見城徹のAbemaTV安倍首相“接待”番組は親会社・テレ朝幹部もグルの選挙応援だった!?

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株主総会でも問題になったAbemaTVをめぐる見城、藤田、早河の関係

 じつはこのAbemaTVをめぐる、見城氏および藤田氏と早河会長の関係については、今年6月29日のテレビ朝日株主総会でも問題視されていた。前述とは別の関係者がそのときの様子をこう語る。

「総会ではAbemaTVと『徹の部屋』を名指しするかたちで、見城氏と藤田氏がテレ朝の番組審議会委員であることは利益相反にあたるのではないかとの強い疑義が呈された。早川会長の指定で、広報やコンプラ関連を統べる両角(晃一)取締役が応答したのですが、ところが、口から出たのは彼らへの惜しみない賛辞。とくに見城氏に対しては『大変に高い見識をおもちの方』とか『当社としても大変感謝してございます』などと絶賛の嵐でした。一方、番組審議会については『公平なチェック機関として機能を十分に活かしています』とだけ言って終わらせてしまった」

 だが、今回の『徹の部屋』のあまりに露骨すぎる放送によって、このAbemaTV問題が再燃するのは必至だ。当然、次の株主総会では大きな問題になるだろうし、選挙後に告発の動きもあるのではないかともいわれている。
 
 しかし、一方で、テレビ朝日の安倍応援団による侵食は確実に影響を強めている。5月の安倍首相と早河会長、篠塚浩取締役報道局長、伊井忠義政治部長らの会食の直後、テレ朝の政治部記者が菅偉義官房長官の会見で“助け舟”質問をしたり、森友・加計問題追及の先陣をきってきた『羽鳥慎一モーニングショー』で、急に政権批判がトーンダウンしたり、また、8月には『グッド!モーニング』が加計問題をめぐり、安倍首相の側近である萩生田光一・自民党幹事長代行に全面謝罪する場面があった。

 テレビ朝日はこのまま、安倍一派に私物化されてしまうのか。それとも、自浄作用を発揮できるのか。その動向を今後も注視していく必要があるだろう。

最終更新:2017.10.21 12:19

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