能町みね子が週刊文春の“貴乃花親方ベッタリ”報道に激怒し、文春連載コラムの休載を宣言

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能町みね子氏には、「週刊文春」だからこそ連載を続けてほしい!

 実際、能町氏は別に相撲協会の主流派を擁護するために「文春」やマスコミを批判しているわけではない。その極端に不公平な扱いや、理事選での政治的な動きにメディアが加担していることに怒っているのだ。

 たとえば、先に紹介したように、理事選直前、スポニチが春日野部屋での4年前の暴行事件をスクープし、続いて文春が春日野親方による7年前の八百長事件口止め工作を報じた直後、能町氏はツイッターで、文春が7年前の事件を大々的に報道する一方で貴乃花部屋の暴行裁判を一切扱わないことに疑義を呈していた

 この貴乃花部屋の暴行裁判というのは、2014年、引退した元貴斗志が貴乃花親方に無理やり引退届を出されたとして、翌年3月、相撲協会を相手取り「地位確認等請求」「報酬の支払い」などを求めて東京地裁に提訴した裁判のこと。裁判はまだ、東京高裁で係争中だが、この裁判の中で、元貴斗志は貴ノ岩から暴行を受けたと主張。また、「夕刊フジ」によると、この裁判では、さらに二人の元貴乃花部屋の元力士が証言台に立ち、貴ノ岩や同じく貴乃花部屋の現世話人である嵐望などの暴行を証言したという。

 春日野部屋の暴行事件については4年前のことを大々的に報じているのに、貴乃花部屋については、現在進行中の裁判で出てきている話にもかかわらず一行も触れない。その姿勢は恣意的と言うしかなく、そういう意味では、能町氏の怒りは極めて正当と言っていい。

 ただ、一つだけ加えておくと、能町氏が連載を休載することには反対だ。マスコミが貴乃花ヨイショ、モンゴル力士バッシングに覆われているいま、能町氏が文春に原稿を書かなくなってしまえば、それこそ貴乃花親方の危険性を指摘する意見がメジャーなメディアでは皆無になってしまう。

 百田尚樹氏の『殉愛』騒動の時、林真理子氏が「週刊文春」連載で、この問題が同誌でタブーになっている状況を批判したが、能町氏もこれから毎号、貴乃花批判、「文春」批判を展開すればいいではないか。「文春」には作家を大事にする伝統があるから、記事を編集部にストップさせられる可能性はそう高くないはずだ。

 貴乃花派の急先鋒である「文春」だからこそ、能町氏が連載を続ける意味があると思うのだが……。

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