さんざん北朝鮮危機を煽り続けた安倍首相が「平昌五輪があるから大丈夫」発言! 北危機を政治利用する安倍こそ危険

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北朝鮮危機を煽る安倍首相の手法は、戦前ファシズムの再現だ!

 結局のところ、今年一年、安倍首相が煽り立ててきた“北朝鮮危機”というのは、政権浮揚のための“ミサイルの政治利用”でしかなかったのは明らかだろう。もちろん、国際社会を無視する北朝鮮の行為は強く批判されねばならない。だが御都合主義的に、あるときは「これまでにない深刻かつ重大な脅威」などと喧伝し、あるときは「問題ない」などとしれっと言ってのけるのは、まさに自分のことだけを考えている証左、国民軽視にほかならない。

 しかも最悪なのは、安倍首相がトランプと一緒になって、やはり、自分たちの都合で北朝鮮へ戦争を仕掛ける可能性まであることだ。実際、トランプは4月にシリアへの電撃的なミサイル攻撃を行ったが、これは低迷する支持率浮揚のための行動だったと専門家からも指摘された。

 周知のとおり、トランプ政権は歴史的低支持率を記録しており、今後、シリア攻撃のケースと同じく、トランプが目先の数字回復を願って北朝鮮への先制攻撃に出る可能性はゼロではない。そのとき、安倍首相に「NO」と言うつもりがないのは、先の国会で質問されたときに事実上の無回答だったことが示している。

 冒頭で触れた「今年の漢字」に「北」が選ばれたという一件は、それだけ安倍政権による“北朝鮮危機”の宣伝戦略が奏功したことの裏返しでもある。

 昭和史研究の第一人者である作家・保坂正康氏は、戦中ファシズム体制の完成期といわれた1940年と今年2017年の類似性を比較検証する論考を「サンデー毎日」(毎日新聞社)11月5日号に寄せている。そのなかで、安倍首相が北朝鮮の脅威をあおる“手法”について、保坂氏はこう喝破する。

「実はファシズム第一期は、外敵を必要以上につくりあげ、国民をあおり、そしてナショナリズムの高揚から始まっていく。昭和初年代の満州事変以後、二・二六事件のころまでのファシズムはまさにそうだった。安倍首相は間違いなく第一期の手法を採り、北朝鮮の脅威を口にし、ナショナリズムをあおっている。それに対抗する勢力はそれが読めずにコマのようにただ回っているだけなのである」

 あえて言うが、本当に恐ろしいのは、北朝鮮のミサイルではなく、それを自分の都合で政治利用し、世論を操作している、安倍晋三という名の宰相ではないのか。この一年を冷静に振り返りながら、よくよく考えてもらいたい。

最終更新:2017.12.28 10:45

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