年末特別企画 リテラの2014年振り返り

エルサ=雅子妃説まで飛び出した!『アナと雪の女王』論争総まくり

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷
anayuki_141229.jpg
画像はディズニー公式ホームページ「Disney.jp」より


 2014年を振り返るなかで忘れてはいけないのが、『アナと雪の女王』の爆発的ヒットだろう。猫も杓子も「レリゴー」の大合唱で、子どもから年配者までが夢中に。ここまで人びとを惹きつけ、大きな話題を呼んだのには、これまでのディズニー映画に顕著だった“受け身のプリンセス”とは打って変わって、男性から自立した存在として描いたことにもあるだろう。

 当然、この新しいプリンセス・ストーリーの登場に、大いに湧いたのは評論家たち。さまざまな『アナ雪』解釈が行われ、議論に事件まで勃発した。

 まず、男性視線で『アナ雪』を紐解いたのは、批評家の東浩紀氏。実業家の夏野剛氏、美術評論家の黒瀬陽平氏とともに「男たちが語る『アナと雪の女王』──なぜクリストフは業者扱いなのか」なるイベントを開催し、

「僕なんか見終わった後、複雑な気持ちがしたのが、女の子が一生懸命、がんばるという話をストレートに作っているだけじゃなくて、わざわざ男いらないって強いメッセージを出している。なんでそこまで王子モデルを攻撃しないといけないのかと」

 と、感想を述べた。これには黒瀬氏も「それでは今まで男が女にやっていたことを、単にひっくり返しただけになっちゃう」と同意し、以後は“オラフはアナとエルサの養子&オラフの鼻のニンジンは男性器のメタファー”説や、“舞台が北欧=先進国が抱える少子化問題などの将来を暗示している”説などを展開。最終的に東氏は「「女性が解放されて良かったんだ〜」という脳天気な映画ではない」と結論づけた。

 たしかに、国内外で“エルサの魔法=マイノリティや障碍者のメタファー”という分析もあり、女性の解放だけがテーマではないというのはわかる。ただ、端的にいえば『アナ雪』は男性がつくり上げてきたご都合ヒロイン像を意図的に覆しただけ。それに、この3人がいうほどクリストフは「ヘタレで役立たず」(黒瀬氏)でもない。なのに、ここまでクリストフが業者で終わったことに過剰反応するのは、逆に3人の男根至上主義が浮き彫りになるようで、なかなかに興味深い。

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

この記事に関する本・雑誌

ディズニープリンセスと幸せの法則 (星海社新書)

新着芸能・エンタメスキャンダルマンガ・アニメビジネス社会カルチャーくらし教養

エルサ=雅子妃説まで飛び出した!『アナと雪の女王』論争総まくりのページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。ディズニー水井多賀子海外アニメの記事ならリテラへ。

人気記事ランキング

総合
いいね! 数
1 TOKIO山口わいせつでジャニーズが姑息
2 山口達也の強制わいせつでマスコミの忖度!
3 俳優・宍戸開が真っ当な安倍批判を連発
4 辺野古警備代7億円水増し請求の裏
5 昭恵夫人がヘイト運動家にメッセージ
6 ジャニーズタブーで犯罪もみ消し
7 羽生結弦パレードに和田政宗ら右派勢力が
8 ジャニーズ10大事件簿 10位〜6位
9 宮崎駿が『永遠の0』を酷評
10 痴漢しても中島裕翔のドラマは放送開始
11 りゅうちぇるの意見が真っ当すぎる!
12 NYTの直撃に山口敬之が卑劣コメント
13 「安倍はトランプに捨てられた」と海外で酷評
14 柳瀬秘書官が「安倍命の官邸についていけない」
15 葵つかさが「松潤とは終わった」と
16 下村博文がセクハラ被害記者に「犯罪」攻撃
17 セクハラかばう麻生財相の女性蔑視発言
18 元家族会の蓮池透が「安倍は嘘つき」
19 吉田羊と熱愛の中島裕翔が痴漢騒動
20 財務省の矢野官房長がテレ朝に圧力
1林芳正文科相に関する記事の削除とお詫び
2セクハラかばう麻生財相の女性蔑視発言
3羽生結弦パレードに和田政宗ら右派勢力が
4安倍首相が大阪でやらせ応援プラカード
5村田諒太が安倍政権の国民栄誉賞に異論
6柳瀬秘書官が「安倍命の官邸についていけない」
7下村博文がセクハラ被害記者に「犯罪」攻撃
8「安倍はやめろ」抗議デモが国会前を埋め尽くした
9加計獣医学部講義で小川榮太郎のデマ本が
10財務省の矢野官房長がテレ朝に圧力
11「安倍はトランプに捨てられた」と海外で酷評
12 俳優・宍戸開が真っ当な安倍批判を連発
13昭恵夫人がヘイト運動家にメッセージ
14財務省・福田次官のセクハラ否定がヒドい
15長尾敬、杉田水脈…安倍チルがセクハラ暴言
16柳家小三治「総理いつまでやってんだ」
17田崎史郎が「僕“でさえ”会ってると思う」
18上念司もケントと同様、加計の客員教授
19セクハラ被害のテレ朝記者に卑劣個人攻撃
20高畑勲監督が「日本の侵略戦争」を問うた幻の映画企画