今度は3歳児に暴力! 戸塚ヨットスクールの“体罰教育”を支持する石原慎太郎ら右派論客のグロテスクな狙い

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石原慎太郎公式サイトより


 あの戸塚ヨットスクール(愛知県知多郡美浜町)が、にわかにネットで物議を醸している。きっかけは、東海地方の夕方のローカルニュース番組『みんなのニュース One』(東海テレビ)が9月28日の放送で、戸塚ヨットスクールが行っている3〜10歳の児童を対象にした合宿の模様に密着したことだ。

 もともと、校内暴力や非行青少年、不登校などが社会問題となった1980年前後、体罰も辞さない「スパルタ教育」により、子どもたちを「訓練」「更生」するとして脚光を浴びた、戸塚ヨットスクール。だが、80〜82年の間に、過酷な「訓練」中に2名が死亡、2名が合宿の帰りに船から飛び降りて行方不明となった。

 このいわゆる「戸塚ヨットスクール事件」で、戸塚宏校長やコーチらが逮捕、傷害致死などで起訴された。2002年、最高裁は「常態的に暴行を加えるような訓練に正当性は認められない」とした高裁判決を支持し、戸塚氏の上告を棄却。懲役6年の実刑判決が確定した。06年4月、刑期を終えた戸塚氏はスクールの校長に復帰し、活動を続けている。

「体罰のことを私は『相手の進歩を目的とした有形力の行使』であると定義しています。相手の進歩が目的なのだから、体罰は悪ではない」(「正論」08年10月号/産経新聞社)

 出所後も持論を曲げていない戸塚氏だが、今回、東海テレビが密着した特集VTRのなかでも、男児(4歳)を背後から抱きかかえて海に放り投げたり、男児(3歳)の頭や顔を手で叩く模様が映されていた。その放送の一部がネットニュースに取り上げられ「幼児虐待だ!」と批判の声が上がり、ツイッターを中心に、管轄の役所や警察署に「通報」する動きが出てきたのである。

 当然だろう。そもそも、体罰に教育的効果はなく負の感情や憎悪の連鎖しか生まない、というのは教育学の常識だが、その暴力を3〜10歳の児童に向けるというのは、体験がトラウマになってPTSDを引き起こす危険性まではらんでいる。また「進歩が目的」などというのも、抵抗できない者に対して暴力を行使する側の身勝手な論理でしかなく、まさにトンデモとしか言いようがない。

 しかし、こうした「体罰上等」「スパルタ教育」は、なにも戸塚氏だけに突出した話ではないのだ。むしろ、この国の保守言論人やタカ派政治家のなかには、戸塚氏のトンデモ理論を支持し、体罰肯定を声高に語る人間が山ほどいるのである。

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