内閣改造で加計学園人脈のお友達が出世! 萩生田光一は幹事長代行に、新厚労相・加藤勝信も加計理事長が後援会幹事

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷
abe_170616_top.jpg
首相官邸HPより


 安倍首相が「人心一新」「脱“お友だち”」なんてできるはずがないとは思っていたが、まさかここまで自浄能力がないとは──。昨日夜遅くに判明した安倍改造内閣の新大臣、党役員の顔ぶれをみて、呆れ果てた。何しろ、日報問題で一足先に内閣から避難させた稲田朋美氏以外、重要な“お友だち”は誰一人、外していなかったのだ。それどころか、軒並み前職より出世している始末だった。

 その筆頭が、自民党幹事長代行に内定した萩生田光一官房副長官だろう。周知のように萩生田官房副長官は安倍首相の側近中の側近で、加計学園の獣医学部新設をめぐっても大きな役割を演じてきた。文科省が公開したメール文書では、「広域的に」「限り」という事実上の「京都産業大学外し」を内閣府に指示していたと名指しされてもいる。本人は厚顔にも加計問題への関与を完全否定したが、萩生田氏は加計学園が経営する千葉科学大学の客員教授を務め、報酬を得ていた(現在は無報酬の名誉客員教授)こともあるうえ、自らのブログに安倍首相、加計孝太郎理事長と3人仲良くバーベキューに興じる写真を掲載していたことも発覚した。

 ところが驚いたことに、萩生田氏は安倍首相と加計氏の友人関係すら知らなかったと言い張った。

 まさに平気で嘘をごり押しする安倍政権の代表だが、安倍首相は今回の内閣改造でその萩生田氏を内閣の外には出したものの、なんと自民党幹事長代行に抜擢したのだ。

 幹事長代行といえば、党三役に次ぐ重要ポストで、党運営のキーマン。加計問題隠しのために山本幸三地方創生相や松野博一文科相ら加計問題に関係した大臣を次々外す一方で、側近については、安倍首相と加計理事長のつなぎ役まで担っていた人物を平気で要職に引き立ててしまう。いったい安倍首相はどういう神経をしているのか。

加藤勝信・新厚労相の後援会幹部に加計孝太郎氏の名前

 しかも、安倍首相は今回の改造人事でもうひとり、加計学園に連なる“お友だち”を閣内にとどまらせている。それは一億総活躍相から厚労相に“昇格”した加藤勝信氏だ。

 周知のように加藤氏は安倍首相の母親である洋子夫人の親友、加藤六月夫人の娘婿で、安倍家と家族のように付き合ってきた人物。最初の入閣も洋子夫人が安倍首相に閣僚にするよう命じたとも言われている。

“お友だち優遇が国民の反発を買った”と言われていたなかでこれまた“お友だちのなかのお友だち”を外さず格上の大臣に引き上げたわけで、これだけでも信じられないが、この加藤氏、なんと、加計学園と濃密な関係をもっていたのだ。

 加藤氏については、少し前から、加計学園主催の「加計学園杯日本語弁論国際大会決勝大会」に祝電を送っていたことが明らかになるなど、加計学園との関係がささやかれていた。

 しかし、ここにきて、加藤氏の後援会の幹事に加計学園理事長・加計孝太郎氏が名前を連ねていたことが明らかになったのだ。山陽新聞デジタル2014年9月5日付の記事によると、加藤氏が地元・岡山市と倉敷市を中心に後援会組織「加藤勝信岡山懇話会」を発足。その幹事のひとりとして、加計学園理事長の加計孝太郎氏の名前が列記されている。

 しかも、加藤氏が加計氏と深い関わりをもつようになったのは、安倍首相の紹介ではないのか、という推測も流れている。改造後に開かれる臨時国会では、野党から追及されることは必至だろう。

 今回の改造では他にも野党から厳しく追及されそうな“お友だち優遇”人事が行われている。それは西村康稔自民党総裁特別補佐の内閣官房副長官への抜擢だ。西村氏は安倍首相の出身派閥である細田派所属で、第二次安倍内閣が発足した際に内閣府副大臣に任命されるなど、やはり安倍首相の子飼いとして知られる人物だが、2013年に「週刊文春」(文藝春秋)でベトナム4P買春を報道されているのだ。

官房副長官に抜擢した西村康稔はベトナム4P買春を封じられた過去

 記事では、西村氏が関係をもったとされるベトナム人女性が告白。それによると、西村氏は2012年にベトナムを訪問した際、ベトナム・ホーチミン近くにあるカラオケクラブで別料金を払って、その店に在籍する7人の女性をハノイの5つ星ホテルのスイートルームに“お持ち帰り”。3人を選び、一緒にシャワーを浴び、マッサージをしてもらい、セックスをしたというのだ。相手をした女性は「週刊文春」にこんな内容の告白をしている

「私たち三人は部屋にあった大きなソファーに寝そべった彼をマッサージしてあげた。頭や胴体、足をそれぞれね。それからベッドルームでセックスしたわ。とにかくニシムラはジェントルマンだった。最後は私たち三人にチップもくれたのよ。三人あわせて六百ドルに満たないくらいだった」

 もちろん、ベトナムでも買春は違法行為だ。本人はホテルに女性を連れ帰ったことを否定したが、「週刊文春」は複数の女性に話を聞いており、確度はかなり高い。

 こんなすねに傷をもつ西村氏が官房副長官という要職に抜擢されたのは、森友問題で籠池泰典理事長の証人喚問の直後、自民党総裁特別補佐として記者会見を開き、「偽証の疑いが濃厚」と籠池攻撃をした論功行賞だといわれている。

 ようするに、安倍首相は「真摯に反省」「一から出直す」「人心一新」などと言いながら、お友だちとイエスマンばかりを重用してきたこれまでとまったく同じ人事を繰り返しているのだ。

 しかし、これまでなら力ずくでマスコミや国民を黙らせてきたが、いまは状況がまったく違う。改造後の臨時国会で安倍首相が手痛いしっぺ返しを受けるのは確実だろう。

最終更新:2017.12.06 05:59

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

関連記事

    新着 芸能・エンタメ スキャンダル ビジネス 社会 カルチャー くらし

    内閣改造で加計学園人脈のお友達が出世! 萩生田光一は幹事長代行に、新厚労相・加藤勝信も加計理事長が後援会幹事のページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。加計学園安倍晋三編集部萩生田光一の記事ならリテラへ。

    人気記事ランキング

    総合
    ツイート数
    1 『モーニングショー』「緊急事態」を特集で羽鳥が田崎をツッコミ
    2 安倍首相の「野党は年金不安煽るだけ」デマに騙されるな!
    3 『いだてん』俳優・古舘寛治の安倍批判ツイートがキレキレ
    4 安倍の秋田「イージス・アショア」演説はデタラメだらけ! 
    5 葵つかさが「松潤とは終わった」と
    6 ワイドナショー「女子高生はいま韓国で生きている」発言が炎上
    7 松尾貴史が語るテレビで芸人が権力批判できない理由
    8 ジャニー喜多川社長の性的虐待問題を一切報じないマスコミ
    9 松尾貴史「日本を壊しているのは安倍さん」
    10 大橋巨泉の安倍批判の遺言がテレビでカット
    11 くりぃむ上田晋也が“政権批判NG”に敢然と反論
    12 参院選情勢調査に焦る自民党!秋田では県知事や職員が選挙応援
    13 安倍首相の街頭演説で批判派潰しの異様
    14 安倍「基礎年金6万3000円を確保」の信じがたい詐術
    15 『上田晋也のサタジャ』が山本太郎の企画をボツに
    16 マツコ「安倍首相は馬鹿」にネトウヨが
    17 東山紀之が“反ヘイト本”を出版
    18 安倍首相が統計不正追及に「だから何だってんだ!」と逆ギレ野次
    19 グッディ高橋克実が北朝鮮危機で本音
    20 安倍首相が年金問題への反論でもちだした数字は嘘だらけ!
    1 安倍首相と省庁幹部の面談記録が一切作成されなくなった!
    2 くりぃむ上田晋也が“政権批判NG”に敢然と反論
    3 金融庁報告書で厚労省年金局課長の驚愕無責任発言
    4 産経新聞コラムが「引きこもりは自衛隊に入隊させて鍛え直せ」
    5 安倍首相が「老後2000万円」追及に逆ギレ!
    6 菅官房長官が望月衣塑子記者への“質問妨害”を復活
    7 金融庁「年金下がるから資産運用」報告書で麻生太郎が開き直り!
    8 F35捜索打ち切りと大量購入続行でNHKが「背景に政治性」と報道
    9 金融庁炎上の裏で安倍政権が「年金」の“不都合な事実”を隠蔽!
    10 防衛省イージス・アショア失態 、玉川徹が原因を喝破!
    11 長谷川豊が部落差別発言「謝罪文は馬場幹事長が作った」
    12 講談社「ViVi」の自民党広告は公選法違反か!
    13 映画『主戦場』上映中止要求の右派論客に監督が徹底反論!
    14 渡辺謙が語った『ゴジラ』出演と震災、原発、戦争
    15 マンガ『スシローと不愉快な仲間たち』第1話
    16 田崎史郎「65歳から年金もらってます」
    17 川崎殺傷事件「不良品」発言こそ松本人志の本質だ!
    18 香港市民はデモの力示したが、日本は…
    19 松本人志が「不良品」発言問題で謝罪も説明もなし!
    20 農水元次官子ども殺害正当化は、橋下徹、竹田恒泰、坂上忍も

    人気連載

    アベを倒したい!

    アベを倒したい!

    室井佑月

    ブラ弁は見た!

    ブラ弁は見た!

    ブラック企業被害対策弁護団

    ニッポン抑圧と腐敗の現場

    ニッポン抑圧と腐敗の現場

    横田 一

    メディア定点観測

    メディア定点観測

    編集部

    ネット右翼の15年

    ネット右翼の15年

    野間易通

    左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

    左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

    赤井 歪

    政治からテレビを守れ!

    政治からテレビを守れ!

    水島宏明

    「売れてる本」の取扱説明書

    「売れてる本」の取扱説明書

    武田砂鉄