官邸とネトウヨが文科省の女性課長補佐に卑劣な個人攻撃! 上念司は「内閣府に出向したスパイ」とデマ拡散

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷

 しかし、このように問題を課長補佐に押し付けることは、文科省の再調査結果が公表される以前からすでにわかっていたことだった。というのも、再調査結果が公表された15日と同日に発売された「週刊文春」6月22日号では、「安倍首相が生贄にする文科省女性課長補佐」と銘打ち、その女性官僚がスケープゴートにされることを“予告”していたからだ。だが、再調査では、先述した内閣府の職員が送信した「萩生田官房副長官の指示」を記したメールが出てきたため、「出向者をスパイにする文科省」という批判がメインとなったのだ。

 だが、何度でも繰り返すが、一介の官僚が上司からの指示もなく発言記録やレク資料といったものを作成することはないし、わざわざメールで情報共有などしない。それを「捏造メモ」「妄想作文」と呼ぶのなら、反証のために内閣府側が作成した文書や資料をさっさと出せばいいし、内閣府発信のメールが証明するように、確実にそれは存在しているはずなのだ。

 同時に、「週刊文春」の記事では、その女性課長補佐がそのような半年前の出来事を忘れてしまうような職員でもなければ、話を盛るような人物でもないと強調。文科省幹部は「お世辞ではなく、極めて優秀ということで省内の評価は一致しています」と言い、同省高等教育局の元幹部も「手堅くて真面目なタイプ」だと評し、「レク資料も淡々と作る。大げさな表現など使いません」と断言している。

 いや、証言がなくても、「大げさな表現は使わない」というのは一般常識としても当たり前と言うべきだ。内閣府の藤原豊審議官だけでなく、上司である常盤豊高等教育局長から聞いた萩生田官房副長官の発言内容をオーバーに表現したり、自分の解釈で書き記すことなど絶対にあり得ない。

 ましてや、その言葉は「総理は「平成30年4月開学」とおしりを切っていた」「官邸は絶対やると言っている」などという物騒な言葉である。事務次官だった前川喜平氏でさえ、「総理のご意向」という一文を目にした際のときのことを「ここまで強い言葉はこれまで見たことがなかった。プレッシャーを感じなかったと言えばそれは嘘になります」と語っていたほどだ。なぜ、課長補佐がそんな文言を捏造しなければならないのか。この課長補佐が内閣府のやり方に反発心を抱いていたとしても、発言を捏造したり妄想文書を書き付け職員内で共有したところで、何の得もないのである。

 さらに、文科省の文書以外にも、前川氏は、和泉洋人首相補佐官が直接、「総理は自分の口から言えないから私が代わって言う」などと言われたり、木曽功・内閣官房参与(当時)から「獣医学部の件でよろしくと言われた」と証言。今治市が開示した資料でも、国家戦略特区による獣医学部新設が加計学園ありきで進んでいたことは、はっきりと示されている。いずれも文科省の文書と齟齬はないのだ。

 むしろ、義家文科副大臣が告発者は国家公務員法違反にあたるとして「粛清」を匂わせたが、最初の調査でも再調査でも、そうした圧力の下“答えありき”の調査が行われたことは想像に容易いだろう。

 森友学園問題では、官邸は安倍昭恵夫人の秘書だった谷査恵子氏が「勝手にやったこと」と疑惑を一手に押し付け、今回も課長補佐や文科省から出向する内閣府職員たちに責任をなすりつけている。だが、これが安倍政権の汚いやり口であることを、国民は気付きつつある。さらに明日、前川氏は記者会見を行う予定で、課長補佐の文書や萩生田官房副長官に関して言及があることは間違いないと見られるが、酷悪至極な官邸の実態を明るみに出してくれるのだと願いたい。

最終更新:2017.12.05 01:38

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

新着芸能・エンタメスキャンダルビジネス社会カルチャーくらし

官邸とネトウヨが文科省の女性課長補佐に卑劣な個人攻撃! 上念司は「内閣府に出向したスパイ」とデマ拡散のページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。山本幸三松野博一森友学園編集部義家弘介の記事ならリテラへ。

人気記事ランキング

総合
ツイート数
1 伊藤詩織氏への名誉毀損ははすみとしこ氏だけじゃない、国会議員も
2 クーポン券事務費967億円「過大でない」は嘘 子ども食事支援は22億円
3 『バイキング』坂上忍パワハラ報道は政権批判潰しだった!
4 吉村知事がコロナ協力金めぐる税金無駄遣いを棚上げし岸田クーポン批判
5 玉川徹が『ドクターX』に出演して岸部一徳に言われた一言
6 宮台真司「ネトウヨは感情の劣化」
7 橋下徹がれいわ・大石あきこ議員に粘着攻撃で「大石パニックおじさん」の異名
8 岸田首相のオミクロン対策はザルだ! 入国禁止は外国人だけで差別性丸出し
9 葵つかさが「松潤とは終わった」と
10 山口敬之の逮捕をツブした中村格の警察庁長官就任に広がる抗議!
11 安倍晋三に中国電力から原発マネーが 
12 三原じゅん子が「政権を握っているのは総理大臣だけ」と無知発言
13 小倉優香の番組中「辞めさせてください」の本当の理由は番組のセクハラ
14 菅政権で「公費不倫」の和泉洋人首相補佐官が“再任、官邸官僚のトップに
15 THE MANZAIウーマン村本のもう一つの凄さ
16 痴漢しても中島裕翔のドラマは放送開始
17 グッディ高橋克実が北朝鮮危機で本音
18 竹田恒泰の「差別主義」を認めた東京地裁の判決文を改めて紹介
19 自民党・維新がコロナを口実に本気で「改憲」に動き始めた!
20 関東連合元幹部がIT長者の素顔を暴露
1自民党・維新がコロナを口実に本気で「改憲」に動き始めた!
2吉村知事がコロナ協力金めぐる税金無駄遣いを棚上げし岸田クーポン批判
3自民党の“アシスト係”維新が賛成した最悪の法案総まくり
4クーポン券事務費967億円「過大でない」は嘘 子ども食事支援は22億円
5安倍晋三に中国電力から原発マネーが 
6橋下徹がれいわ・大石あきこ議員に粘着攻撃で「大石パニックおじさん」の異名
7コロナ禍で困窮のさなか介護料を月6.8万円爆上げの鬼畜
8吉村知事が府の施設に「表現の不自由展」使用許可を取り消すよう圧力!
9政治資金報告書で「維新」議員の文通費横流しとデタラメ使途が続々判明
10伊藤詩織氏への名誉毀損ははすみとしこ氏だけじゃない、国会議員も
11岸田首相のオミクロン対策はザルだ! 入国禁止は外国人だけで差別性丸出し
マガジン9

人気連載

アベを倒したい!

アベを倒したい!

室井佑月

ブラ弁は見た!

ブラ弁は見た!

ブラック企業被害対策弁護団

ニッポン抑圧と腐敗の現場

ニッポン抑圧と腐敗の現場

横田 一

メディア定点観測

メディア定点観測

編集部

ネット右翼の15年

ネット右翼の15年

野間易通

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

政治からテレビを守れ!

政治からテレビを守れ!

水島宏明

「売れてる本」の取扱説明書

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄