特別企画◎安倍〜菅政権御用ジャーナリスト大賞(前編)

安倍政権でも菅政権でもとにかく権力大好き! 御用ジャーナリスト大賞10位〜6位発表!指原莉乃、ほんこん、小松靖もランクイン

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7位●ほんこん
調子に乗って「正論」にまで進出も、「おもんない」と言われて法的措置ちらつかせる醜態

 松本人志を筆頭に、小籔千豊、千原せいじ、ブラックマヨネーズ吉田敬など、所属芸人が続々と政権御用化・ネトウヨ化している吉本興業だが、そんななかでも2020年にやたらと目立ったのが「ほんこん」だろう。

もともとお笑いの腕やトーク力はさっぱりで、相方の板尾創路が俳優に専念し始めると、テレビで見なくなっていたほんこんだが、2〜3年前からネトウヨ丸出しの政権擁護や中韓攻撃をはじめたことで復活。2020年はそのネトウヨぶりがさらに本格化し、極右雑誌「正論」(産経新聞社)2020年1月号にまで登場した。

 もっとも、発言じたいはまったく芸がなく、「正論」でも「桜を見る会とか追及してる場合ちゃうで」などと、ネトウヨが全員口にしているような定番すぎる安倍擁護を口にするだけ。

いや、芸がないだけならまだいいのだが、頭の悪さが尋常じゃない。たとえば、安倍首相の辞任表明会見のときは、出演している関西ローカルの情報番組『教えて!ニュースライブ 正義のミカタ』(朝日放送)で、「記者会見で、一人だけでしたかね、お疲れさまって言った記者は。他はなぜ言わないのか」(2020年8月20日放送)と、ドン様に忠誠を誓わせる何処かの国の秘密警察みたいなことを言い出した(そういえば、ほんこんの親分・松本人志も『ワイドナショー』で「お疲れさま」と言っていた)。

もっとひどかったのはその1週間前。まだ安倍首相が辞任を表明する前、やはり『正義のミカタ』で体調不良の話題になったのだが、このネトウヨ芸人、こんなことをまくし立てた。

「総理の体調のこと、テレビで取り上げんほうがええと思うのよ。これ、国家機密やで。総理の体調、どうのこうの言うてるの、日本くらいやで。ほんまに」
「だから、それをやったら、ほんなら国会出てきて説明せえ言うてる野党の方いてるやん。それおまえ、国のトップが、体調悪いんです言うたら、これ攻め時やないかってならへんか。せやろ。そんなもん、バカ!」(『正義のミカタ』2020年8月22日放送)

 総理の体調を報道しているのは日本だけとか、国のトップの体調が悪いことがバレると他国が攻めてくるとか、それこそバカはどっちだという話だが、もっと呆れたのはその後だった。

この発言がネットで批判されると、ほんこんは批判者を攻撃。さらに「ほんこん、おもんない」と批判されたのに対し、逆ギレし法的措置をちらつかせる騒動まで起こした。

 頭の悪さだけでなく、性格の悪さと言論弾圧体質まで露呈したほんこん。しかし、本人は反省するどころか、右派メディアやネトウヨファンにおだてられて、完全に調子に乗っているようだ。年明け早々にはツイッターで「朝生に俺を呼べ」と息巻く始末だった。

 まあ、この「おもんない芸人」が露出すればするほど、右派的主張の頭の悪さ、トンデモぶりが世間に認知されることにもなるのだが……。

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