「AKBはビジネス、ファンは可哀想」…石破茂がこのタイミングでまさかのAKB批判! 秋元康と癒着の安倍への対抗心か

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 ああ、石破クンは日がな一日考えていたのね、キャンディーズのことを。でも、はっきり言ってその話、どうでもいいんですけど……。そう思っていたら、唐突にピンク・レディーを〈何か違う〉〈誰かが冷静に計算して作り出したスター〉とディスりはじめた石破氏。男性ファンがターゲットだったキャンディーズとは違い、ピンク・レディーが女性ファン層を取り込んだことに、〈男の子としては、どこか水を薄めたような物足りなさを感じた〉らしい。そして、〈“女性の生き方”を提示する存在〉となった小泉今日子の登場をもって、〈私の知っていた「アイドル」は消えた〉という。

 アイドルという存在は男の慰めものであって、女はこっちくんな、ってことか。うっかり自分のマッチョさやセクシズムを露呈させてしまっているところには失笑を禁じ得ないが、しかし、本題はここからだ。石破氏は〈今日、人気を誇っているAKB48も、ビジネス化の発展した先にあるような気がする〉と、今度はAKBに矛先を向けるのだ。

〈「会いに行けるアイドル」というコンセプトは、つまるところ、お金を出してアイドルと会って握手することができるということだ。(中略)しかし、それが社会現象化し、人気投票にすぎないはずの“総選挙”なるものがNHKニュースで報道されるようになると、もはや私の目には、「巨大ビジネス」としての仕組みしか見えなくなってしまう〉

 ここまで読んでようやく、石破氏のこの論文の目的がわかってきた。この論文、たんに精神童貞アイドル観をこじらせているだけではなく、あの人への批判として書かれているのだろう。ほかでもない、宿敵である安倍首相だ。

 いわずもがな、安倍首相は“組閣ごっこ写真”流出騒動が裏付けるように、AKBの総合プロデューサーである秋元康とはベッタリの関係。ASEAN首脳との夕食会でもAKBに踊らせるなど、さまざまな場面でAKBを政治利用してきた。AKBを批判するということは、暗に安倍首相を批判することにも繋がるのだ。

 石破氏といえば、3年前の総裁選で安倍に惨敗した過去をもち、内閣人事でも主要閣僚から外されてきた。一応、安倍支持を口にしてはいるが、今月15日の強行採決前日には「国民の理解が進んでいるとは言えない」と発言。また、同月2日には自分のグループの勉強会で、「『なんか自民、感じ悪いよね』と国民の意識が高まっていったときに危機を迎えるのが私の経験だ」と安倍首相を牽制している。いまではその「なんか自民党、感じ悪いよね」が安保法制反対運動のシュプレヒコールになっているほどで、石破氏は安倍首相の独裁にストップをかけられるかもしれない、そういった注目も集めていた。

 が、こんな肝心なときに繰り出したのが、まさかのAKB批判。国防論に一家言あるのなら正々堂々と真正面から安保法制に反論したらいいのに、それもしないとは。挙げ句、論文の最後はこう締めくくっている。

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