改憲を諦めない安倍首相のソフト路線に騙されるな!「戦争ができる国づくり」の本音はいまも変わらない

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷
改憲を諦めない安倍首相のソフト路線に騙されるな!「戦争ができる国づくり」の本音はいまも変わらないの画像1
自由民主党HPより

 きょう、憲法施行から71周年となる記念日を迎えた。この間、権力をカサに憲法をないがしろにしつづけてきた安倍政権だが、ここにきて、森友の文書改ざんや加計疑惑での「首相案件」文書の発覚、自衛隊の日報隠蔽、北朝鮮外交の失敗による「蚊帳の外」状態と、そのインチキな正体を次々に露呈させ、政権の土台が大きく揺らぎ始めた。

 しかし、驚いたことに、安倍首相はこの期に及んでもまだ憲法改正を諦めていない。産経ニュースによると、安倍首相は1日におこなわれた新憲法制定議員同盟の集会にメッセージを寄せ、憲法9条について「いまだに多くの憲法学者は『自衛隊を憲法違反である』といい、ほとんどの教科書にその記述があり、自衛官の子供も、その教科書で学ばなければならない現状がある」と述べたという。

 現在使用されている7社の中学生向け公民教科書は両論併記で、断定的に「自衛隊は違憲」と記述している教科書はない。この指摘は昨年からずっとされつづけているが、安倍首相はこの“自衛隊員の子どもがかわいそう”なる感情論でまたも煽り、こうつづけている。

「もとより戦後70年、わが国が堅持した平和主義の基本理念は今後も変わることはないが、憲法にわが国の独立と平和を守る自衛隊を明記し、違憲論争に終止符を打つことは今を生きる私たちの責務だ」
「いよいよ私たちが憲法改正に取り組むときが来た。主役は国民だ」

 違憲論争に終止符を打つ。これが改憲の目的だと言うのだが、そもそも安倍首相は2月5日の衆院予算委員会において「(改憲案が)国民投票で否定されても(自衛隊が合憲であることは)変わらない」と答弁しており、「違憲論争に終止符を打つ」ことが改憲の目的ではないことは明白だ。

 事実、本サイトがスクープしたように、安倍首相と安倍自民党が進めている9条に自衛隊を明記する加憲案は、安倍首相のブレーンであり、日本会議常任理事で政策委員の伊藤哲夫・日本政策研究センター代表が2016年から提案していたもの。日本政策研究センターの機関誌「明日への選択」16年9月号では、伊藤氏が加憲の狙いを“護憲派の分断”にあると開陳しているのである。

 その上、安倍首相の改憲案が恐ろしいのは、平和主義を具体化した9条の戦争放棄と戦力不保持を骨抜きにするものである、という点だ。改憲案では、自衛隊を「必要最小限度の実力組織」とする定義を変え、「必要な自衛の措置」をとるための実力組織として位置づけられている。この「必要な自衛」はいかようにも解釈でき、フルスペックの集団的自衛権の行使も可能になってしまうのだ。

 先日も政府は自衛隊のイラク派遣の日報に記載されていた「戦闘」という言葉を、自衛隊法上の「戦闘行為」の意味で用いられた表現ではないと閣議決定した。不都合な記載がある日報を隠蔽しつづけ、さらには戦闘があったことを現場が報告しても言葉を弄んで否定する──。公文書改ざんをはじめ、このような国民軽視、人命軽視の総理に、憲法に手を出す資格などもとよりない。

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

新着芸能・エンタメスキャンダルマンガ・アニメビジネス社会カルチャーくらし教養

改憲を諦めない安倍首相のソフト路線に騙されるな!「戦争ができる国づくり」の本音はいまも変わらないのページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。安倍晋三編集部の記事ならリテラへ。

人気記事ランキング

総合
いいね! 数
1 安倍の加計との面会否定が信じられない理由
2 是枝監督のカンヌ受賞作は貧困叩きへの違和感から
3 安倍の嘘を証明する文書を愛媛県が提出
4 のんが水木しげる全集に「戦争は本当にダメだ」
5 新潟県知事選で自公候補の“エセ県民党”ぶり!
6 安倍内閣が「面会確認困難」の閣議決定
7 岸井成格が安倍官邸から受けた圧力
8 弁護士懲戒を煽動のブログ「余命」の悪質
9 日テレ南京検証番組がネトウヨに徹底反論
10 岩城滉一騒動で「在日」差別激化
11 美輪明宏が安倍と支持者を一喝!
12 『かぐや姫の物語』は#MeTooを先取り
13 松本人志『ドキュメンタル』のセクハラ
14 是枝監督「映画が日本に利用されてる」
15 愛川欽也が「安倍に殺される」と
16 パワハラ休職した社員にさらなるパワハラ
17 安倍の改憲強行姿勢の裏で自民党と電通が国民投票対策
18 東京五輪ボランティアがブラックすぎ
19 安倍が前川前次官の発言をでっちあげ
20 山本大臣が「加計ありき」で京産大に圧力
1安倍が前川前次官の発言をでっちあげ
2岸井成格が安倍官邸から受けた圧力
3 安倍内閣が「面会確認困難」の閣議決定
4是枝監督のカンヌ受賞作は貧困叩きへの違和感から
5産経と杉田水脈が政権批判の学者狩り
6柳瀬氏答弁を京産大、愛媛県知事が批判
7NHK岩田、櫻井よしこが「良い独裁もある」
8安倍の金正恩評価発言に極右勢力は? 
9麻生「改ざんは個人の問題」は鬼畜発言
10 新潟県知事選で自公候補の“エセ県民党”ぶり!
11のんが水木しげる全集に「戦争は本当にダメだ」
12日テレ南京検証番組がネトウヨに徹底反論
13星田、村本、博士がデモ批判に反論
14山本大臣が「加計ありき」で京産大に圧力
15石田純一「セクハラは今も昔もアウト」
16弁護士懲戒を煽動のブログ「余命」の悪質
17自衛隊関連組織が日本会議の改憲署名に協力
18安倍の嘘を証明する文書を愛媛県が提出
19柳瀬秘書官の参考人招致は嘘と詭弁だらけ
20安倍の加計との面会否定が信じられない理由