作家・島田雅彦が安倍批判小説を発表!「安倍自民はルペンやネオナチと同じ極右」との批判も

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷
shimadamasahiko_01_151107.jpg
「Amazon.co.jp」島田雅彦:著者略歴ページより


 今年2月、芥川賞作家の田中慎弥氏が安倍晋三首相をモデルにしたディストピア小説『宰相A』(新潮社)を発刊、話題となったが、今度はあの大物作家が安倍首相をモデルに小説を発表したと注目を集めている。

 その小説のタイトルは、『虚人の星』(講談社)。主人公は中国のスパイとさせられた多重人格者の外交官なのだが、そこに、暴走する世襲総理・松平定男が絡むというストーリーだ。執筆したのは、現在、芥川賞の選考委員を務め、安保法制にも反対を表明している作家・島田雅彦氏である。

 3代にわたる政治一家の生まれで、血筋のよさだけで選ばれた総理大臣──そう言われるとたしかに安倍首相の顔が浮かんでくるが、島田氏が同作とほぼ同時に発売した『優しいサヨクの復活』(PHP)の記述によると、小説は〈第二次安倍政権の暴走を横目で見ながら〉執筆したものの、〈(作中の総理は)安倍晋三に似ていなくもないが、安倍自身がコントの類型化された人物のようで、風刺の対象にすらならなかった〉とのこと。

 というよりも、この小説内で松平首相が発表する「談話」は、島田氏からの〈現政権へのアンチテーゼ、現政権の安全保障政策への代案〉なのである。

 その「談話」の中身とは、まず、敗戦後ずっとアメリカに占領され、奉仕してきた対米従属から日本が脱却することが明言される。そして、アジアへの植民地支配・侵略の謝罪とともに、〈アジア諸国共通の歴史観の構築を努力〉することが語られ、領土問題、とりわけ尖閣諸島については〈日中合意の下、領有権問題を再度、棚上げすること〉を提案し、〈両国が互いに軍事衝突を避ける努力をすることを確認した上で解決に向けた多様で、柔軟な可能性を探る〉ことが指し示される。

 さらに日米安保については、〈沖縄の米軍基地のグアム移転〉の推進を述べ、〈アジア太平洋地域の安全保障は日米安保体制を維持するだけでは不十分〉とし、〈日中平和友好条約を安全保障上の連携にまで発展させることも考慮し、同時に中国の軍備拡張に不安を抱えるアジア諸国と連携も強化し、理性的なアジア共同体構築に向けた外交努力を続けてゆく〉ことを表明するのだ。

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

この記事に関する本・雑誌

虚人の星

新着芸能・エンタメスキャンダルマンガ・アニメビジネス社会カルチャーくらし教養

作家・島田雅彦が安倍批判小説を発表!「安倍自民はルペンやネオナチと同じ極右」との批判ものページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。文学水井多賀子の記事ならリテラへ。

人気記事ランキング

総合
いいね! 数
1 綾瀬はるかが毒ガス製造の元兵士を取材
2 Nスペ731部隊検証にネトウヨ錯乱!
3 ウーマン村本こそ“最強反戦芸人”だ!
4 テレ朝が萩生田に全面謝罪した背景
5 イノッチが夫婦別姓反対派を一蹴!
6 『永遠の0』は恐い!元特攻要員が批判
7 『朝生』で百田尚樹が徹底論破され大恥
8 葵つかさが「松潤とは終わった」と
9 幹部から新人までほとんどが商売右翼
10 ネトウヨ高須院長に息子が苦言!
11 ローラが所属プロと奴隷契約トラブルも
12 水木しげるが描いた慰安婦「地獄だ」
13 トランプ的どっちもどっち論横行の日本
14 寂聴「憲法を汚した安倍は世界の恥」
15 グッディ!土田マジギレ真の原因
16 高橋洋一ら安倍応援団が特区ビジネス
17 吉川晃司が安倍の核禁止条約拒否を批判
18 久米宏、さんま、村本も東京五輪批判
19 市原悦子が語る戦争と安倍政権への怒り
20 有働由美子を勇気づけた山口智子の言葉
1吉川晃司が安倍の核禁止条約拒否を批判
2ウーマン村本こそ“最強反戦芸人”だ!
3有森裕子が東京五輪の現状を批判
4 Nスペ731部隊検証にネトウヨ錯乱!
5菅官房長官が壊れ始めた!トンデモ会見
6加計幹部が官邸訪問、安倍と下村が
7森友新証拠!佐川の虚偽答弁が明らかに
8久米宏、さんま、村本も東京五輪批判
9安倍改造内閣はハレンチ閣僚だらけ!
10市原悦子が語る戦争と安倍政権への怒り
11長崎のメッセージも安倍には届かず!
12安倍応援団が発狂状態でメディア攻撃
13テレ朝が萩生田に全面謝罪した背景
14安倍は原爆の日も核兵器禁止条約を黙殺
15グアム北ミサイルは存立危機事態でない
16獣医学の重鎮が加計と安倍首相を一刀両断
17仲代達矢と桂歌丸が語った戦争体験
18手塚治虫が描いた戦争をいま読み直す
19閉会中審査、小野寺防衛相も隠蔽体質
20極右丸出し”日本ファースト”は小池命名
PR
PR 飲むだけで女性のカラダの悩みを解消!?

人気連載

アベを倒したい!

室井佑月

室井佑月が斎藤貴男と「共謀罪」を徹底批判!「安倍政権に逆らう人が片っ端から逮捕される」

アベを倒したい!

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄

"体育会系相田みつを"松岡修造は本当に「ブレない男」なのか? 年を追うごとに変わっていく修造語録を読み解く

「売れてる本」の取扱説明書

ネット右翼の15年

野間易通

高市早苗はいかにして"ネオナチ"と出会ったか

ネット右翼の15年

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

戦争を放棄せよ! 軍事力がなくても侵略と闘う方法はある、自由のために闘える!

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」