「家庭教育支援法案」の裏にも…安倍政権と一体化する極右オカルト教師集団「TOSS」の正体

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷
toss_01_170131.jpg
「TOSSランド」より、安倍首相の応援メッセージが掲載されたセミナーのチラシ

 今国会で自民党が提出する「共謀罪」と並び、多くの人たちのあいだから「危険法案」「戦前回帰の体制づくりでは?」としていま注目を集めているのが、「家庭教育支援法案」だ。

 この「家庭教育支援法案」は、〈保護者が子に社会との関わりを自覚させ、人格形成の基礎を培い、国家と社会の形成者として必要な資質を備えさせる環境を整備する〉〈保護者が子育ての意義を理解し、喜びを実感できるようにする〉(毎日新聞2016年11月2日付)などと規定し、それに沿った基本方針を国や自治体が協力する、という内容。公権力が家庭内の教育に介入することを定める法案なのだ。

 しかも、この法案は、安倍首相が会長となり2012年4月に発足させた「親学推進議員連盟」が立法化を宿願としてきたもの。実際、安倍氏は当時のメルマガで、同議連についてこう記している。

〈教育は本来「家庭教育」「学校教育」「社会教育」の三本柱で行われなければなりません。しかし戦後「家庭教育」が消され、家族の価値すら、危うくなっています〉
〈子供に輝宙(ピカチュウ)愛猫(キティー)礼(ペコ)とまるでペットにつける様な名前をつける親が増えています。(中略)こうした現状は子供をどう育てるかわからない親が増えている結果と言えます〉
〈私達の議連は改正基本法を基に、「家庭教育支援法」を制定し、子供達の為に子育て家庭を支援していきたいと思います〉

 だが、安倍首相が必要であると強調する「戦前の伝統的な子育て」の中身は、トンデモと差別的思想で固められたシロモノだ。

 本サイトでは何度も俎上に載せてきたが、「親学」とは極右団体「日本会議」の中心メンバーである高橋史朗氏が提唱する教育理論で、「子守歌を聞かせ、母乳で育児」「授乳中はテレビをつけない」などと提唱。さらには「児童の2次障害は幼児期の愛着の形成に起因する」と主張し、“子どもを産んだら母親が傍にいて育てないと発達障害になる。だから仕事をせずに家にいろ”という科学的にはなんの根拠もない理論を展開。当然ながら、大きな反発を受けてきた。

 さらに、高橋氏が会長を務める「親学推進協会」は日本会議の別働隊であり、「家庭教育支援法」は日本会議がめざす憲法24条改正のための布石であるとも目されている。事実、日本会議の椛島有三事務総長は「『親学』は男女共同参画に対する対案の意味を持つ。ジェンダーフリーに対する保守の側の回答であり対策であります」「親学は父親母親の違いを明確にし、結果として男らしさ女らしさを育みます」などと日本会議福岡の総会で述べたとされる(朝日新聞16年6月17日付)。

 つまり、根拠もない非科学的なものを「伝統的な家庭教育」と呼び、母親である女性に強制して家庭に縛り付ける戦前の「家制度」下の思想が、極右の運動によっていまや法制化されそうになっているのである。

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

新着芸能・エンタメスキャンダルビジネス社会カルチャーくらし

「家庭教育支援法案」の裏にも…安倍政権と一体化する極右オカルト教師集団「TOSS」の正体のページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。トンデモ安倍晋三教育編集部の記事ならリテラへ。

人気記事ランキング

総合
ツイート数
1 八代の降板なし『ひるおび!』のダブスタ 室井佑月と上地雄輔で対応の差
2 倉持仁院長の総裁選をめぐる正論に橋下徹やネトウヨがいちゃもん
3 外務省「旭日旗」正当化のインチキ!
4 高市早苗の最側近は「生産性がない」杉田水脈でテレビ局にも同行!
5 高市早苗が右翼隠しに躍起! 反ワクチン極右活動家が高市支持デモ計画も
6 山口敬之の逮捕をツブした中村格の警察庁長官就任に広がる抗議!
7 河野太郎に実は「コロナわかってない」説! 今頃、パルスオキシメーター解説
8 葵つかさが「松潤とは終わった」と
9 安倍晋三が「統一教会」イベントでトランプと演説!同性婚や夫婦別姓を攻撃
10 「詩織さん全面勝訴」で証明された警察と検察のおかしさ! 
11 八代の共産党攻撃の根拠「公安調査庁」がまるで共産党PRの“失笑”報告書
12 高市推薦、自民党ヒトラー本が怖すぎ
13 総裁選に騙されるな、政府のコロナ対策の酷さは全く変わってない! 
14 安倍が支援、高市早苗が「さもしい顔して貰えるもの貰う国民ばかり」
15 高市早苗はなぜ“ネオナチ”といたのか
16 安倍首相と省庁幹部の面談記録が一切作成されなくなった!
17 森友再調査問われ河野、岸田が呆れた忖度発言! 高市は桜で大嘘
18 八代英輝弁護士が「共産党は党綱領に暴力的革命」とデマ、維新の政治家も丸乗り!
19 室井佑月の『ひるおび!』降板で麻木久仁子が滝川クリステルに疑問
20 小倉優香の番組中「辞めさせてください」の本当の理由は番組のセクハラ
1安倍晋三が「統一教会」イベントでトランプと演説!同性婚や夫婦別姓を攻撃
2八代英輝弁護士が「共産党は党綱領に暴力的革命」とデマ、維新の政治家も丸乗り!
3山口敬之の逮捕をツブした中村格の警察庁長官就任に広がる抗議!
4八代の共産党攻撃の根拠「公安調査庁」がまるで共産党PRの“失笑”報告書
5八代の降板なし『ひるおび!』のダブスタ 室井佑月と上地雄輔で対応の差
6総裁選に騙されるな、政府のコロナ対策の酷さは全く変わってない! 
7河野太郎に実は「コロナわかってない」説! 今頃、パルスオキシメーター解説
8高市早苗が右翼隠しに躍起! 反ワクチン極右活動家が高市支持デモ計画も
9 森友再調査問われ河野、岸田が呆れた忖度発言! 高市は桜で大嘘
10河野太郎が会見で露骨な安倍忖度!森友再調査の質問に答えずワクチンで大嘘
11倉持仁院長の総裁選をめぐる正論に橋下徹やネトウヨがいちゃもん
12安倍晋三の総裁選支配に今井尚哉、北村滋の二大側近がまたぞろ暗躍か!
13DHCテレビが敗訴判決!辛淑玉が語る「犬笛によるヘイト」と判決 
14高市早苗の最側近は「生産性がない」杉田水脈でテレビ局にも同行!

カテゴリ別ランキング

マガジン9

人気連載

アベを倒したい!

アベを倒したい!

室井佑月

ブラ弁は見た!

ブラ弁は見た!

ブラック企業被害対策弁護団

ニッポン抑圧と腐敗の現場

ニッポン抑圧と腐敗の現場

横田 一

メディア定点観測

メディア定点観測

編集部

ネット右翼の15年

ネット右翼の15年

野間易通

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

政治からテレビを守れ!

政治からテレビを守れ!

水島宏明

「売れてる本」の取扱説明書

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄