加計理事長の会見のやり口がゲスすぎる! 大阪地震発生でメディアが動けないことを見計らって急遽、会見を強行

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震災ないがしろは“ゲス友”安倍首相も同じ、被害続々の中で岸田政調会長とお食事

 加計理事長は「理事会のなかで私も含めた処分を決めたので、緊急記者会見を開いた」と述べたが、一体何を言っているのか。

 言っておくが、加計理事長が公の場で獣医学部新設の疑惑に絡んだ会見をおこなうのは、きょうが初めてのことだ。国会で追及がおこなわれはじめてから、じつに約1年3カ月、どれだけ世論が説明を求めても無視してきたというのに、どうして震災の翌日に急遽開かねばならないのか。

 挙げ句、会見の最後に記者から「理事長を忖度した虚偽発言が出るような空気があったのではないか」と問われると、加計理事長は素っ気なく「これから気を付けます」と一言──。日本大学のはるか上をゆく、史上最悪の対応と言っていい。

 だが、こうして震災のどさくさに紛れておこなった会見について、安倍首相は「加計理事長はきちんと説明された」などとして、国会招致を求める声を抑え込んでいくのだろう。

 いや、震災を悪用しているのは、安倍首相も同じだ。地震が発生した昨日、安倍首相と自民党が森友加計の追及を封じ、野党批判に誘導するため参院決算委員会を開催したことはすでに報じたが、その安倍首相は同日夕方、官邸を早々に後にすると、午後6時44分から自民党の岸田文雄政調会長と赤坂の高級日本料理店で会食をおこない、私邸へと戻った。この会食のテーマが9月の自民党総裁選についてであることは明白だ。被災地では「本震」が起こるのではないかと不安な夜を過ごす人たちがいたというのに、総裁3選に向けて内輪の会食に出かけ、不測の事態に備えるために公邸に戻るでもなく、私邸に帰ってしまったのである。

 安倍首相と、震災の混乱を利用してアリバイ的に短時間の会見を開いた加計理事長。まさしく“腹心の友”ではなく“ゲス友”と呼ぶべきだろう。

最終更新:2018.06.19 10:14

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