貧困に耐えかね「ウリ専」に走るノンケ男性が急増中? 知られざるゲイ向け風俗の世界

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷
takarajima_01_150712.jpg
「宝島」(宝島社)15年8月号

 威勢のよかったアベノミクスはどこへやら。庶民の生活は楽になるどころか、苦しくなっていく一方である。
 
 そんな厳しい経済状況のなか、「宝島」(宝島社)2015年8月号に驚くべきレポートが掲載された。なんと、窮乏に耐えかねて、“男性が男性に性的サービスを提供する”、いわゆる“ウリ専”ビジネスに足を踏み入れる人が増えているらしい。

 さらに驚くべきことに、ゲイではなく、“ノンケ”(ゲイでもバイセクシャルでもない、女性が好きな男性)が、ウリ専ビジネスに流れているというのだ。

 男で手っ取り早く金を稼ごうと思ったら、お水の世界だと、“ホスト”か“ウリ”になる。しかし、ホストは上下関係も厳しいし、お客さんとのメールは四六時中応じなくてはいけない。その点、ウリ専であれば、週1日1時間だけのシフトを組むことも可能。時間的な拘束が少ない。なので、昼は一般の仕事を続けながら兼業することも容易となる。それが、ノンケの男たちをウリ専の世界に誘っている大きな要因なのだそうだ。

 終わりのない不況の煽りを受け注目度を増す“ウリ専”とはどんな世界なのか? 実際にウリ専として働く“ボーイ”たちのインタビューを通し、その知られざる世界をまとめた、松倉すみ歩『ウリ専!♂が♂にカラダを売る仕事』(英知出版)を紐解きながら見てみたい。

 まず、ウリ専の店だが、日本最大のゲイタウン・新宿二丁目ではなく、意外にも“高田馬場”が熱いスポットらしい。ウリ専の店はプレイ用として、マンションに専用の部屋をもっていることが多いが、学生街である高田馬場だと部屋数も多く簡単に部屋を押さえられる。また、ゲイの街としてあまりにも有名になってしまった新宿二丁目だとお客さんも通いにくいが高田馬場なら怪しまれることなく通うことができる。以上の2点がその理由という。

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

この記事に関する本・雑誌

宝島 2015年8月号

  • 楽天ブックスの詳細ページへ
  • Yahoo! ショッピングの詳細ページへ
  • セブンネットショッピングの詳細ページへ

新着芸能・エンタメスキャンダルビジネス社会カルチャーくらし

貧困に耐えかね「ウリ専」に走るノンケ男性が急増中? 知られざるゲイ向け風俗の世界のページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。水商売田中 教貧困の記事ならリテラへ。

マガジン9

人気連載

アベを倒したい!

アベを倒したい!

室井佑月

ブラ弁は見た!

ブラ弁は見た!

ブラック企業被害対策弁護団

ニッポン抑圧と腐敗の現場

ニッポン抑圧と腐敗の現場

横田 一

メディア定点観測

メディア定点観測

編集部

ネット右翼の15年

ネット右翼の15年

野間易通

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

政治からテレビを守れ!

政治からテレビを守れ!

水島宏明

「売れてる本」の取扱説明書

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄