仲間由紀恵の相手も! 大手芸能プロが仕掛けるタレントの結婚“妨害”工作

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プロダクション尾木公式サイト「仲間由紀恵 プロフィール」より


 NHKの朝ドラ『花子とアン』の白蓮役で大好評を博した仲間由紀恵の結婚が発表された。お相手は14歳年上の俳優・田中哲司。6年越しの恋を実らせたということだったが、この間、交際はけっして順調ではなかった。

 すでに、いくつかのメディアが報道しているが、仲間の所属プロダクションから猛反対にあい、さまざまな妨害をされていたというのだ。

 2人の交際は2009年11月に「日刊スポーツ」のスクープで発覚するのだが、ちょうどその時、2人はテレビ朝日のドラマ『アンタッチャブル~事件記者・鳴海遼子~』で共演をしていた。ところが、「日刊スポーツ」のスクープ記事の2日後の放送で突如、週刊誌編集長役だった田中が怪死するという展開になったのである。これが仲間との交際に反対した所属事務所の嫌がらせではないか、といわれているのだ。

「仲間の所属事務所はプロダクション尾木。社長の尾木徹氏は“芸能界のドン”と呼ばれるバーニングプロダクション社長・周防郁雄氏の側近で、音事協の会長を務めたこともある実力者です。そもそも日刊スポーツがB(バーニング)系のネタを事務所の許可なくやるなんてありえない。おそらく2人の交際を知って激怒した事務所サイドが、まずドラマから田中をおろし、そのタイミングに合わせて日刊スポーツに記事を出させたんでしょう」(スポーツ紙記者)

 また、この交際報道の1ヶ月後、田中哲司の浮気が「FRIDAY」(講談社)で記事になっている。しかも、浮気相手は2人いて、1人目は都内で田中がその女性の背中に手を回して歩いているところを、2人目の女性は田中が自宅に連れ込むところを写真付きで暴露された。これも事務所サイドの仕掛けだったのではないかといわれている。

「この直前くらいに、『田中は女癖が悪い』という話がしきりに流されていた。実際、『FRIDAY』の記事にも我々が知らされたのと同じような情報が書いていましたし、リークと考えて間違いないでしょう。もしかしたら、仕込みだった可能性もあるかもしれません」(同)

 にわかには信じがたい話だが、バーニング系の事務所はとにかく、自社の女性タレントが恋愛したり結婚することを極度に嫌う傾向があり、これまでもさまざまな妨害工作を仕掛けてきた。

 有名なのが、中山美穂と辻仁成が結婚しようとしたときに辻に仕掛けられた妨害だ。辻はこのとき自作小説の監督をおろされ、様々なメディアで「中山の仕事に口出ししている」などの辻の悪評が書き立てられた。

 中山については、辻だけでなく、作曲家の井上ヨシマサ、スタイリストの野口強、現在の交際相手である音楽家・渋谷慶一郎なども、ネガティブキャンペーンをはられている。とくに野口については露骨で、交際が発覚した年の11月に、女性週刊誌3誌と「FRIDAY」が一斉に野口のソープ遊びを揶揄する記事を掲載した。

「見出しには、“ソープ通い”“ソープ大好き”といった文字が躍り、『女性セブン』(小学館)などは、野口が吉原の高級ソープに入店する写真を掲載したり、担当したソープ嬢の話まで取材するほどの力の入れようでした。芸能人でもない人物にここまで執着するのは、何らかの強い意向が働いたとかしか考えられません」(同)

小泉今日子や藤原紀香、内田有紀らのケースもそうだった。交際が発覚すると、すぐに相手の女癖や収入格差などが記事にされる。また、こうしたネガティブキャンペーンはタレントの結婚後にも行われている。夫婦間に少しでも亀裂が入る兆しがあると、浮気やDVなど、相手の悪口が一斉に書き立てられるのだ。小泉と結婚していた永瀬正敏、藤原と陣内智則、内田と吉岡秀隆……。

「バーニングにとって、自社所属の女性タレントと結婚や恋愛をした男性は基本的に商売の妨害をした敵という考え方なんです。だから、結婚後も何かあると、すぐに離婚を促す方向にもっていく傾向がある。メディアがこういう記事を書き始めるのは、そのような空気を察知するからでしょう。もちろん、離婚となったときに自社タレントに有利な条件を引き出すという意味合いもありますしね」(芸能ジャーナリスト)

 最近では、このやり方を他の大手プロも真似しだしたようだ。2013年、矢口真里と中村昌也の離婚報道では、矢口の“自宅お持ち帰り不倫”が詳細に報じられている。

「もともと、『女性セブン』が夫婦の収入格差などが原因で別居したと一報を打ったのですが、その翌週の『週刊女性』(主婦と生活社)には、矢口の不倫情報が出ました。しかも相手の男性が特定されているうえに、密室での3人のやり取りまで書かれている。これは中村の所属事務所であるワタナベエンターテインメントが離婚条件を有利に進めるためにリークしたと言われています」(週刊誌記者)

 一気に形成不利となった矢口は無期限の芸能活動休止に追い込まれ、現在まで芸能界に復帰できていないのはご存じのとおりだ。

 それにしても、こういった状況から見えてくるのは、大手プロダクションの論理に翻弄される芸能マスコミの情けない実態だ。彼らは取材して記事を作るという取材者の大原則を逸脱して、大手事務所におもねって、その先兵のような役割を果たしているのだ。これでは“芸能マスゴミ”と呼ばれるようになるのも致し方ないのかも知れない。
(田部祥太)

最終更新:2015.01.19 05:13

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