山本太郎にテレビが触れない理由!『上田晋也のサタデーJ』も終了直前、山本太郎現象の特集がボツに

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新聞系ネットニュースも一斉に取り上げた山本太郎現象、でもテレビは…

 当然、この中島氏の発言は大きな話題に。SNSなどでは『サタデージャーナル』突然の終了は、山本太郎を特集しようとしたことが原因だったのではないかという憶測も流れ始めた。

 そこで、本サイトも『サタデージャーナル』番組終了発表の際、その裏事情を提供してくれたTBS関係者に取材してみた。すると、こんな答えが返ってきた。

「山本太郎さんの特集をやろうとしたから、番組が終わったというのはありえません。番組終了が決まったのはもう少し前。ただ、『サタデージャーナル』が当初、山本太郎の特集を組もうと動いていて、途中で企画がボツになったのは事実のようです。参院選前に、山本氏のれいわ新選組だけを取り上げるのは、批判を受けかねないという判断があったんじゃないでしょうか。『サタデージャーナル』は、山本さんの企画をやる予定だった6月22日に、例の自民党が配布した野党攻撃冊子の問題を取り上げていますから、官邸の圧力や忖度ということではないでしょうが」

『サタデージャーナル』の場合は“日和った”わけではないかもしれないが、しかし、テレビで山本太郎を取り上げたくても取り上げられないという状況は確実にある。

 中島氏も指摘していたように、山本太郎と「れいわ新選組」には明らかにニュースとして取り上げる価値があった。

 4月の結党以来、話題をふりまき続け、参院選公示日直前には、完全に台風の目になっていた。クラウドファンディングで2億を超える資金を集め、街宣にも多くの聴衆がつめかけ、ネット上ではSNSはもちろん、出版社系・新聞社系のニュースサイトまでがこぞって“山本太郎現象”を取り上げる状況になっていた。ざっと振り返っても、以下の通りだ。

・朝日新聞デジタル「山本太郎氏に異例の寄付金 なけなしのお金、託す理由は」
・日刊スポーツ「山本太郎氏の戦略着々「れいわ新選組」は台風の目に」
・スポーツ報知「「れいわ新選組」山本太郎氏、セオリー無視で斬り込むタレント候補いらない」
・東洋経済オンライン「既成政党がおののく「れいわ新撰組」の実力度」
・論座「山本太郎は日本のバーニー・サンダースか」
・日刊スポーツ「山本太郎氏の戦略着々「れいわ新選組」は台風の目に」
・文春オンライン「郵政選挙の小泉ブーム並み!? 山本太郎が枝野幸男の座を脅かす」
・デイリー新潮「れいわ新選組の「山本太郎」 2カ月足らずで1億6000万円の募金を集めたってホント?」
・夕刊フジ「山本太郎氏“仰天”街頭演説ルポ「私を総理大臣にしてください!」 選挙は時に“化け物”を生む…政権批判の左派野党より勢い!?」

 しかも、リベラル系メディアだけでなく安倍応援団メディアまでが山本太郎現象を好意的に取り上げていた。

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