ジャニーズ結婚の掟を『グッディ』が暴露! 結婚したいと申し出たタレントにジャニーズ事務所は◯◯◯を見せて脅す!?

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国分太一も結婚するにあたって“暗黙の圧力”を受けたのだろうか?(右・フジテレビ『直撃LIVE グッディ!』オフィシャルサイトより)


 これまでも数々のトホホなトラブルを巻き起こしている情報番組『直撃 LIVE グッディ!』(フジテレビ系)だが、9月14日放送の同番組では、何ともスリリングで芸能タブー破りの事態が展開されていたことをご存知だろうか。

 この日の『グッディ』では、11日に結婚を発表したTOKIO・国分太一についての話題が取り上げられた。もちろん冒頭からスタジオは「おめでたムード」一色。『グッディ』に届いた国分からの結婚報告のメッセージカードや、カードと一緒に届いたという京都の老舗和菓子をはしゃいだように紹介し、お相手女性をベタ褒めするなど、国分の結婚を祝う雰囲気で進行していった。

 さらに話題は国分の結婚からジャニーズの“結婚事情”へと進んでいく。まずは「ジャニーズで結婚できるのはグループで一人だけ」という“ジャニーズの掟”がファンの間で都市伝説となっていることを紹介した上で、「結婚してもファンは離れない」「結婚はいいと思う」「子孫を残して欲しい」というファンたちからのジャニーズタレントの結婚についての肯定的意見が紹介される。

 ジャニーズタレントの恋愛ネタや結婚ネタがテレビでここまで大々的に扱われるのは、異例のこと。しかし今回『グッディ』だけでなく、各局ワイドショーがジャニーズ結婚問題をこぞって取り上げていたが、それには理由があった。

 実は国分の結婚にからめて、ジャニーズ事務所社長のジャニー喜多川氏がスポーツ紙などにこんなコメントを寄せたのである。

「遠慮なく適齢期になったら結婚すべきです。将来(未来を担う)子供も必要だしね。人として当然のことです」

 つまりジャニーさんは「ジャニーズ事務所のアイドルが結婚することを容認している」ことを強調し、巷で流布されている「ジャニーズタレントが結婚できないのは事務所の暗黙の掟や圧力のせい」「1グループ1人しか結婚を許されない」といった“事務所圧力説”を暗に否定したのだ。このジャニーさんのコメントを受けて事務所の意を汲んだ『グッディ』はじめ各局ワイドショーは、“事務所圧力説”を単なる“都市伝説”だとこぞって否定してみせたというわけだ。

 ほかのワイドショーはここで話が終わっていたのだが、しかし『グッディ』だけはこのあと意外な展開を見せる。ジャニー喜多川氏の異例のコメントを紹介したフジの武田祐子アナウンサーは、おもむろに「これはある意味、爆弾発言ですよね」と、ある人物にコメントをふったのだ。

 武田アナに話を向けられたのがこの日、芸能コメンテーターとして出演していた女性週刊誌「週刊女性」(主婦と生活社)記者の荒木田範文氏だった。荒木田氏はこれまでも『グッディ』の“芸能ご意見番”をつとめている記者なのだが、荒木田記者は武田アナの質問に対し、「異例ですよね。記者の前でジャニーズ事務所のトップの方が明言するのは珍しい」と同意した上で、続けてジャニーズの結婚事情について、とんでもない裏話を披露し始めたのだ。

「僕が聞いたところによると、ジャニーズ事務所としては(所属タレントの)結婚を一度も反対をしたことはない。『ただ、いま結婚すると、例えばファンこれくらいが減りますよ、グッズの売り上げが減りますよ』とデータを全部見せるんですって。『それでも結婚しますか?』と。そこで結婚する人もいるし、臆してしまう人もいる。市場調査というんですかね」

 この話は、やはりジャニーズ事務所の“暗黙の圧力”や“結婚の掟”は実質的に存在している、と裏付けるような内容。それどころか、数字をちらつかせて脅すような生々しいやり口まで暴露してしまったのだ。これまでの番組の進行をひっくり返すような荒木田記者による爆弾発言だが、しかし、スタジオでは「へ〜」「すごい!」などと驚きの声があがるものの、この事態の深刻さには誰も気づいていない。

 だが、ジャニーズに精通しているフジテレビ制作関係者は、この発言に凍りついたらしい。

「荒木田記者の“結婚圧力”発言は決して驚いたり笑って済まされる話ではないですからね。『ああ、またジャニーズに頭を下げなくちゃ』と頭を抱えました」

 せっかく番組でジャニーズの“結婚圧力”を否定しようと思ったのに、ゲストコメンテーターにひっくり返される。芸能ジャーナリズム的に見れば、ある意味、ジャニーズ・タブー破りの快挙だが、ジャニーズに頭のあがらないテレビ局にとっては大失態だ。

 しかし、この一件は起こるべくして起きたものだ。なにしろ荒木田が所属する「週刊女性」は、ジャニーズキラー、ジャニーズ事務所からすれば数少ないNG媒体のひとつだからだ。

「昔はジャニーズ事務所と蜜月関係だった『週刊女性』ですが、15年以上前、同社刊行のインタビュー雑誌『JUNON』がタレントの扱いを巡ってジャニーズ事務所とトラブルを起こしたのです。それ以来、ジャニーズ事務所と主婦と生活社は決裂。『週刊女性』は唯一ジャニーズスキャンダルを掲載する女性週刊誌へと変貌を遂げました」(週刊誌記者)

 こうした事情を考えれば、そもそもジャニーズをテーマに「週刊女性」の記者をご意見番として登場させること自体、テレビ局的には致命的な失敗と言っていい。

「残念ながら「グッディ」が本気でジャニーズ批判をするつもりも、タブーを破るなんて気もさらさらありません。「週刊女性」がジャニーズキラーという認識もなかったのではないでしょうか。荒木田記者にしたら、同じ話はすでに『週刊女性』9月29日号でも掲載されていますし、手持ちのネタを紹介した程度のことでしょう」(同・週刊誌記者)

“この程度”の話でもダメなのがタブーのタブーたる所以だ。しかし『グッディ』がジャニーズの逆鱗に触れたのは、今回がはじめてではない。今年5月26日の中居正広の囲み取材でのことだ。

「中居の父親が5月に亡くなりましたが、それが公表された直後、中居が『コカ・コーラ ゼロ』のイベントに出演したのです。その際、プライベートな質問はNGだったにも関わらず、『グッディ』は中居に父親の死についての質問を執拗にしたのです」

 この攻めの姿勢は芸能マスコミとしてもちろん評価されるべきものだが、現実は違った。ジャニーズ事務所の意向を受けた他マスコミから「グッディがやらかした」などと批判を浴び、フジテレビそして『グッディ』としても、もちろんジャニーズ事務所の意向に逆らえるはずはなかった。

「中居会見後の7月14日の『グッディ』では、司会の安藤優子による近藤真彦の独占インタビューを放送しましたが、これはジャニーズ事務所による中居の件のペナルティ代わりに、ねじ込まれたものだと言われています」

 なんともトホホな顛末からもわかるように、『グッディ』にあえてジャニーズ・タブーを破ろうという批判精神や覚悟などさらさらない。……と思っていたのだが、中居直撃事件に懲りず、今回はジャニーズ事務所の“結婚の掟”を暴露したのを見ていると、もしかして実はこの人たち、確信犯でやっているのでは?とも思えてくる。ジャニーズの天敵である「週刊女性」の記者をコメンテーターに起用しているのも、もしやわざと……? いやいや、それは買いかぶりすぎか。
(林グンマ)

最終更新:2015.09.28 07:25

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