SEALDs奥田愛基が古市憲寿との対談で本質をグサリ!「“どっちもどっち”論じゃ拮抗状態にすらならない」

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷
okudaaki_160309.jpg
「クイック・ジャパン」(太田出版)vol.124

 リニューアルした「クイック・ジャパン」(太田出版)が話題になっている。新装刊第一弾となったvol.124の「ニュージェネレーション2016」と銘打たれた特集に、昨夏の安保法反対運動で一躍脚光を浴びたSEALDs・奥田愛基氏がフィーチャーされていたからだ。表紙には奥田氏の顔が大きく掲載され、ページをめくると、写真家・荒木経惟が撮り下ろしたグラビア、若手アーティスト・コムアイとの対談、さらには濃密な1万字のロングインタビュー……。

 しかし、筆者が注目したのはやはり、なんといっても、奥田氏と古市憲寿氏との対談だった。古市氏といえば、2010年代の「冷めた若者」の代表選手のような物言いで、メディアから引っ張りダコになっている若手社会学者。最近は自民党の稲田朋美政調会長はじめ安倍政権からも重用されており、いわば奥田氏とは真逆のような存在だ。

 しかも、この古市氏、議論のやり口がなかなかに狡猾。高みに立った冷笑的な態度で挑発したかと思うと、相手の意見にはまともに答えず、話をずらし、煙に巻いてしまう。

 今回の対談でも、古市氏はいきなり、奥田氏の印象について、こんな小馬鹿にしたような言葉を投げかけていた。

「なんか、会いにいけるアイドルみたいな感じなのかな」
「確かにおじいちゃんおばあちゃんは(奥田氏のことを)大好きだろうなと。若い子がデモしてくれて、しかもそれが自分たちの頃と同じような、安倍政権打倒とか、安保反対みたいな主張をしている」

 しかし、このタチの悪い若手論客のペースに奥田氏はまったく巻き込まれなかった。奥田氏らしくど直球で対抗し、逆に“古市的なるもの”の問題点を鋭く指摘して見せたのだ。

 まず、奥田氏は冒頭から、古市氏に対してこんな疑問をぶつける。

「『誰も戦争を教えてくれなかった』(2013年)にしても、若者は右傾化しているわけでもなければ、左傾化しているわけでもないっていう見方は本当にそうだなと。でも、そういったふうに、古市さんは自分の意見をあえて言わないスタンスを取りますよね。だから、本当のところはどう思ってるんだろうなというのは著作を読ませていただくたびに思うところで」

「自分の意見をあえて言わない」というのは古市氏の最大の特徴であり、もっとも狡猾な部分だが、奥田氏はいきなりそこを崩しにかかったのだ。

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

この記事に関する本・雑誌

新着芸能・エンタメスキャンダルマンガ・アニメビジネス社会カルチャーくらし教養

人気記事ランキング

総合
いいね! 数
1 文春の前次官証言で官邸vsマスコミ攻防
2 官邸が文科省前次官の実名証言ツブし
3 阿川佐和子結婚手記に不倫略奪婚は?
4 加計に利権独占させた安倍政権の手口
5 共謀罪強行採決もまだ希望はある!
6 松本人志が「冤罪あっても」共謀罪支持
7 『ゴジラ対ヘドラ』坂野監督の死を悼む
8 国連報告者から安倍に共謀罪批判文書
9 安倍が朝日の加計学園報道をテロ認定!
10 葵つかさが「松潤とは終わった」と
11 報ステ後藤謙次の安倍批判がキレキレ!
12 江角もハマった恐怖のママカースト
13 加計学園疑惑に決定打、安倍側近が圧力
14 室井佑月が共産党に「ネトサポつくれ」
15 共謀罪成立で横浜事件の恐怖が再び
16 加計学園総帥が「首相の後ろ盾ある」
17 村上春樹が「歴史修正主義と闘う」宣言
18 秋篠宮家の料理番がブラック告発
19 室井佑月が共産小池晃と安倍答弁を分析
20 玉川徹に自民議員が共謀罪の正体を
PR
PR
1報ステ後藤謙次の安倍批判がキレキレ!
2松本人志が「冤罪あっても」共謀罪支持
3『あさイチ』が基地に苦しむ沖縄を特集!
4共謀罪が衆院委員会で強行採決の暴挙
5加計学園「総理の意向」文書は本物!
6佐野元春が共謀罪反対「治安維持法だ」
7安倍が朝日の加計学園報道をテロ認定!
8加計学園疑惑に決定打、安倍側近が圧力
9 共謀罪に周防監督らも猛反対の声
10室井佑月が共産小池晃と安倍答弁を分析
11官邸が文科省前次官の実名証言ツブし
12加計に利権独占させた安倍政権の手口
13共謀罪強行採決もまだ希望はある!
14室井佑月が共産党に「ネトサポつくれ」
16ガンダム“生みの親”が安倍首相批判!
17文科省前次官の醜聞はやはり官邸の謀略
18国連報告者から安倍に共謀罪批判文書
19水木しげるが50年前に書いた文章が発掘
20安倍の改憲で高等教育無償化はまやかし
PR
PR

人気連載

アベを倒したい!

室井佑月

室井佑月が斎藤貴男と「共謀罪」を徹底批判!「安倍政権に逆らう人が片っ端から逮捕される」

アベを倒したい!

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄

"体育会系相田みつを"松岡修造は本当に「ブレない男」なのか? 年を追うごとに変わっていく修造語録を読み解く

「売れてる本」の取扱説明書

ネット右翼の15年

野間易通

高市早苗はいかにして"ネオナチ"と出会ったか

ネット右翼の15年

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

戦争を放棄せよ! 軍事力がなくても侵略と闘う方法はある、自由のために闘える!

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」