「N国」立花代表が脅迫で事情聴取を受けるも開き直り発言! 攻撃された区議が語る「対立の理由」

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参院議員会館で会見する立花氏(撮影・編集部)


 本日、月島署で事情聴取を受けた「NHKから国民を守る党」(N国)の党首・立花孝志氏が、午後5時から永田町の参院議員会館で記者会見を行った。

 立花氏は今日午前、「立花氏の出処進退に関する事項」を明らかにするとYouTubeで告知しており、マスコミの間では議員辞職するのではとの憶測も広がっていたが、本サイトが予見したように、会見冒頭で立花氏は「今ただちにやめることはいたしません」と述べ、当面の辞職を否定した。

 一方、「起訴されるか、罰金刑や執行猶予などの有罪になれば(議員を)辞める」「立花はN国の党首にふさわしくないという世論の声が多数を締めれば辞職します」と、自ら議員辞職の条件を有権者へ“約束”した。

 立花氏は今年7月以降、N国党に所属していた二瓶文隆・江東区議とその息子である二瓶文徳・中央区議らを攻撃する動画をアップ。その内容は、脅迫と受け取られてもおかしくないものだ。

「おっさん、もう年だし、仕事できへんようにしてやるだけのことなんで。とことんかかって来いよ、二瓶文隆。息子のほう、25歳。こいつのほうが将来があるので徹底的に潰しに行きます」
「俺、この子のお母さん、彼女も知ってますよ。徹底的にこいつの人生、僕は潰しにいきますからね。二瓶親子、とくに息子、覚悟しておけ。お前ら、許さんぞボケ!」(7月の動画より。現在は削除)

 さらに本日、月島署で聴取を受けた後に応じた囲み取材では、立花氏本人も「二瓶文徳を街中歩けないようにしてやる」といった趣旨の発言を行ったと認めている。一方で、脅迫に当たらないのではないかとも主張していた。

 議員会会館での会見でも立花氏は、このような理屈で自らの行為を正当化しようとした。

「僕としてはまったく問題のない案件だと思っている。人を殴っても正当防衛っていうのがあるじゃないですか。今回の脅迫(について言えば、)一般人が一般人にやるのはダメでしょうけど、先方も議員です。これが脅迫に該当するかは、早急に弁護士さん、今日も一緒に署に行きましたが、検討するということで、細かい法的な考え方については、弁護士と会見をしたい」
「脅迫をしようとは思っていないですよ。事実を出せば大変なことになりますよ、と。家族や彼女さんも大変なことになりますよと言っただけ」

 立花氏は「(二瓶親子は)公人なのだから言い返せばいい」「わざわざ警視庁が(捜査に)乗り出すとしたら、私に対するなんらかの政治的な圧力なのではないか」などと持論を展開。さらに会見の終わりには、カメラを向ける記者らに対し、例のポーズをしながら「二瓶文徳をぶっ壊す!」と連呼した。

 ようするに、立花氏は「脅迫」の疑いで警察から聴取を受けたにもかかわらず「問題ない」と言い張り、まったく反省せずに被害者を「ぶっ壊す」などと公言したのである。

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