『マッサン』苦戦を招いた怖すぎピン子、“死に芸”で視聴率復活なるか?

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“鬼姑”亀山早苗役を務める泉ピン子(NHK連続テレビ小説『マッサン』番組HPより)


 視聴率の低下から「朝ドラ爆走の息の根をとめる作品になるのか!?」と注目を浴びているNHK連続テレビ小説『マッサン』。だが、ここにきて視聴率が復調。15〜20日放送分の第12週では、5週間ぶりに平均視聴率20%の大台を取り戻した。

 しかし、テレビ業界関係者のあいだでは「正念場は年明けの放送にかかっている」という見方が広がっている。というのも、本日スタートの1月5日〜10日放送分は、あの泉ピン子がメイン級で再登場するから。じつは、『マッサン』の視聴率が下落したのは、ピン子に原因があるのではないか?と見る向きがあるのだ。

 最初にピン子が登場したのは、スタートの第1週。この時点では数字も高く、順調な滑り出しと思われていた。が、再びピン子が登場した第8週で視聴率は下向きに。はじめて平均20%台を割ってしまったのだ。これが『あまちゃん』から前作『花子とアン』までつづいていた“平均20%以上”という朝ドラの記録が破れてしまった週となった。

 そもそも、第1週からピン子を“不安視”する声はあがっていた。ピン子の役どころは、ひとり息子の政春(玉山鉄二)の母親で、息子が連れ帰った妻・エリーに「外国人の嫁は絶対認めまへん」「出てってつかあさい!」と声を荒げる鬼姑。超がつくほどピン子のハマリ役なのだが、逆にハマりすぎて朝からドン引きする視聴者が続出し、「陰鬱な気分になる」「観ているのがツライ」という意見がネット上にも殺到していた。こうした視聴者が、ピン子再登場の第8週を敬遠し、結果として視聴率低下を招いたのでは……というのだ。

 NHKとしても、これは大きな誤算だっただろう。『マッサン』の制作はNHK大阪(BK)だが、同じくBK制作だった『ごちそうさん』では、キムラ緑子が小姑としてヒロインの杏に行ったイビリが大ウケ。ピン子も「やっぱり(撮影に)入るときに緑子には負けないぞと思いましたよ」と発言しているように、キムラのイビリ芸を多分に意識していたはずだ。

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