相、そして稲田朋美自民党政調会長は、自民党の中でも保守派中の保守派、ネトウヨの間で“アイドル”扱いされている極右4人組ではないか。

 いや、極右といっても改憲や軍備増強、国民の人権制限を主張し、先の戦争や従軍慰安婦を肯定しているというだけなら、彼女たちだけでなく、安倍政権全体の傾向なので、ここで改めて詳述するつもりはない(それ自体も大きな問題ではあるが)。この人選がとんでもないのは、彼女たちが「女性の活用」の象徴として登用されたにもかかわらず、逆に4人とも女性の権利や自立、社会進出を阻む思想の持ち主だということだ。彼女たちが過去にどんな「反女性」的トンデモ発言をしてきたか、ざっと紹介しよう。

■「性教育は結婚後に!」山谷えり子の頭の中にはちょうちょが飛んでいる?

 まず真っ先にあげなければならないのが、拉致問題担当相に就任した山谷えり子だ。山谷は2007年、教育再生担当として内閣総理大臣補佐官を務めていた際、「親学に関する緊急提言」を出そうとしたことが有名だが、これは「子守歌を聞かせ、母乳で育児」「授乳中はテレビをつけない」という、「教育再生でどうしてそれ?」と多くの人が首を傾げるシロモノだった。

「親学」というのは、「児童の2次障害は幼児期の愛着の形成に起因する」という教育理論。平たく言うと、母親に“子どもを産んだら傍にいて育てないと発達障害になる。だから仕事をせずに家にいろ”と強要するトンデモ理論で、科学的にはなんの根拠もなく、障がい者団体などから「差別」との批判まで受けている。ところが、山谷はこれに入れこみ、母親を家に縛り付けるような教育提言を内閣名で出そうとしたのだ。結局、この動きには自民党内からも疑問の声が挙がり、提言は正式採用されなかったが、山谷はいまも「親学推進議員連盟」のメンバーとなっている。

 親学へのシンパシーからもわかるように、山谷のベースとなっているのは“母親の神聖化”“女らしさ”だ。何かというと「女性は女性らしく」「女性は母親という神聖な役割をになっている」ということを繰り返し主張している。だが、その“女らしい”という基準は、結局、明治から昭和初期の一時期に形成された恣意的な価値観にもとづくものだ。

 たとえば、「正論」(産業経済新聞社)04年10月号で長谷川三千子と対談した際には、酒井順子の「負け犬」という言葉を曲解して、お見合いでもいいから女性は結婚すべきだ、ということを得々と語る長谷川に同意して、山谷は「それ(結婚)が女性の生き方として生物学的に理にかなっている」と言い切っている。……どうやら山谷に言わせると、結婚しない女は“生物学的”に欠陥があるということらしい。とんでもない差別主義者だが、もっとすごいのは、性教育に関する言動だ。

 05年、山谷は安倍が座長である「過激な性教育・ジェンダーフリー教育実態調査プロジェクトチーム」の事務局長を務め、当時、一部の公立学校で行われていたオープンな性教育を徹底批判。教育現場はすっかり萎縮し、性教育を封印。その結果、現在は若年層の無知からくる望まない妊娠や性感染症が増加の一途をたどるという悲惨な状況におちいっている。

この記事に関する本・雑誌

ジェンダー・クオータ―世界の女性議員はなぜ増えたのか

リテラのSNS

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

新着芸能・エンタメスキャンダルマンガ・アニメビジネス社会カルチャーくらし教養

関連リンク

人気記事ランキング

総合
いいね! 数
1 生前退位有識者会議メンバーが経歴詐称
2 安倍が天皇“お気持ち表明”に報復人事
3 奈良県のロゴデザイン料はやっぱり高い
4 炎上!長谷川豊ら「医療亡国論」の詐術
5 ノーベル賞科学者が安倍戦争政策にNO
6 高江でヘリパッド反対派排除に巨額税金
7 安倍の所信表明「起立して拍手」の裏
8 医療亡国論の曽野綾子が夫の認知症で…
9 慎太郎「障害者殺戮犯の気持ち分かる」
10 安保法も…官邸の犬と化した内閣法制局
11 文春が東京五輪を!電通元専務に金
12 痴漢しても中島裕翔のドラマは放送開始
13 芸能界のドンが初めてインタビューに
14 『とと姉ちゃん』を「暮しの手帖」が批判
15 川島なお美が近藤誠の診断を告発
16 安倍が米の男女平等イベントで失笑発言
17 キムタク最大のタブーとは?
18 マツコが小池百合子にNG発言の理由
19 湊かなえに続き筒井康隆も押切もえ揶揄
20 盛り土で慎太郎の責任にテレビが沈黙
PR
PR
1盛り土で慎太郎の責任にテレビが沈黙
2慎太郎「障害者殺戮犯の気持ち分かる」
3辺野古判決の裏に裁判所の露骨人事!
4『とと姉ちゃん』を「暮しの手帖」が批判
5医療亡国論の曽野綾子が夫の認知症で…
6TBS山内アナが二重国籍のヘイト攻撃
7安倍が米の男女平等イベントで失笑発言
8安倍の所信表明「起立して拍手」の裏
9稲田朋美、南スーダン視察中止の無責任
10安倍が天皇“お気持ち表明”に報復人事
11稲田朋美が夫の軍事産業株保有で逆ギレ
12炎上!長谷川豊ら「医療亡国論」の詐術
13 “万引き老人”たちの壮絶な貧困
14安保法も…官邸の犬と化した内閣法制局
15福島原発“凍土壁”崩壊の戦犯は安倍政権
16現役自衛官が“海外派兵”強制を暴露
17新潮が天皇の生前退位を“暴走”と攻撃
18「暮しの手帖」に「政治的すぎ」と批判
19もんじゅ廃炉で原発ムラに新たな利権が
20奴隷労働を強いられるベトナム人留学生
PR
PR

カテゴリ別ランキング


人気連載

政治からテレビを守れ!

水島宏明

テレ朝とNHKの"失態"につけこむ安倍政権とほくそえむ籾井会長

政治からテレビを守れ!

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄

"体育会系相田みつを"松岡修造は本当に「ブレない男」なのか? 年を追うごとに変わっていく修造語録を読み解く

「売れてる本」の取扱説明書

ネット右翼の15年

野間易通

高市早苗はいかにして"ネオナチ"と出会ったか

ネット右翼の15年

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

戦争を放棄せよ! 軍事力がなくても侵略と闘う方法はある、自由のために闘える!

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」