少年に自白強要の高井戸署は、萩原流行死亡事故でも隠蔽の過去! 児童買春、覚せい剤、裏金隠し…警察の不祥事隠蔽

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高井戸警察署TOPページより


 またしても警察の卑劣な取り調べ、しかも少年に対する自白の強要の実態が明らかになり、大きな波紋を呼んでいる。

 これは今月10日、東京弁護士会と少年の父親らが「重大な人権侵害があった」として会見を開いたことで明らかになったもの。会見によれば2015年12月19日、万引きに関与したとして警視庁高井戸署が当時中学生だった男子生徒2人を任意で聴取。その際、取り調べの警察官が「否認すれば牢屋に入れるんだぞ!」「少年院にぶちこむからな」「お前の人生終わり、高校行けねえから」などと高圧的に罵倒、2時間にわたり自白を迫ったというものだ。それぞれ別々の部屋で取り調べを受けた少年たちだが、そこでは立会人もなく、黙秘権も告知されず、2人の少年はいったんは犯行を認めてしまったという。

 その後、少年たちが万引きに関与していなかったことが明らかになったが、少年側は東京弁護士会に対して、人権救済の申立てを行い、そのため弁護士会が高井戸署に人権侵害にあたると「警告書」を発したと発表したのだ。

 今回の一件が衝撃的だったのは、取り調べの際の音声がICレコーダーに残されており、それが公開されたことだ。

「窃盗罪を負わせといて、お前たちはぬくぬくできると思ったら大間違いだぞ」
「テメェらこそ地獄を見せてやる」
「訳のわからないこと言ってんじゃねぇ! この野郎」
「二度としませんから許してくださいって言うまでは、高校行けねえからな。いいな」

 少年に対して身の毛のよだつ暴言、自白の強要が克明に記録されているのだが、これは自宅を訪れた警察官の態度が高圧的だったことに不安を感じた少年の母親が少年にICレコーダーを持たせたことで、残されたものだ。

 こうした“証拠”を突きつけられた高井戸署は「取り調べの際に不適切な言動があった。2人が万引きを強要した事実はなかった」と、2人の両親らに謝罪したが、しかし、逆に言えば“証拠”がなかったら、おそらく警察はその事実を認めることはなかっただろう。

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