ASKA長文ブログ報道で触れられなかった中身!マスコミ批判と愛人・栩内被告の冤罪

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷
asuka_01_141021.jpg
ASKAセルフカヴァーアルバム『12』(ユニバーサル・シグマ)

 覚せい剤取締法違反罪で有罪判決を受けてから2年、あのASKAが、9日の夜に突如、事件について語ったブログを発表し、話題になっている。問題のブログは翌10日のうちに削除されてしまったが、「1序章」から「20追記」まで20章もある長文で、自分の薬物との出会い、いかにして薬物にハマっていったか、「週刊文春」(文藝春秋)での報道から、逮捕、裁判までが詳細につづられていた。また、なぜか不審死をとげた飯島愛から相談を受けていたことなども明かされていた。

 スポーツ紙やネットニュースもさっそくこのことを取り上げているが、しかし、こうしたメディア報道ではほとんどふれられていない内容がある。そのひとつが、マスコミ、警察への批判だ。ASKA はこう書いている。

〈事件後、私はこの件に関して一切口を開いてきませんでした。それ故、メディアからは「ストリー」や「と、いう情報」「~らしい」を面白おかしく語られてしまいました。私の犯した「事件の事実」以外、私の目に飛び込んできた関連記事は全部嘘です。ひとつも本当のことはありませんでした。〉(原文ママ)

 そして、逮捕前の「週刊文春」の取材について「だまし討ち」だと激しく糾弾し、釈放後の報道についても、〈私が2ヶ月でダルク(筆者注:更生施設のこと)を逃げ出したと書いてあったが、最初から2ヶ月間で決まっていたのだ。〉〈娘は結婚もしていないし、離婚もしていない。アメリカに行ってもいない。〉など、ことごとく嘘だと指摘している。

 その批判は警察にも向けられている。覚せい剤をはじめて使用した時期は2010年なのに、警察に嘘を発表されたというのだ。

〈警察の調書では「96年に一度だけエクスタシーというものを飲んだことがある」と答えた。しかし、報道では「20年前からドラッグをやり続けていた」と書かれた。私は、担当刑事に詰め寄った。
「20年間やっていると発表したらしいですね。どういうことですか?事実と違うじゃないですか。」
 刑事は、「私たちは、そんなことを言ってはいないんだよ。あれはウチの広報がマスコミに間違えて発表してしまった。」と、説明した。取調官がマスコミに対応するのではないのだ。なので、間違いが起こりやすい。改善を要求したい。〉

 まさに、事件以降、書きたい放題書かれてきたASKAの反撃というわけだが、しかし、このブログには、ASKAがそれよりももっと強く訴えていることがある。それは覚せい剤使用で一緒に逮捕された愛人・栩内香澄美被告が冤罪だということだ。おそらく、それがこのブログを書いた一番の目的と思われるくらい、栩内被告の無実が繰り返し強調されているのだ。

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

新着芸能・エンタメスキャンダルビジネス社会カルチャーくらし

ASKA長文ブログ報道で触れられなかった中身!マスコミ批判と愛人・栩内被告の冤罪のページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。ドラッグ冤罪林グンマの記事ならリテラへ。

マガジン9

人気連載

アベを倒したい!

アベを倒したい!

室井佑月

ブラ弁は見た!

ブラ弁は見た!

ブラック企業被害対策弁護団

ニッポン抑圧と腐敗の現場

ニッポン抑圧と腐敗の現場

横田 一

メディア定点観測

メディア定点観測

編集部

ネット右翼の15年

ネット右翼の15年

野間易通

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

政治からテレビを守れ!

政治からテレビを守れ!

水島宏明

「売れてる本」の取扱説明書

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄