綾野剛が映画界で強まる自主規制、検閲の内面化を批判!「ここまでできるのかと思った自分が弱体化している」

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷
ayanogo_160727.jpg
映画『日本で一番悪い奴ら』公式サイトより


 政権への忖度、ネトウヨの電凸などによるテレビの萎縮がクローズアップされているが、それは映画も同じらしい。

「良くも悪くもですが、表現の自主規制とかコンプライアンスとか、やや日本が潔癖症になっている中で、こういった作品が打ち出せるのは非常に重要です」

 これは、人気俳優の綾野剛が、主演をつとめる映画『日本で一番悪い奴ら』公開時の舞台挨拶で語った言葉だ。

 この『日本で一番悪い奴ら』は北海道警察の警察官が逮捕・摘発点数を稼ぐため暴力団と癒着してでっちあげ捜査を敢行。さらに覚せい剤の密売にまで手を染めていたことが明るみになり大スキャンダルとなった実際の事件「稲葉事件」をモチーフとする映画だ。

 明らかにモラルに反した、手段を選ばない捜査を生々しく描くこの映画はその過激さから公開を危ぶむ声すらあった。

 最近の日本映画ではなかなかお目にかかれない過激な描写のオンパレードに、業界関係者は「よくここまでやってくれた」と喝采を送ったが、そんな声を聞き、綾野はこんなことを思ったと言う。

「そういう声を聞いて、いかに日本の映画が弱体化していたかを実感しました。正直、僕も最初に脚本を読んだ時、『本当にここまでできるのか』と思いました。つまり、僕自身も弱体化していた」(「AERA」2016年6月27日号/朝日新聞出版)

 映画を含めたあらゆる表現が「自主規制」の名のもと、どんどん窮屈になってしまっているのはなぜなのだろうか? それにはまず「マーケティング」「ビジネス」上の制約があげられる。そういった点は、大きい予算で動くハリウッド映画においてより露骨に現れる。映画評論家の町山智浩は「ローリングストーン日本版」(セブン&アイ出版)16年6月号でこのように語っている。

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

この記事に関する本・雑誌

あなたは自主規制の名のもとに検閲を内面化しますか/ARTISTS’GUILD/芸術公社

新着芸能・エンタメスキャンダルマンガ・アニメビジネス社会カルチャーくらし教養

綾野剛が映画界で強まる自主規制、検閲の内面化を批判!「ここまでできるのかと思った自分が弱体化している」のページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。新田 樹規制の記事ならリテラへ。

人気記事ランキング

総合
いいね! 数
1 加計獣医学部講義で小川榮太郎のデマ本が
2 元家族会の蓮池透が「安倍は嘘つき」
3 セクハラ被害のテレ朝記者に卑劣個人攻撃
4 パワハラ社長を撃退した新聞記者の戦い
5 自衛官「国民の敵」暴言を生んだのは安倍政権
6 セクハラかばう麻生財相の女性蔑視発言
7 AKB48「Teacher Teacher」に批判の声 
8 財務次官セクハラが海外メディアでも
9 財務省・福田次官のセクハラ否定がヒドい
10 安倍首相が大阪でやらせ応援プラカード
11 麻生太郎が愛人の店に2360万円
12 柳家小三治「総理いつまでやってんだ」
13 村田諒太が安倍政権の国民栄誉賞に異論
14 安倍の嘘つきは小学生時代からだった
15 ショーンKと同じ!安倍首相も学歴詐称
16 葵つかさが「松潤とは終わった」と
17 首相案件文書に安倍首相と加計理事長の相談が
18 美輪明宏が安倍と支持者を一喝!
19 ゆずの愛国心煽動ソングはここが悪質!
20 上念司もケントと同様、加計の客員教授
1高畑勲監督が遺した安倍政権への無念の言葉
2セクハラかばう麻生財相の女性蔑視発言
3首相秘書官「本件は首相案件」
4首相案件文書に安倍首相と加計理事長の相談が
5森友「口裏合わせ」「身を隠せ」指示判明
6村田諒太が安倍政権の国民栄誉賞に異論
7安倍首相が大阪でやらせ応援プラカード
8参加阻止も…官邸前デモの警備がひどい
9 安倍が「こんな人たち」につづき「左翼は人権侵害が平気
10「安倍はやめろ」抗議デモが国会前を埋め尽くした
11柳瀬秘書官、安倍、加計が一緒にゴルフ
12財務省・福田次官のセクハラ否定がヒドい
13柳家小三治「総理いつまでやってんだ」
14田崎史郎が「僕“でさえ”会ってると思う」
15上念司もケントと同様、加計の客員教授
16加計獣医学部講義で小川榮太郎のデマ本が
17高畑勲監督が「日本の侵略戦争」を問うた幻の映画企画
18自衛隊隠蔽は安倍、稲田が引き起こした
19ゆずの愛国心煽動ソングはここが悪質!
20 財務次官セクハラが海外メディアでも