玉川徹が処分されるなら貴方たちは? 玉川を攻撃する橋下徹、三浦瑠麗、ほんこんのもっと悪質なデマを垂れ流した過去

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玉川攻撃に興じる橋下徹はデマの説明を求められ「無償でのインタビューには応じていない」と回答

だが、すっかり骨抜きとなったテレ朝の対応もさることながら、目に余るのは、玉川氏の誤報コメントに吹き上がり、猛批判を繰り出しているコメンテーターの面々だ。というのも、玉川批判に精を出している連中には、はるかに悪質なデマを飛ばした前科があるからだ。

 その筆頭が、元大阪市長の橋下徹氏だ。橋下氏は菅前首相とともに出演した2日放送『日曜報道THE PRIME』(フジテレビ)で、菅前首相の弔辞を「なにか菅氏のすべてを感じた」などと大絶賛した一方、「一部で演出だなんていう意見が出ていて、僕は絶対に許せない」と憤慨。Twitterでも〈裏付けのないまま広告代理店による演出があったと言うのは一線を超えた人格批判〉と玉川氏を批判した。

「人格批判」って、こいつは何を言っているのか。電通が関わっていたかどうか裏付けがないままコメントしたことは玉川氏に非があるが、あの弔辞は「ウラジーミル、2人の力で駆けて、駆け、駆け抜けようではありませんか」などといった安倍元首相のスピーチを手掛けたとも言われている谷口智彦・元内閣官房参与がスピーチライターとしてかかわっていたと指摘されており、第三者の手によって“演出”されたものである可能性は高い。いや、そもそも政治家のスピーチに対し“演出されたものだ”と指摘することは、人格批判でもなんでもないだろう。

 だいたい、橋下氏こそ「裏付けのないまま」デマを垂れ流してきた張本人だ。たとえば、2020年に起こった日本学術会議の任命拒否問題では、橋下氏は〈学者がよく口にするアメリカとイギリス。両国の学者団体には税金は投入されていないようだ〉とTwitterに投稿。しかし、米国科学アカデミーも英・王立学会も政府から補助金が出ており、税金は投入されているのが事実だ。

 当然、このツイートには事実誤認を指摘する声が相次いだのだが、それを受けて橋下氏は〈これは説明不足だった。アメリカやイギリスでは、日本のように税金で学者団体を丸抱えすることはないが、学者団体に仕事を発注して税金を投入する〉などと釈明。アメリカでもイギリスでも日本よりはるかに大きな公金が投入されており明らかなデマであるにもかかわらず、謝罪も撤回もせず「説明不足」などとごまかしたのだ。

 その上、このデマについて、東京新聞の望月衣塑子記者が橋下氏に取材を申し込むと、橋下氏の事務所は「現在は一私人としての立場なので、無償でのインタビューには応じていない」と回答。挙げ句、Twitterでは東京新聞と望月記者がフェアではない取材方法をとったかのように攻撃して問題をすり替えたのだ。

ワイドショーのコメンテーターをはじめメディアで言論活動をつづけている人物が、デマの説明責任から逃げるとは……。そもそも、橋下氏は大阪市長時代、毎日放送の記者で後に映画『教育と愛国』を監督した斉加尚代氏に対し誤った回答をしておきながら攻撃と恫喝を繰り出したこともあるが、ともかく他人を批判する前に、まずは自身が飛ばしたデマについて、ごまかさずにしっかり訂正することのほうが先だろう。

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