保険会社の社員が自分では入らない保険、自分でも入っている保険

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷
hoken_140714.jpg
『保険外交員も実は知らない生保の話』(日経プレミアシリーズ)

「いざ」というときのために入っておきたい、とされる生命保険や医療保険。だが、実際に保険をセールスする保険外交員はどういった保険に入っているのだろうか。

「セミナーに参加された方などから『後田さんが入っている保険は何ですか?』と質問されることがあります。私はいま、民間の保険には何も加入していません」

 と書くのは、保険コンサルタントの後田亨氏。生命保険会社に営業職として10年間在籍していた経験などをもとに、生命保険会社の儲けのカラクリを明らかにし、その商品や広告に疑問を呈している後田氏の新刊は『保険外交員も実は知らない生保の話』(日経プレミアシリーズ)だ。

 生命保険協会の「年次統計」によると、最新の平成24年度の保険料収入は約37兆円。国の所得税、法人税、消費税収の合計40兆円に迫るいきおいだ。しかし、加入者の多くは商品を詳しくわからないままに、保険を「不安」や「安心」といったCMや保険外交員のセールストークに煽られて加入する。本来考えるべき経済合理性や、自分の人生設計にふさわしいかどうかは置き去りにされているのが実情だ。

 たとえば、外貨建て終身保険の場合はその運用益が為替で調整されて消え去ってしまうケースが多いし、変額終身保険も景気が好転しないかぎりは利益が出ない。……さらにもっと問題な保険がある。入院を前提に支払われる民間の医療保険だ

「たとえば、保険に精通している保険会社の人たちは、消費者の関心が高い『医療保険』に入りたがりません。『入院日額5000円プランでは2週間入院しても7万円。健康保険には「高額療養費制度」があり、一般的な収入の現役世代では1カ月に数十万円の医療費がかかっても、自己負担額は9万円程度だ。だったら、入院への備えは保険より貯蓄の方がふさわしい』と判断しているわけです。

 最近も、ある保険会社の上層部の人にお会いした際、『医療保険は健康保険に加入していたら不要な商品だと思う。でも売れるから(取り扱いをやめるわけにもいかず)しょうがない』と言われたことがあるくらい」「私が会社員だったら健康保険の保険料を給料から引かれた上で、さらに民間の『医療保険』への加入を検討する気にはなれませんし、現在の自分の立場でも、入院等への備えとしては保険商品の利用より貯蓄を優先しています」(同書より)

 ただ、最近まで後田氏もアフラックの「三大疾病終身保険」に加入していたという。

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

この記事に関する本・雑誌

日経プレミア 保険外交員も実は知らない生保の話 (日経プレミアシリーズ)

新着芸能・エンタメスキャンダルマンガ・アニメビジネス社会カルチャーくらし教養

保険会社の社員が自分では入らない保険、自分でも入っている保険のページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。保険秘密の記事ならリテラへ。

人気記事ランキング

総合
いいね! 数
1 長渕剛が安倍政権を批判する新曲を発表
2 トランプ差別発言に有本香と玉川徹が
3 『永遠の0』は恐い!元特攻要員が批判
4 Nスペ731部隊検証にネトウヨ錯乱!
5 ウーマン村本こそ“最強反戦芸人”だ!
6 吉永小百合が「9条は変えさせない」
7 トランプ的どっちもどっち論横行の日本
8 日本の外務省が文大統領と同様の発言
9 葵つかさが「松潤とは終わった」と
10 綾瀬はるかが毒ガス製造の元兵士を取材
11 ネトウヨ高須院長に息子が苦言!
12 テレ朝が萩生田に全面謝罪した背景
13 欅坂46平手欠席の背景にブラック労働
14 寂聴「憲法を汚した安倍は世界の恥」
15 幹部から新人までほとんどが商売右翼
16 『朝生』で百田尚樹が徹底論破され大恥
17 水木しげるが描いた慰安婦「地獄だ」
18 イノッチが夫婦別姓反対派を一蹴!
19 グッディ!土田マジギレ真の原因
20 ローラが所属プロと奴隷契約トラブルも
1吉川晃司が安倍の核禁止条約拒否を批判
2長渕剛が安倍政権を批判する新曲を発表
3加計幹部が官邸訪問、安倍と下村が
4久米宏、さんま、村本も東京五輪批判
5綾瀬はるかが毒ガス製造の元兵士を取材
6テレ朝が萩生田に全面謝罪した背景
7高橋洋一ら安倍応援団が特区ビジネス
8市原悦子が語る戦争と安倍政権への怒り
9長崎のメッセージも安倍には届かず!
10安倍応援団が発狂状態でメディア攻撃
11グアム北ミサイルは存立危機事態でない
12仲代達矢と桂歌丸が語った戦争体験
13手塚治虫が描いた戦争をいま読み直す
14閉会中審査、小野寺防衛相も隠蔽体質
15寂聴「憲法を汚した安倍は世界の恥」
16幹部から新人までほとんどが商売右翼
17極右丸出し”日本ファースト”は小池命名
18ネトウヨが『ひるおび』を勘違い攻撃
19安倍の「人づくり」名称のルーツは?
20岸田『ひるおび!』出演にネトウヨが
PR
PR 飲むだけで女性のカラダの悩みを解消!?

人気連載

アベを倒したい!

室井佑月

室井佑月が斎藤貴男と「共謀罪」を徹底批判!「安倍政権に逆らう人が片っ端から逮捕される」

アベを倒したい!

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄

"体育会系相田みつを"松岡修造は本当に「ブレない男」なのか? 年を追うごとに変わっていく修造語録を読み解く

「売れてる本」の取扱説明書

ネット右翼の15年

野間易通

高市早苗はいかにして"ネオナチ"と出会ったか

ネット右翼の15年

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

戦争を放棄せよ! 軍事力がなくても侵略と闘う方法はある、自由のために闘える!

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」