古舘伊知郎が最後の放送で「直接の圧力はなかった」と…でも『報ステ』は明らかに安倍政権から圧力を受けていた!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷
hurutachi_140715.jpg
『報道ステーション』HPより


「ニュースキャスターというのは、本当に孤独ですからね。私はいまこんな想いでいます。《人の情けにつかまりながら折れた情けの枝で死ぬ》。『浪花節だよ人生は』の一節です。死んでまた再生します。みなさん本当にありがとうございました」

 昨日3月31日の放送をもって、古舘伊知郎キャスター最後の出演となった『報道ステーション』(テレビ朝日)。その最後の放送で、古舘氏は番組の終わり際、8分間にわたって、番組への思い、そして、なぜ自分が昨年末に突然の降板を申し入れたかを語った。

「私がこんなに元気なのになんで辞めると決意したのかを、簡単にお話しするとすれば、そもそも私が12年前にどんな報道番組がやりたかったかということにつながるんです。それは、実は言葉にすると簡単なんです。もっともっと普段着で、もっともっとネクタイなどせず、言葉遣いも普段着で、司法の言葉なんかじゃなく、普通の言葉で、ざっくばらんなニュース番組をつくりたいと、真剣に思ってきたんです。ところが現実は、そんなにみなさん甘くありませんでした」
「そういうなかで、正直申しますと、窮屈になってきました。もうちょっと、私は自分なりの言葉、しゃべりで、みなさんを楽しませたい。というような、わがままな欲求がつのってまいりました。12年、苦労してやらしていただいたというささやかな自負もありましたので、テレビ朝日にお願いをして、退かせてください、ということを言いました。これが真相であります」

 つまり、古舘氏は、自らが目指す番組のありかたをかたちにできずに煩悶していた。そこで、2004年の番組スタートから12年間の節目をもって、テレビ朝日に降板を申し入れたということらしい。そして、古舘氏はこう付け加えた。

「世間、巷の一部でですね、なんらかの直接プレッシャー、圧力が私にかかって、私は辞めさせられるとか辞めるとか、そういうことでは一切ございません。ですから、そういう意味では、私のこういうしゃべりや番組を支持してくださった方にとっては、私が急に辞めるということは裏切りにも通じます。本当にお許しください。申し訳ありません。私のわがままです」

 このように、古舘氏は「政権からの直接的な圧力はなかった」と言ったのだが、これを額面通り受け取るわけにはいかないだろう。

 たしかに、たとえば官邸から古舘氏自身に直接「辞めろ」と迫った事実はないはずだ。だが、この2年弱、古舘氏は降板せざるを得ないよう、じわじわと外堀を埋められてきた。

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

関連記事

新着芸能・エンタメスキャンダルビジネス社会カルチャーくらし

古舘伊知郎が最後の放送で「直接の圧力はなかった」と…でも『報ステ』は明らかに安倍政権から圧力を受けていた!のページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。古舘伊知郎圧力報道ステーション編集部の記事ならリテラへ。

人気記事ランキング

総合
いいね! 数
1 辺野古への土砂投入は“三文芝居”だ
2 マクロンと安倍の金持ち優遇はそっくりなのに国民の反応は真逆
3 官民ファンドの高額報酬騒動は政権批判への意趣返しだった
4 THE MANZAIウーマン村本のもう一つの凄さ
5 とろサーモン、スーマラの女性差別を松本、たけしが論点すり替え
6 維新が国会と野党の抵抗を「税金の無駄」
7 『朝生』で百田尚樹が徹底論破され大恥
8 河野太郎の「次の質問どうぞ」はマスコミの弱腰が生んだ
9 安倍政権の国会蹂躙がヤバすぎ! 議長が言論封殺、自民理事が暴力
10 百田尚樹がウーマン村本とのバトルで
11 安倍が『委員会』でネトウヨトーク!
12 恵俊彰が田崎史郎を「政権の代弁者」と
13 沖縄・辺野古への土砂投入強行にアベ友企業が協力
14 池松壮亮、塚本晋也の時代劇『斬、』が深い
15 長渕剛が安倍政権を批判する新曲を発表
16 宮崎駿が『永遠の0』を酷評
17 安倍首相のオカルト行動を昭恵が証言
18 入管法改正をケント・ギルバートが批判
19 順天堂大はコミュ力高い女子減点、柴山文科相が東京医大の差別擁護
20 在日差別に怯え続けた芸能人の苦悩
1水道民営化が参院委員会で可決!安倍政権と水メジャーの癒着
2安倍政権の国会蹂躙がヤバすぎ! 議長が言論封殺、自民理事が暴力
3田崎に続き三浦瑠麗にも自民党から金
4THE MANZAIウーマン村本のもう一つの凄さ
5水道民営化法案が強行成立! 池上彰、石原良純も危険性を指摘
6 安倍首相が外国人実習生死亡の事実に「知らない」と無責任答弁
7 河野太郎の「次の質問どうぞ」はマスコミの弱腰が生んだ
8 入管法改正をケント・ギルバートが批判
9三浦瑠麗に自民党山口県連から54万円、田崎史郎にも計38万円
10 マクロンと安倍の金持ち優遇はそっくりなのに国民の反応は真逆
11麻生財務相が「人の税金」で“愛人のクラブ”に792万円!
12 沖縄・辺野古への土砂投入強行にアベ友企業が協力
13浦沢直樹が大阪万博誘致を「万博という発想、古くさい」と批判
14 水道民営化で自然災害が起きても復旧が困難に
15辺野古への土砂投入は“三文芝居”だ
16自民党が「護憲派を敵とみなしネガキャンせよ
17 順天堂大はコミュ力高い女子減点、柴山文科相が東京医大の差別擁護
18百田尚樹『殉愛』裁判で晒した嘘と醜態
19秋篠宮が「大嘗祭」には秘密の儀式が
20維新が国会と野党の抵抗を「税金の無駄」

人気連載

アベを倒したい!

アベを倒したい!

室井佑月

ブラ弁は見た!

ブラ弁は見た!

ブラック企業被害対策弁護団

ニッポン抑圧と腐敗の現場

ニッポン抑圧と腐敗の現場

横田 一

メディア定点観測

メディア定点観測

編集部

ネット右翼の15年

ネット右翼の15年

野間易通

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

政治からテレビを守れ!

政治からテレビを守れ!

水島宏明

「売れてる本」の取扱説明書

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄