『サンジャポ』でホリエモン、デーブ、西川史子がローラを「不勉強」「操られている」と攻撃! 不勉強はお前らだ

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12月23日放送『サンデー・ジャポン』(TBS)より


 辺野古の新基地建設工事の一時中止を求める署名を呼びかけたローラに対するバッシングが止まらないなか、本日放送の『サンデー・ジャポン』(TBS)でもこの問題が取り上げられた。だがやはりここでも、ローラへの批判が飛び出した。

『サンジャポ』では、最初の話題としてローラの署名問題を取り上げたが、まず口火を切ったのは、デーブ・スペクターだ。

 デーブは19日にTwitterで〈ローラのキャラ設定は迷走中〉と投稿していたのだが、デーブはまずローラのことを「どこに住んでいるのかわからない、何になりたいのかわからない。結局仕事はCMタレント」だとした上で、「リスクの高い発言はすべきかどうか」と指摘。こうつづけた。

「タレントが政治的発言をすべきかどうかという議論はありますけども、議論自体は古いと思うんですけども、ローラの立場を考えると必然性を感じない。そして辺野古の場合は、エコとか良いと思うんですよ。だけど、辺野古の場合は、じゃあ代案はどうなの、工事止めてそのあとどうするの、普天間の返還どうなるんですか、まったくないんですよ」

 その上、デーブは「ローラのインスタは英語が完璧すぎる」と言い出し、SNSでの発信においてローラが「チームを組んで」おり、それで「感化されている」可能性があると示唆。「アメリカで考え方が変わることはあるが、そこまで普通いかない」などと述べた。

「CMタレントがリスクの高い政治的発言をするのはよくない」って、まるで金勘定にしか興味がない芸能プロダクションの経営者のような発言だが、言うに事欠いてもち出したのが、「対案を出せ」「普天間は返還されなくていいのか」論と、“誰かに操られているに違いない”という陰謀論……。さながらケント・ギルバートの後を追うようなネトウヨ脳を開陳したのである。

 だが、こうしてローラを非難したのは、デーブだけではなかった。さらに輪を掛けてローラの行動を批判したのは、西川史子と堀江貴文だ。

 西川は、デーブと同様にこう主張した。

「沖縄の問題って環境問題だけではないですから、やっぱり普天間どうするの、これからどうするのっていう、そこの話まで考えて言っているんであればいいと思います。でも、ただ『沖縄の海をきれいに』ってそれは政治家だって誰だって思いますよ。みんな思うことですよ。だけどそうじゃなくて、こうしたらいいんじゃないですか? ってところまであるんだったら、やっぱり芸能人であろうが誰であろうが発言するのは自由だと思うんですよ」

 解決策がないなら発言するな──。しかも、この西川の意見にテリー伊藤が「辺野古の問題にかんして言ったことは勇気がある。そこが大事なわけで」と言うと、西川は「そんな勇気いらないですよ! おかしいですよ、それは!」と激昂。その後も「(ローラは)辺野古にかんして何も解決策言っていないですよ!」「辺野古の問題については、もっと勉強して、ちゃんと言うべきですよ!」と声を張り上げたのだ。

 これには爆笑問題の太田光が「(ローラが)勉強しているかしていないか、わからないよ」と突っ込んだが、西川はどうして決め付けるのだろう。たとえば、ローラはこれまでもプラスチックごみによる海洋汚染問題などについて発信をおこなってきたが、その投稿内容からはローラが関心をもってかなり情報を収集していることが伺える。

 そもそも“辺野古の海をきれいに”という呼びかけの、どこが不勉強だと言えるのか。新基地建設工事がおこなわれている辺野古沿岸域は、沖縄県の「自然環境の保全に関する指針」でもっとも厳正な保護をはかる区域とするランク1に指定されているエリアであり、そんな場所で環境破壊の工事を進めることに異議を唱えることは当然、正当性がある。

政府の言い分を鵜呑みにしてローラを攻撃するホリエモン、デーブ、西川史子こそ不勉強

 しかも、デーブや西川は「ローラは普天間をどうするのかを考えていない」などと言うが、本サイトの既報の通り(百田尚樹がローラを「牝ガエル」呼ばわり! 辺野古反対署名めぐり安倍応援団がデマと詐術だらけのローラ攻撃)、「辺野古反対なら普天間固定だ」というのは安倍政権が言いふらしている詐術にほかならず、政府は辺野古に新基地をつくったあとも普天間から基地をなくすとは約束すらしていない。現に、米政府は普天間返還に対して那覇空港の滑走路使用など8つの条件をつけており、昨年6月、当時の稲田朋美防衛相も「前提条件が整わなければ、(普天間)返還とはならない」と国会で答弁しているのである。

 さらに、政府は辺野古崎南側で土砂投入をはじめているが、当初、先に埋め立てを開始する予定だった大浦湾側には軟弱地盤があり、この改良工事をおこなわなければ基地は建設できない。実際、昨日には防衛省が大浦湾側の護岸工事を見送る方針であることが判明した。ようするに、地盤にかんする追加の調査結果もまだ出ていない上、設計変更が必至なのはあきらかな状態なのだが、こうした問題を無視して「対案出せ」「解決策がない」などと言うデーブや西川のほうこそ「不勉強」だ。

 しかし、このリアリストを気取りながら実際には「普天間ガー」という馬鹿のひとつ覚えしか言わない不勉強極まりないデーブや西川に、ホリエモンが追随。「政治的発言をするのは全然いいと思うんですよ。ただ、言った以上は、その発言に責任をもちましょうね、っていう話で、まあ影響力が結構あるじゃないですか。で、だいたい芸能人が言いがちなことなんですよ。簡単だから」などと発言。まるでローラやりゅうちぇるといった芸能人たちが今回、署名の呼びかけをおこなったのは“安易な発想”だと批判したのである。

 挙げ句、ホリエモンはこうも述べた。

「(ローラが)あの発言をすることによって、あの問題は膠着するんですよ。だから膠着させることが僕はベストだと絶対に思わないんで」
「辺野古は埋め立てたほうがいいと思っている派です」

 つまり、政府が強行する新基地建設の足を引っ張る発言をするな、とホリエモンは言うのだ。

 工事を進めることの正当な理由をひとつも挙げられないのに、“きれいな海を守りたい”という明確で正当性のある主張をおこなったローラに対して、「問題を膠着させるな」と言うとは……。ホリエモンはたんに政府の代弁者でしかない。

 まったく酷い主張と言うほかないが、しかし、番組ではこうした意見に反論も出た。

 たとえば、藤田ニコルは、「ローラさんがつぶやいてくれたきっかけで、私もその問題を知ることができましたし、ローラさんいろいろつぶやいているじゃないですか。それきっかけで知ることがめちゃくちゃあります、若い世代にとっては」と、ローラによる発信の意味の大きさについて言及した。

爆笑・太田光は「すべての表現は政治的メッセージを含んでいる」とローラを擁護

 さらに、藤田に対して杉村太蔵が「政治的発言をするときに、よく『若いくせに』『モデルのくせに』とか『タレントのくせに』とかさ、言う人いるじゃない。まったく気にする必要ないと思うよ」と言うと、藤田は「そうやって言われるから、何も言えないっていう状況」と本音を吐露。すると、杉村は「民主主義ってさ、いまあなたが思っていること、感じたこと、それを言う権利があるんだから!」と訴え、「『解決策がないなら言うな』なんてまったく(間違っている)」と吠えた。

 また、太田光も、ローラに対する「政治的発言をするな」というバッシングについて、こう指摘した。

「よく芸能人が政治的発言をするなって言うんだけど、とくに我々は時事ネタやってて『お笑いのくせに』とか言われるんだけど、すべての表現っていうのは政治的なメッセージ含んでいますよ」

 その上で太田は、ローラが身を置くファッション業界は、とりわけデザイナーの政治的メッセージがショーやコレクションで展開されていることを踏まえ、「その場所にローラがいて、ましてや世界的なファッション業界に打って出ようという意識があるなら、こういう意識をもつのは当たり前のこと」だと指摘。

 そして、テリー伊藤は、西川らの「不勉強」という非難に、こう反論した。

「西川さんは勉強不足って言うかもしれないけど、(ウーマンラッシュアワーの)村本(大輔)は最初に発言したときって勉強不足だった。彼自身もそう言っているわけね。でも、やることによって、どんどんどんどん彼なりのね、いろいろ考えているんだよ。だから、『勉強不足だから発言するな』っていうのは、すごく失礼な話ですよ! 誰しも勉強の途中なんだから」

 まさにテリーの言うとおりだろう。実際、前述したように、藤田ニコルはローラの投稿がきっかけで辺野古の問題を知ることができた。問題が広く共有化されたという意味だけでも、ローラの果たした役割は大きい。それを、「辺野古か普天間か」という安倍政権が勝手に設定した二項対立を振りかざして「不勉強」と罵り、「問題を膠着させるな」と政府の代弁で恫喝するだけのデーブや西川、ホリエモンは、ようするに影響力のあるローラを黙らせたいだけではないか。

 太田は最後に、ローラに対して政治的発言をするなと言う者たちについて「たんなるガヤだから、気にすることは全然ない」と述べてコーナーを締めたが、番組はローラを、いや、政府方針に刃向かう意見をなんとか貶めようとする「ガヤ」がいかに多いかをあぶり出す結果となった。しかし、繰り返すが、「辺野古か普天間か」は問題のすり替えに過ぎない。「不勉強」なのは誰なのかは、あきらかだろう。

最終更新:2018.12.25 07:04

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