N国・立花孝志のマツコ攻撃を放置するメディアの危険! N国を猛プッシュするAbemaTV、百田尚樹ら安倍応援団とも接近

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N国・立花を猛プッシュするAbemaTV、百田・上念ら安倍応援団も急接近

 AbemaTVが放送する『AbemaPrime』では、統一地方選後からいち早く立花代表を出演させていた。さらに、参院選投開票日の選挙特番にも当確前からスタジオ生出演させ、参院選から2日後にも生出演。その後も8月1日放送回に登場し、ひろゆき氏らとネット炎上問題について語り合うなど“おなじみの顔”になりつつある。ようするに、“キャラ立ちした政治家”として面白がっているのだ。

 だが、立花代表やN国は“珍キャラ”“おもしろ政党”などと扱うことは非常に危険だ。本サイトで以前、指摘したように、N国はネトウヨ、ヘイトの巣窟で、実際、統一地方選で当選した議員のなかには在特会らと行動をともにし民族差別を煽動した中曽ちづ子・川西市議など、極右レイシストが複数いる。また、立花代表自身も、森友問題で部落差別デマを吹聴したり、元NGT48・山口真帆の動画を名誉毀損丸出しの手法で拡散させるなど、数々のデマを喧伝してきた人物だ(過去記事参照https://lite-ra.com/2019/07/post-4871.html)。

 それだけではない。立花代表は「安倍晋三首相がやろうとしている憲法改正の発議に賛成するという条件というか、協力することを武器に、スクランブル放送を実現したい」と発言しているとおり、安倍政権の補完勢力として改憲に協力する姿勢を見せている。しかも12日には、百田尚樹氏のネット番組にも出演し、百田氏や有本香氏、上念司氏といった極右安倍応援団とも急接近。百田・有本・上念の3氏は、例の安倍親衛隊による報道圧力団体「放送法遵守を求める視聴者の会」の役員も務めている。

 この調子だと、スクランブル放送が実現せずとも改憲勢力に加わり、安倍応援団に仲間入りして報道の自由に圧力をかける尖兵になる、そんな可能性も十分にあるだろう。

 今回のマツコ攻撃については、地上波のニュース番組やワイドショーも、立花代表の攻撃ターゲットにされたくないからか、騒動を無視しN国に対しまともな批判をしていない状態にある。しかし、メディアや社会が立花代表とN国を無批判に“おもしろキャラ”としてネタ消費していると、政治はさらに劣化し、報道圧力がまかり通る国を加速させる危険性さえある。マツコ攻撃騒動をおもしろがっていては危ないと、あらためて警鐘を鳴らしておきたい。

最終更新:2019.08.17 12:49

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