加川良追悼! 教育勅語復活のいまこそ思い出せ、国のために命を捨てることのばかばかしさを歌った「教訓Ⅰ」

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷
kagawaryo_01_170408.jpg
加川良公式ホームページ「TWINS Ryo Web」より


「教訓I」、「こがらし・えれじぃ」、「親愛なるQに捧ぐ」、「下宿屋」などの楽曲で知られるフォークシンガーの加川良が、今月5日、急性骨髄性白血病のため亡くなったと報じられた。69歳だった。

 加川良は、高田渡、岩井宏、岡林信康、高石ともや、遠藤賢司、ザ・フォーク・クルセダーズ、中川五郎らとともに1970年代のフォークブームを牽引した人物。作詞に困った吉田拓郎が、加川と思しき男性が恋人に宛てたと思われる手紙の文面をそのまま歌詞にした「加川良からの手紙」の人物としてもよく知られている(この「加川良からの手紙」の制作過程には諸説ある)。

 そんな彼の一番の代表曲は、なんといっても、1971年に発表された「教訓I」だろう。この曲は〈青くなってしりごみなさい にげなさい かくれなさい〉というサビのフレーズを繰り返しながら、「国のために命をすてる」という美学のくだらなさをこう暴いていく。

〈命はひとつ 人生は1回だから命をすてないようにネ あわてると ついフラフラと御国のためなのと言われるとネ〉
〈御国は俺達死んだとてずっと後まで残りますよネ 失礼しましたで終るだけ 命のスペアはありませんよ〉
〈死んで神様と言われるよりも 生きてバカだと言われましょうよネ きれいごと並べられた時も この命をすてないようにネ〉

 45年近く前につくられた歌ではあるが、「教訓I」はまさにいまこそ再び聴かれるべき歌である。

「国に危機が迫ったなら忠誠心を発揮してその身命を捧げ、それによって、永遠に続く天皇様の勢威を支えよ」といった意味合いの〈一旦緩急アレハ義勇公ニ奉シ以テ天壌無窮ノ皇運ヲ扶翼スヘシ〉なる文言が入った教育勅語を安倍政権およびその支持者たちは熱狂的に支持し、あろうことか、7日の衆院内閣委員会では義家弘介文部科学副大臣が、教育現場の朝礼などで子どもたちが教育勅語を朗読することについて、「教育基本法に反しない限りは問題のない行為であろうと思います」などと答弁した。この考え方が太平洋戦争の悲劇を生んだ歴史は見なかったことにして、彼らはこの極右思想を教育現場に復活させようとしている。

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

新着芸能・エンタメスキャンダルマンガ・アニメビジネス社会カルチャーくらし教養

加川良追悼! 教育勅語復活のいまこそ思い出せ、国のために命を捨てることのばかばかしさを歌った「教訓Ⅰ」のページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。教育勅語新田 樹の記事ならリテラへ。

人気記事ランキング

総合
いいね! 数
1 林芳正文科相がキャバヨガ通い、官邸は?
2 昭恵夫人がヘイト運動家にメッセージ
3 下村博文がセクハラ被害記者に「犯罪」攻撃
4 宮崎駿が『永遠の0』を酷評
5 羽生結弦パレードに和田政宗ら右派勢力が
6 「安倍はトランプに捨てられた」と海外で酷評
7 キムタク・マツコ共演の裏で中居が…
8 元家族会の蓮池透が「安倍は嘘つき」
9 財務省の矢野官房長がテレ朝に圧力
10 たけし独立に沈黙の文春に林真理子が「忖度か」
11 財務省・福田次官のセクハラ否定がヒドい
12 柳瀬秘書官が「安倍命の官邸についていけない」
13 長尾敬、杉田水脈…安倍チルがセクハラ暴言
14 AKB48「Teacher Teacher」に批判の声 
15 安倍の嘘つきは小学生時代からだった
16 セクハラ被害のテレ朝記者に卑劣個人攻撃
17 松本人志『ドキュメンタル』のセクハラ
18 日本会議から勧誘の電話!会話を公開
19 セクハラかばう麻生財相の女性蔑視発言
20 首相案件文書に安倍首相と加計理事長の相談が
1セクハラかばう麻生財相の女性蔑視発言
2林芳正文科相がキャバヨガ通い、官邸は?
3羽生結弦パレードに和田政宗ら右派勢力が
4首相案件文書に安倍首相と加計理事長の相談が
5安倍首相が大阪でやらせ応援プラカード
6村田諒太が安倍政権の国民栄誉賞に異論
7柳瀬秘書官が「安倍命の官邸についていけない」
8「安倍はやめろ」抗議デモが国会前を埋め尽くした
9加計獣医学部講義で小川榮太郎のデマ本が
10財務省の矢野官房長がテレ朝に圧力
11柳瀬秘書官、安倍、加計が一緒にゴルフ
12下村博文がセクハラ被害記者に「犯罪」攻撃
13「安倍はトランプに捨てられた」と海外で酷評
14財務省・福田次官のセクハラ否定がヒドい
15長尾敬、杉田水脈…安倍チルがセクハラ暴言
16柳家小三治「総理いつまでやってんだ」
17田崎史郎が「僕“でさえ”会ってると思う」
18上念司もケントと同様、加計の客員教授
19セクハラ被害のテレ朝記者に卑劣個人攻撃
20高畑勲監督が「日本の侵略戦争」を問うた幻の映画企画