“安倍チル魔の3回生”田畑毅議員を被害女性が刑事告訴!酔っている間に乱暴、盗撮動画も…安倍自民党の責任は?

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「自由民主党衆議院議員田畑つよし」ホームページより


 先週15日に自民党に離党届けを提出した田畑毅議員の問題で、本日、田畑議員の選挙区がある地元紙・中日新聞が続報を報じた。名古屋市の20代会社員女性が、田畑議員を愛知県警に刑事告訴したというのだ。

 そして、本サイトの取材の結果、「準強制性交等罪」での刑事告訴だという。

 先週末から永田町では「田畑議員が女性に乱暴をはたらいたらしい」と噂になっていたが、今回、あきらかになったその中身はとんでもないものだった。中日新聞によれば、田畑議員とこの女性はFacebookで知り合い、交際に発展。昨年のクリスマスイブに名古屋市内で食事をしたが、女性が酒に酔い、その後、女性の自宅マンションで酔って寝ているあいだに田畑議員に乱暴されたというのである。

 しかも、〈田畑議員のスマートフォンに、この女性の裸などを撮影した動画や画像が保存されているのを女性が確認。盗撮についても被害届を出している〉という。

 酩酊して眠ってしまった抗拒不能状態の女性に対し合意なく乱暴することは、交際中であろうが、準強制性交等罪が成立する。挙げ句、その乱暴の模様を動画などに収めていたというのだから、悪質性は極めて高い。

 本サイトの取材では、被害女性は自分の身に起こったことを把握し、すぐさま警察を呼んだという。対して田畑議員は年明けに弁護士を立て、書面で示談金を提示したという。

 ようするに、田畑議員は刑事告訴を恐れて、なんとか示談させて決着をはかろうとしていたというわけだ。犯罪行為をはたらいておいて、金で解決しようとは許しがたい話だが、事態が動いたのは、先週2月15日。午後におこなわれた本会議のあと、この問題を中日新聞の記者が田畑議員に当てたのだ。

 その際、田畑議員は「知らない」と事件を否定。このことで田畑議員は事件が表沙汰になることを察知し、その日のうちに自民党に離党届を提出したとみられる。本サイトでもお伝えしたように、この日の夜、自民党は蜂の巣をつついたような騒ぎとなった。

 しかし、まったく信じられないのは、自民党の対応だ。田畑議員がこのような重大な事件を起こしたと知りながら、自民党は離党届の提出で済ませ、議員辞職をさせなかったからだ。

 田畑議員は2012年12月の衆院選で初当選を果たした「安倍チルドレン」「魔の3回生議員」であり、「100万円国税口利き疑惑」の片山さつき地方創生担当相や、「がっかり」発言の桜田義孝五輪担当相と同じ“問題議員の巣窟”である二階派に所属。今回、田畑議員の離党問題について、その二階派のドンである二階俊博・自民党幹事長は「離党届は幹事長に持ってくるものだ。私は受け取ってもいない」「本人が釈明や、お詫びに来ることがあって当然だ」などと突き放したが、15日に党内が大騒ぎになったというのに、田畑議員の事件の概要が幹事長の耳に届いていないということは到底考えられない。

 ようするに、安倍自民党は、これほどの重大事件を起こした議員に対し、深いダメージを負う議員辞職を避けさせ、離党届だけで事態を収拾しようとしたのだ。

 つまり、こういうことだろう。国会議員には「不逮捕特権」が認められており、国会会期中は現行犯逮捕の場合を除いて、身柄の拘束や逮捕はできない。いま召集されている通常国会の閉会は6月26日頃になると見込まれており、そのころに逮捕されたとしても、すでに離党しているため、党が受けるダメージは少なく、世間ももう関心を失っているはず──。そんなふうに安倍自民党は“計算”し、離党届で事を収めようとしたのではないか。

田端議員を離党届だけで済ませようとする安倍自民党の責任

 だが、繰り返すが、今回の田畑議員の事件は、現役国会議員が女性に合意もなく性的暴行をはたらいたという、とんでもない大事件だ。離党したからと言って安倍自民党の責任がなくなるような問題ではけっしてなく、むしろ、離党で済ませたことに対する責任が問われる。

 しかも、示談しろと相当な圧力に晒されたであろう被害女性は、泣き寝入りをしなかった。被害女性は中日新聞の取材に対し、「とても許せることではなく、お金を受け取ることはできない。離党で責任を取ったことにはならない」と語っている。さらに、明日発売の「週刊新潮」(新潮社)でも、田畑議員が起こした事件について詳細を告発。同じく明日発売の「週刊文春」(文藝春秋)も、この事件を追った記事を掲載する予定だという。

 今後、交際中さったことを盾にした被害女性への不当なバッシングが起こる可能性も考えられるが、そのようなことは絶対に許してはいけない。そして同時に、今回の事件は「不祥事や問題が起こっても、無視しつづければ国民は忘れる」という安倍自民党の舐めきった姿勢を象徴するような問題だということを指摘しつづけなければならないだろう。

最終更新:2019.02.20 02:34

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