東京五輪めぐり増田明美と有森裕子が論争! コロナを無視して開催を主張する増田のスポーツ至上主義に有森が「社会への愛が足りない」

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷
東京五輪開催めぐり増田明美と有森裕子が論争! スポーツ至上主義で開催を主張する増田に有森が「社会への愛が足りない」の画像1
NHK公式サイトより


 東京五輪・パラリンピックをめぐり、海外からの観客受け入れ断念が20日の5者協議で合意された。しかし、世界のコロナ感染状況を考えれば当然で、むしろ変異株の拡大などまったく先が見通せないなかで「まだ開催する気」でいることのほうに驚かざるを得ないだろう。

 そんななか、昨日21日にNHKスペシャル『令和未来会議 あなたはどう考える? 東京オリンピック・パラリンピック』が放送された。番組は、大会組織委員会の中村英正氏、国際オリンピック委員会(IOC)委員の渡辺守成氏に加え、五輪メダリストの有森裕子氏、元マラソン選手でスポーツジャーナリストの増田明美氏、作家の真山仁氏、社会学者の水無田気流氏、タレントの藤本美貴氏、東北医科薬科大学特任教授の賀来満夫氏という8人のパネラーが出演。

 議論は、開催に前のめりな意見を主張する組織委の中村氏、IOC委員の渡辺氏、増田氏に対し、有森氏や真山氏、水無田氏らが疑問を呈するという展開で進んだのだが、浮き彫りになったのは、「開催」を主張する人たちのあまりの意識の低さ、そして客観的な事実に蓋をする姿勢だった。

 番組では、冒頭に中村英正・組織委ゲームズ・デリバリー・オフィサー(GDO)は「安全安心が第一」「いままでの大会以上にプロセス、コミュニケーションが大事」と発言。これには作家の真山仁がこう反論した。

「安全というのはだいたい数値化できるものなんですよ。でも我々は数値を聞いたことがない。数値化できない、安全すら担保できない状態。安心というのは信頼関係のなかで生まれてくるもので、安全という数値を担保にした上でそれぞれコミュニケーションしながら安心の信頼を勝ち取っていくもの」
「(パラの選考会では)厳戒態勢のなかで競技されているが、そこまでやるのがスポーツなのか。健康な環境のなかで選手も観る人も自由に何もまわりのことを気にしないでスポーツを楽しめて、はじめてスポーツの祭典になると思う」

 まったく真っ当な意見と言わざるを得ないが、しかし、こうした意見に対して、国際体操連盟会長でIOC委員の渡辺守成氏は、こんなことを言い出したのだ。

「各国20カ国回るたびに、タクシーの運転手とかウエイトレス・ウエイターのみなさんに『あなた東京オリンピックどう思う?』って訊くんですね。信じてもらえないかもしれないかもしれないですけど、僕はおそらく1000人近い人に訊いていると思いますけど、みんながみんな『東京オリンピックやってくれよ』と言うんですね。それはやっぱり暗いと。こんな暗い生活するのは嫌なんだと。明かりや光、希望が欲しいと。僕にはそう言われる」

「みんな『オリンピックやってくれ』と言っている」って本当か?とツッコまざるを得ないだろう。実際、公益財団法人「新聞通信調査会」が20日に発表した米国、フランス、中国、韓国、タイの5カ国でおこなった世論調査の結果では、東京オリパラの開催について「中止すべきだ」「さらに延期すべきだ」を合わせた回答は5カ国すべてで7割を超え、タイにいたっては95.6%にもおよんでいるからだ。

 この渡辺IOC委員の発言には、社会学者の水無田気流氏が「社会学的に考えると、ちょっとそれは選択的接触じゃないのかなと思ってしまう。IOCの方に会う方は限られている。身内の比較的近しい方とばかり議論してきた結果、透明性を欠いたまま開催ありきでここまできてしまった」と指摘したが、そのとおりと言っていいだろう。

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

新着芸能・エンタメスキャンダルビジネス社会カルチャーくらし

東京五輪めぐり増田明美と有森裕子が論争! コロナを無視して開催を主張する増田のスポーツ至上主義に有森が「社会への愛が足りない」のページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。NHKNHKスペシャル増田明美有森裕子東京五輪水無田気流渡辺守成真山仁編集部の記事ならリテラへ。

人気記事ランキング

総合
ツイート数
1 組織委は「復興」ないがしろ!被災3県の子どもの深夜動員にも批判 
2 大ウソだらけの東京五輪! 安倍・菅・森はどんな嘘をついてきたか
3 五輪サッカー・久保建英が南アの陽性者に「僕らに損ではない」と無神経発言
4 青木理に官邸の仕掛けで不倫情報
5 五輪開会式演出の小林賢太郎が“ユダヤ人大量惨殺ごっこ”ギャグで解任!
6 葵つかさが「松潤とは終わった」と
7 岩井俊二監督がクールジャパンに苦言
8 IOC幹部の発言で安倍の責任が明白に…「1年以内延期」「再延期なし」ゴリ押し 
9 川島なお美が近藤誠の診断を告発
10 相模原障害者殺傷事件に死刑判決、植松被告の差別思想と安倍政権
11 佐々木宏問題の本題はMIKIKO先生の排除 でもワイドショーは
12 百田、上念、有本、WiLL…安倍応援団の小川榮太郎切りが醜悪!
13 小倉優香の番組中「辞めさせてください」の本当の理由は番組のセクハラ
14 NHKが開会式前日に放送『いだてん』が突きつける東京五輪への疑問
15 東京五輪開閉会式に小山田圭吾参加で批判殺到!過去に“障害者いじめ自慢”
16 それでも謝罪しない…河野太郎がワクチン問題でついた嘘と”知の崩壊“発言
17 秋元康の東京五輪に椎名林檎が危機感
18 安倍晋三が植村隆と櫻井よしこの裁判めぐりデマ投稿!
19 吉村知事の「新大阪駅で検温」にツッコミ殺到! 変異株死亡者隠蔽も
20 南ア、チェコ選手の感染、イギリス選手の濃厚接触も隠していた政府と組織委
1大ウソだらけの東京五輪! 安倍・菅・森はどんな嘘をついてきたか
2五輪関係者が入国当日、築地を散歩! 
3聖火お披露目式で手話通訳が小池百合子らのテントには入れず雨に濡れ
4 平井大臣の株売却益隠しの裏!タニマチIT企業がオリパラアプリを高額受注
5東京五輪開閉会式に小山田圭吾参加で批判殺到!過去に“障害者いじめ自慢”
6五輪サッカー・久保建英が南アの陽性者に「僕らに損ではない」と無神経発言
7 検査数少ないのに感染1387人 東京で医療逼迫が起き始めた!
8それでも謝罪しない…河野太郎がワクチン問題でついた嘘と”知の崩壊“発言
9五輪入場行進にすぎやまこういちの曲、杉田水脈のLGBT差別に同調
10南ア、チェコ選手の感染、イギリス選手の濃厚接触も隠していた政府と組織委
11五輪でIOCラウンジ以外にVIPルーム、広告代理店は物品購入でも15%上乗せ
12五輪開会式演出の小林賢太郎が“ユダヤ人大量惨殺ごっこ”ギャグで解任!
13きゃりーぱみゅぱみゅ、ロンブー淳、フット岩尾らがオリンピックに疑問!
14NHKが開会式前日に放送『いだてん』が突きつける東京五輪への疑問
15組織委は「復興」ないがしろ!被災3県の子どもの深夜動員にも批判 

カテゴリ別ランキング

マガジン9

人気連載

アベを倒したい!

アベを倒したい!

室井佑月

ブラ弁は見た!

ブラ弁は見た!

ブラック企業被害対策弁護団

ニッポン抑圧と腐敗の現場

ニッポン抑圧と腐敗の現場

横田 一

メディア定点観測

メディア定点観測

編集部

ネット右翼の15年

ネット右翼の15年

野間易通

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

政治からテレビを守れ!

政治からテレビを守れ!

水島宏明

「売れてる本」の取扱説明書

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄