文春が裁判所命令で幸福の科学に巨大お詫び! メディア敗訴の判決乱発の裏に政治圧力

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷
saibasho_01_150207.jpg
政治権力からの圧力に屈してしまう日本の司法(裁判所ホームページより)


 2月5日発売の「週刊文春」(2月12日号)に「宗教法人幸福の科学の記事に関するお詫び」という “お詫び”記事が1頁全面を使って掲載された。これほどのスペースを使ったお詫び記事は、ここ最近の週刊誌にとっても異例のケースだろう。

 発端は「週刊文春」(2012年7月19日号)が報じた「幸福の科学 大川隆法“性の儀式”一番弟子が懺悔告発!」という記事だ。大川総裁の女性信者(Y)への性的関係を、教団元幹部が実名で告発したものだが、幸福の科学側は「教団の名誉が毀損された」と文春を相手取り訴訟を起こしていた。

 記事は大川総裁の一番弟子による実名証言での告発であり、性的関係を受けたYが大川総裁に宛てた手紙も「文春」編集部は入手していた。また大川総裁は信者数公称1100万人(宗教年鑑 2014年版)という巨大宗教法人のトップに君臨する人物だ。真実性、公共性、物証ともに十分訴訟にたえうる記事だと思われた。

 実際に東京地裁で下された一審判決は幸福の科学側の請求はすべて棄却され、文春側の勝訴となった。しかし幸福の科学はこれを不服として控訴。そして二審では判決が逆転し文春が敗訴、そして最高裁は今年1月23日、文春の上告を認めず判決は確定した。その結果、冒頭に記した巨大お詫び広告が掲載されるにいたったのだ。

 この判決は常識的に考えてもかなり理不尽なものだ。もちろんそれを最も強く感じているのは「文春」編集部だろう。お詫び記事と共に、「本誌はなぜ『謝罪広告』を掲載するのか」との検証記事を4頁にわたり掲載している。そこには謝罪広告や、メディアと名誉毀損に関する多くの問題点、そして裁判所の内実が描かれている。

 驚くのが一審からの裁判所の訴訟指揮の流れだ。検証記事によると、それは以下のようなものだった。

「文春側は裁判で、記事は大川氏個人についての記載であり、教団と大川氏は“別異の人格”であるため、原告である教団の名誉を毀損したことにはならないと主張した。また、文春側は大川氏とYの証人尋問を申請したが、裁判所はこれを却下し、記事の真実性を立証対象にしなかった」

 名誉毀損だと訴訟を起こしたのは大川総裁ではなく、あくまで教団。この文春側の主張を東京地裁は認め、文春は勝訴した。その一方で肝心の「記事が真実かどうか」を立証させることを裁判所は拒んだことになる。

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

この記事に関する本・雑誌

絶望の裁判所 (講談社現代新書)

新着芸能・エンタメスキャンダルマンガ・アニメビジネス社会カルチャーくらし教養

文春が裁判所命令で幸福の科学に巨大お詫び! メディア敗訴の判決乱発の裏に政治圧力のページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。マスコミ伊勢崎馨訴訟の記事ならリテラへ。

人気記事ランキング

総合
いいね! 数
1 加計学園獣医学部施設の設計図疑惑
2 高校生平和大使の演説中止と安倍政権
3 三浦瑠麗が戦前賛美、その御用学者体質
4 ローラが所属プロに奴隷契約の終了を
5 長渕剛が安倍政権を批判する新曲を発表
6 吉永小百合が「9条は変えさせない」
7 松本人志追及に井上公造が「圧力ない」
8 日本の外務省が文大統領と同様の発言
9 Nスペ731部隊検証にネトウヨ錯乱!
10 ネトサポの親玉が愛人に告発された
11 葵つかさが「松潤とは終わった」と
12 ウーマン村本こそ“最強反戦芸人”だ!
13 ローラが所属プロと奴隷契約トラブルも
14 『永遠の0』は恐い!元特攻要員が批判
15 欅坂46平手欠席の背景にブラック労働
16 トランプ差別発言に有本香と玉川徹が
17 ネトウヨ高須院長に息子が苦言!
18 『朝生』で百田尚樹が徹底論破され大恥
19 高橋洋一ら安倍応援団が特区ビジネス
20 テレ朝が萩生田に全面謝罪した背景
1ウーマン村本こそ“最強反戦芸人”だ!
2 Nスペ731部隊検証にネトウヨ錯乱!
3菅官房長官が壊れ始めた!トンデモ会見
4久米宏、さんま、村本も東京五輪批判
5綾瀬はるかが毒ガス製造の元兵士を取材
6テレ朝が萩生田に全面謝罪した背景
7高橋洋一ら安倍応援団が特区ビジネス
8市原悦子が語る戦争と安倍政権への怒り
9長崎のメッセージも安倍には届かず!
10グアム北ミサイルは存立危機事態でない
11三浦瑠麗が戦前賛美、その御用学者体質
12トランプ的どっちもどっち論横行の日本
13仲代達矢と桂歌丸が語った戦争体験
14寂聴「憲法を汚した安倍は世界の恥」
15手塚治虫が描いた戦争をいま読み直す
16閉会中審査、小野寺防衛相も隠蔽体質
17幹部から新人までほとんどが商売右翼
18極右丸出し”日本ファースト”は小池命名
19安倍の「人づくり」名称のルーツは?
20岸田『ひるおび!』出演にネトウヨが
PR
PR 飲むだけで女性のカラダの悩みを解消!?

人気連載

アベを倒したい!

室井佑月

室井佑月が斎藤貴男と「共謀罪」を徹底批判!「安倍政権に逆らう人が片っ端から逮捕される」

アベを倒したい!

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄

"体育会系相田みつを"松岡修造は本当に「ブレない男」なのか? 年を追うごとに変わっていく修造語録を読み解く

「売れてる本」の取扱説明書

ネット右翼の15年

野間易通

高市早苗はいかにして"ネオナチ"と出会ったか

ネット右翼の15年

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

戦争を放棄せよ! 軍事力がなくても侵略と闘う方法はある、自由のために闘える!

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」