ネトウヨ化したケント・ギルバートの文章に“捏造”が発覚、回収へ! ゴーストライター任せの粗製濫造も明らかに

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ケント・ギルバートオフィシャルサイトより


 ネトウヨ文化人として復活したタレントのケント・ギルバート氏の文章に“コメントの捏造”が発覚し、書籍が回収される事態が起きた。

 問題になったのは、ギルバート氏が保守系雑誌「Voice」(PHP研究所)15年12月号に寄稿した「チベット人虐殺こそ世界記憶遺産に」。南京大虐殺の世界記憶遺産登録をめぐって中国とユネスコを批判する文章だが、その中でこう書いていた。

〈神戸大学の梶谷懐先生によると、PRC(引用者註:中華人民共和国)はヨーロッパにおいても反日工作をかなり強めているそうですが、欧米諸国は、「PRCはなぜそこまで日本に絡む必要があるのか?」という疑問しかもっていません〉

 ギルバート氏のいう「梶谷懐先生」というのは、中国経済を専門とする経済学者、梶谷懐・神戸大学大学院経済学研究科教授だと思われる。ところが、当の梶谷教授が自身のブログで、〈私が全く言ったり書いたりしていない内容のことをあたかも私の主張であるかのように記述した〉〈こういった発言の捏造は明らかに物書きとしてのルール違反ですし、私としても大変迷惑しています〉と表明、「Voice」編集部へ抗議したのだ。

 2月12日、梶谷教授はブログで「Voice」宛ての抗議メールを公開。そこにはこう書かれていた。

〈私はこれまでに「PRC(中華人民共和国)はヨーロッパにおいても反日工作をかなり強めている」というような発言を行ったことは一切ありませんし、そのような文章も書いたこともありません。それどころか、「中国のヨーロッパにおける反日工作」なるものについていかなる発言を行ったこともありません。〉(梶谷氏のブログより)

 実際、ギルバート氏が書いていた梶谷教授のコメントは、完全な虚偽だった。この3日後の15日、発行元のPHP側はネット版「web Voice」で誤りを認め、記事を訂正。また、この文章は年明け1月28日に同社から出版されたギルバート氏の著書『やっと自虐史観のアホらしさに気づいた日本人』に収録されていたため、同書も回収・刷り直しされることになったという。

 それにしても、なぜギルバート氏は梶谷教授がしゃべってもいないコメントを載せてしまったのか? 実は、これには唖然とするような内幕があった。

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