山口組分裂で戦争にならないのも当然? 暴力禁止、親子盃も省略、実は刺青入れてない…現代ヤクザの意外な日常

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 また、ヤクザ映画では、親子の盃を交わすシーンや、組長のために組員が命を賭すシーンなどが出てくることがあるが、これらの「任侠心」も、あくまでフィクションなようだ。

〈親子盃そのものが省略されることも多く、現代では組員の四割程度しか親子盃を経験していないという調査もあります。
 親子盃を交わすとなれば、映画などでよく知られたセリフが出てきます。
「産みの親子がいるのに、改めて今日から○○さんの子分となるからには、親の言うことは、白いものを黒いと言われても、『はい』と言わなければならないが、それを覚悟してこの盃を受けなさい」
 場合により適当に省略されますが、精神においてはこの通りです。だから組員になった者は、よほど組長が物の分かった人でないと、途中で、あまりにバカバカしくて、やってられない、とつくづく思うことになってしまいます。
 科学警察研究所の調査によれば、「親分に盃を返したい、あるいは親子関係を解消したいと思うことがしばしばある」と答える組員が14.6%、「ときおり親子関係を解消したいと思うことがある」とする組員が29.3%もいて、両方の回答を合わせると、43.9%の組員が必ずしも親分に心服していないのです〉

 山口組関連のニュースが報じられる際は、必ずといっていいほど、全身をイタリア製ブランドのスーツでキメた、まるで映画スターのような出で立ちの6代目山口組・司忍組長の写真が使われるが、上層部がそのような豪勢な生活を送る一方、大半の下っ端組員は意外にもトホホな日常を送っているようなのである。
(井川健二)

最終更新:2015.11.03 11:04

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