嵐の元側近スタッフが暴露本で明かしたジャニーズの「恐ろしい掟」、そしてSMAP問題の本質

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 宗教の話はNGというのは他の事務所でも禁じていることはあるが、「ペットの話はしない」って、そりゃなんで?と首をひねった人も多いだろう。そのNG理由は〈メディアに出てしまうことで愛犬などが危険な目にあう事態が考えられるから〉というが、いくらなんでもやりすぎではないか。

 この、あまりに些細なものが多すぎて閉口してしまう“ジャニーズの掟”だが、じつはこの馬鹿馬鹿しいNG事項をことごとく打ち破ったのが、SMAPだ。

 まず、ペットの話にしても、暴露本では堂本剛が愛犬の話をしはじめて解禁されたと書いているが、最初に愛犬自慢をはじめたのは木村拓哉。1997年に『笑っていいとも!』(フジテレビ)の「テレフォンショッキング」に出演した木村は、ラブラドールレトリバーの愛犬・ボニータの話でタモリと盛り上がり、さらに2003年に発売したフォトエッセイ『開放区』(集英社)では、ボニータとともに丘に立つ木村の写真が表紙に採用されている(ちなみに現在は閉店したが、木村の母が経営していたイタリアンレストランの店名も「ボニータ」だった)。

 また、〈雑誌やテレビで何か食べるところを見せるのは基本的にNG〉というのも、『SMAP×SMAP』(フジテレビ)の「ビストロSMAP」が掟を破る。事実、第一回放送(96年4月15日)のゲストは女優の故・大原麗子だったが、当時は最後に全員で試食というスタイルで、中居正広が“本気食い”を見せて「おかわり!」を連発していた。

 同様に、〈基本、私服撮影はNG〉〈公の場に家族を出すのはNG〉なども、中居はお構いなし。そもそも“私服がダサい”というアイドルにはマイナスでしかない噂を本人が逆手にとり、ダサさを自分のキャラクターにまで押し上げるというアイドルの掟破りを決行。ついには『私服だらけの中居正広増刊号〜輝いて〜』(扶桑社)という私服写真集を計4冊も出版してしまった。そして、中居の父・正志さんは『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ)に“中居には内緒で”という設定で出演、タレントの肉親がテレビに出演するのはジャニーズにとって初の事例に。その後も正志さんは数々のバラエティ番組に出演し、残念ながら昨年2月に逝去したが、闘病中は松本人志や笑福亭鶴瓶、タモリらが見舞いに駆けつけたという。

 そのほかにも、〈事務所が管理できない本人主導のクリエーティブは表に出さない〉というのも、香取慎吾の趣味であるイラストや自作オブジェを掲載した画集『しんごのいたずら』(ワニブックス、98年)が破っており、〈政治の話はしない〉という点も、中居はテレビでも果敢に安保反対デモを行う若者を評価したり、憲法9条の大切さを語るなど、政治の話題に萎縮する芸能界にあって積極的に発言している。

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