浅田舞が妹・真央との不仲は母親のせいだったと告白!「お願いだから真央に迷惑をかけないで」と言われ…

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 やはり母親との確執を告白した小島慶子や杉本彩も、母親との関係が姉妹の不仲とリンクしていることを示唆していた。

 もっとも、浅田舞・真央の場合は、匡子さんの愛情が姉妹によって本当に違っていたというわけではないだろう。それを象徴するのが、匡子さんが晩年、肝臓を患い、移植手術が必要となった際のエピソードだ。このとき、家族全員が適合手術を受け、舞が最もドナーに適合したことがわかったが、直前に匡子さんが「やはり、大事な娘の身体にメスを入れられません」と強く拒否し、危険度が上がることを承知のうえで、夫からの肝臓移植を受けたと報道された。

 この話からは、現役のスケーターである真央の身体も一線を退いている舞の身体も、匡子さんが同じように大事に思っていたことがわかる。

しかし、少なくとも当時の舞はそういう風には受け取れなかった。母親が練習に明け暮れたあげく、挫折してしまった自分を見捨てて“偉大な妹”だけを優先したというように考えていたようだ。

 実際、舞と真央の関係が修復に向けて動き始めたのは、11年に匡子さんが逝去したことがきっかけだったという。

「母の死がきっかけで、ばらばらになっていた家族が集まって話し合う機会が少しづつ増えました」

 そして舞は亡くなった匡子さんの代わりにソチ合宿に参加する真央に付き添い、2人きりで3週間を過ごした。

「いろんなことを話しました。(略)それを機に、『浅田真央のお姉ちゃん』と呼ばれ、真央と比べられるのはあれほど嫌だったのに、不思議と、どうでもよく思えてきたのです。そして気づいたら、私たちの距離はぐっと縮まっていました」

 母に対する複雑な想いを、その死から5年たってようやく語ることができた舞。その呪縛を完全に払拭したことで、新しい姉妹の物語がこれから始まるのかもしれない。
(林グンマ)

最終更新:2016.07.19 09:38

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