SMAP報道の舞台裏を改めて検証!芸能記者匿名座談会(中)

スポーツ紙はSMAP報道でいかにジャニーズの大本営発表を垂れ流し続けたか! その嘘と情報操作を検証する

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●スポニチはメリー氏がネタ元? 報知は誤報連発

A でも、一方のスポニチがバーニングやケイダッシュをネタ元にしていたというのはありえないだろう。第一報はそうだったかもしれないが、その後もケイダッシュの情報に乗っていたら、飯島マネや中居にあんなに厳しいことを書くはずがない。さっきも言ったけど、スポニチは、ニッカンよりも飯島、中居に厳しかったからね。

C 途中からスポニチには広報とは別ルートでジャニーズの情報源が現れたんじゃないかと言われているね。他でもない“女帝”メリー喜多川副社長なんだが。ベテラン記者のところに突然、電話をかけてきて、飯島氏と中居の悪口を言いまくっていたと聞いたけど。

A たしかに、今回に限らず、メリーさんの“恐怖の電話”話はよく聞くよね。気に入らない報道があったり、書かせたいことがあると、知り合いの記者に突然、電話をかけてきて、一方的にしゃべりまくる。スポーツ紙だけじゃなくて、週刊誌記者や芸能レポーター、あと、編集部に菓子折りを持って現れることもあったらしい。残念ながら、うちの社には、その電話を取った人間はいないが。

C いずれにしても、スポニチがメリー氏とつながっていたのは間違いないだろう。スポニチは1月18日、「謝罪なし」という見出しで、芸能界の重鎮が仲裁し、4人に対してメリー氏に謝罪するよう言ったが、4人は謝罪していないと報道した。でもこれ、その後に出た「週刊新潮」(新潮社/1月28日号)のインタビューで、メリー氏が話していたこととまったく同じ話だからね。

B ようするに、ニッカンとスポニチは同じジャニーズでも温度差が大きく違うネタ元を持っていたため、それが記事に反映された、ということか。事務所経由の“正式ルート”だったニッカンは抑制が効いていたが、一方の“メリールート”のスポニチは怒りが紙面に表れていた、と(笑)。

──他のスポーツ報知やサンケイスポーツの名前はあまり出てきませんが、どうだったんですか。

A はっきり言って、完全に出遅れていたよね。ニッカンとスポニチを追いかけたくても、ジャニーズがまともに取材に応じてくれないので、頭を抱えていた。方向性も定まっていなくて、スポーツ報知なんて、14日の段階では、飯島マネージャーのことを評価する記事を書いて、ジャニーズ側にクレームを入れられたらしい。

C 報知はその後、メリー氏の娘である藤島ジュリー景子副社長に近い情報源を確保したみたいで、翌日以降一転、事務所の態度が硬化していることを報じるなど、ジュリー寄りの記事を連発していたね。

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