>  >  > タイマーズ再び!清志郎のメッセージ

タイマーズ再び!「音楽に政治をもちこむな」論が跋扈する今こそ振り返りたい、忌野清志郎の遺したメッセージ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
THETIMERS_161218.jpg
ユニバーサルミュージックジャパン公式サイトTHE TIMERSページより


 音楽に政治をもちこむな──今年の初夏、「FUJI ROCK FESTIVAL’16」に奥田愛基氏の出演がアナウンスされたことをきっかけに、こんなバカげた意見がネットを席巻したのは記憶に新しい。当サイトでは、フジロック、そして、ポップカルチャーとしての音楽の歴史を振り返りながら、それがいかに的外れな意見かを解説した記事を配信した(http://lite-ra.com/2016/06/post-2357.html)。

 ポップミュージックをめぐる言説がこんなにも貧困になってしまった昨今だが、そんななか、1980年代の終わりに突如登場したあるバンドが再評価を受け、人気が再燃しているという。

 そのバンドとは、RCサクセションの忌野清志郎が率いていた覆面バンド、ザ・タイマーズ(本人はあくまで「似た人物」であると主張し、自分が忌野清志郎であるとは認めていない)。法被にニッカボッカ、さらに学生運動の若者が被っていたようなヘルメットに身を包み、そして、その歌詞は徹底的に「大人」を皮肉るような内容のものばかり。作品内容については詳しく後述するが、バンド名の「タイマーズ」からして、「タイマー」は「大麻」とかけたものであり、当時30代後半に差し掛かっていた清志郎による、「良識的な大人」「日和見な大人」に対する闘争宣言とも呼べるものだった。

 先月23日、そんなタイマーズが89年にリリースした1枚目のアルバム『THE TIMERS』が蔵出し音源や秘蔵映像を追加して再発された。この再発盤はオリコン週間CDアルバムランキングで初登場14位を記録。秘蔵映像には、ゲリラ出演したライブで観客があまりにも熱狂し過ぎてしまい一時演奏の中断を余儀なくされるシーンなども収録されており、タイマーズが当時のリスナーからいかに支持されていたかを生々しく感じることができる。

 タイマーズというメチャメチャなグループができたきっかけは、清志郎がRCサクセションの活動のなかで表現内容をめぐりレコード会社と対立したことだった。

 88年、反核・反原発のメッセージソング「ラヴ・ミー・テンダー/サマータイム・ブルース」が発売中止となる。同曲は痛烈な社会風刺の歌詞が満載の過激な作品ではあったが、レコード倫理審査会の審査も通過し、シングルは6月25日、同曲を収録したアルバム『COVERS』は広島原爆投下の日8月6日発売で決定していた。

リテラのSNS

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

新着芸能・エンタメスキャンダルマンガ・アニメビジネス社会カルチャーくらし教養

人気記事ランキング

総合
いいね! 数
1 安倍政権が“国策映画”計画へ
2 MBAは役に立たない!おサムい実情
3 橋下がトランプ擁護“メディアは打ち首”
4 室井佑月が金子勝と安倍政権批判(後)
5 安倍の慰安婦少女像への強行姿勢の裏
6 室井佑月が金子勝と安倍政権批判(前)
7 たけしがキムタクとジャニーズを批判!
8 嵐の暴露本第二弾に、櫻井、松潤
9 嵐の元側近が明かすジャニーズの掟
10 松潤と井上真央の結婚が白紙に!
11 マツコ・デラックスが安倍への毒を連発
12 説教男・坂上忍のひどすぎるキチク過去
13 本能寺の変を光秀の子孫が解読!
14 SMAPの寂しすぎる最後は仕方ない!
15 ドラえもんが原因?藤子不二雄解散の真相
16 関東連合元幹部がIT長者の素顔を暴露
17 政権が原発被害隠しにDASH村利用
18 百田尚樹の「改憲PR映画」がトンデモ!
19 浅田舞が真央との不仲は母のせいと告白
20 講談社社員「進撃の巨人」報道の是非
PR
PR
1室井佑月が金子勝と安倍政権批判(後)
2黒柳徹子が琉球新報に平和メッセージ
3芸能人「よく言った」5位〜2位、大賞
4安倍政権御用ジャーナリスト大賞
5室井佑月が金子勝と安倍政権批判(前)
6安倍の共謀罪法案強行の裏に危険な意図
7トランプのマスコミ排除は日本でも
9原発ムラが新潟県知事にネガキャン!
10デマ垂れ流し『ニュース女子』とDHC
11SUGIZOが難民問題で勇気ある発言
12メリルストリープの指摘は日本のことだ
13慰安婦少女像は反日の象徴ではなかった
14安倍政権が国民を騙す「偽装改憲計画」
15『日本会議の研究』出版禁止の不当性!
16政権が原発被害隠しにDASH村利用
17安倍政権が“国策映画”計画へ
18差別主義者のヘイト発言を振り返る!
19安倍の慰安婦少女像への強行姿勢の裏
20野党が勝てないのは経済政策のせいだ
PR
PR

カテゴリ別ランキング


人気連載

政治からテレビを守れ!

水島宏明

テレ朝とNHKの"失態"につけこむ安倍政権とほくそえむ籾井会長

政治からテレビを守れ!

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄

"体育会系相田みつを"松岡修造は本当に「ブレない男」なのか? 年を追うごとに変わっていく修造語録を読み解く

「売れてる本」の取扱説明書

ネット右翼の15年

野間易通

高市早苗はいかにして"ネオナチ"と出会ったか

ネット右翼の15年

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

戦争を放棄せよ! 軍事力がなくても侵略と闘う方法はある、自由のために闘える!

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」