千原せいじが「不倫してもロケが1本飛んだだけ」…吉本の安倍応援団芸人なら不倫しても許されるテレビの事情

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷

矢口真里、ベッキー、斉藤由貴…不倫した女性はみんな謹慎に追い込まれているのに

 たとえば、矢口真里、ベッキー、斉藤由貴、藤吉久美子ら、不倫が発覚した女性はほぼ例外なく番組降板、謹慎などに追い込まれている。

 にもかかわらず、せいじは何事もなかったかのように、批判もされず、ワイドショーに出続け、人の悪口を言い放っている。メディアでは「週刊文春」から直撃を受けた際のせいじの対応が好感度を上げた、なんていう話になっているが、これがなぜ好感度を上げることになるのか。

 せいじは「週刊文春」に「やっぱりあの……ちょっと他のものも食べてみたいとかね。カレーライスばっかりじゃなくて、たまにはハヤシライスとかハッシュドビーフも食べたくなるしねぇ」などと答えていた。これは明らかな女性差別発言であり、むしろ不倫以上に糾弾されてしかるべきだろう。

 せいじが批判されない大きな理由は、まず、せいじが男だからだ。本サイトでも何度も指摘しているように、ワイドショーをはじめとするマスコミの報道は不倫をしたのが男性か女性で、その論調が大きく違う。女の不倫は「許さん」「番組降板も当然!」とばかりにバッシングする一方、男の不倫は「甲斐性」「モテる」などと称賛する声さえ上がる。もちろんこれは、日本社会の男尊女卑、女性にだけ貞操を強制する空気を反映したものだ。

 さらにもうひとつ、せいじが批判されないのは「吉本芸人」ということも大きく影響している。吉本興業はほとんどのテレビ局が株主になっており、テレビに大きな影響力を持っているため、おいそれと干すことはできないのだ(それは反社会勢力の闇営業に出かけていた宮迫博之がなんのお咎めも受けてないことからも明らかだ)。

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

新着芸能・エンタメスキャンダルビジネス社会カルチャーくらし

千原せいじが「不倫してもロケが1本飛んだだけ」…吉本の安倍応援団芸人なら不倫しても許されるテレビの事情のページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。ネトウヨ不倫千原せいじ吉本興業安倍応援団林グンマ矢口真里の記事ならリテラへ。

マガジン9

人気連載

アベを倒したい!

アベを倒したい!

室井佑月

ブラ弁は見た!

ブラ弁は見た!

ブラック企業被害対策弁護団

ニッポン抑圧と腐敗の現場

ニッポン抑圧と腐敗の現場

横田 一

メディア定点観測

メディア定点観測

編集部

ネット右翼の15年

ネット右翼の15年

野間易通

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

政治からテレビを守れ!

政治からテレビを守れ!

水島宏明

「売れてる本」の取扱説明書

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄