卑劣! SEALDs奥田愛基氏への殺害予告、家族にも! テロを煽ったのは「週刊新潮」の父親バッシングか

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 安保法制反対派に対して一貫して批判的で、反安保デモへのネガティブキャンペーンを行なってきた「週刊新潮」だが、奥田氏の父親まで批判の道具に使うというのは明らかに度が過ぎている。しかも、当の奥田氏本人は、作家の高橋源一郎との対談のなかで、父親に反抗するそぶりも見せているのだ。決して親と子が思想的に一体化しているわけではない。

 にもかかわらず、完全に“学生デモは父親の影響を受けた「反天皇主義者」が行っている”と言わんばかりの露骨なバッシング記事を出した「週刊新潮」は、まさしく“クズ”としか言いようがないだろう。しかも、最悪なのは、「反天皇主義者」であると一方的に断定・強調し、見出しが載った広告をうつことで、結果的に広く“右翼テロ”まで扇動していることだ。

 実際、「週刊新潮」には、これまでも右翼による襲撃を煽る記事を乱発してきた歴史がある。

 古くは1983年、新人作家の桐山襲による小説「パルチザン伝説」の内容について、天皇を誹謗中傷するものだったとするコメント(のちに桐山自身の証言によって事実無根であったことが判明)を掲載、殺人事件に発展した風流夢譚事件(61年)を引き合いに出して、右翼結社による襲撃を焚きつけた。

 また昨年も、朝日新聞報道問題に関連して、慰安婦の記事を書いた元記者・植村隆氏を叩き、結果、非常勤講師を務める北星学園大学には“爆破テロ”などをほのめかす脅迫が殺到、植村氏とその家族にも殺害予告が出される騒動となった。

 今回の奥田氏とその家族への「殺害予告」もまた、こうしたネガキャン報道の延長上にあるとみて間違いない。だが、連中はなんの痛痒も感じず、反省もしないだろう。それはネット右翼も同じだ。

 実際、奥田氏のツイッターにはさっそくネトウヨたちが詰めかけ、〈表だって政治活動をするなら、それくらいの覚悟があって当たり前だろwwwやっぱりただのヘタレ学生集団だな。しかもテレビにまで露出してるのに。そこまで想定して覚悟できてないんなら、デモもテレビ露出もするな〉などと中傷しているが、これに対する奥田氏の返答は、立派なものだった。

〈こういうマインドで殺害予告とか書いてるんだろうな。嫌だったら黙っとけって言いたいんだよね。嫌だし、黙らない。ごめん。そんな当たり前知らない。〉

 奥田氏には、こうしたネトウヨや右派メディアによる卑劣なバッシング攻撃に屈せず活動を続けていってほしい。
(編集部)

最終更新:2015.09.30 08:49

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