バス旅出演の羽田圭介が新作でテレビの裏側を暴露!『情熱大陸』は「本当の顔が撮れていない」と何度もダメ出し

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷
hatakeisuke_01_170318.png
「ローカル路線バス乗り継ぎの旅Z」に出演する羽田圭介、田中要次、IMALU(テレビ東京HP)


 芥川賞作家の羽田圭介が、テレビ東京の人気番組「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」新シリーズのレギュラーとなったことが発表された。2015年、『スクラップ・アンド・ビルド』(文藝春秋)で、又吉直樹とともに第153回芥川賞を受賞以来、テレビに引っ張りだことなっている羽田圭介。もはや又吉以上にタレントらしい羽田だが、そんな彼が受賞後に書いた作品としては実質的な第1作目となる、『成功者K』(河出書房新社)が今月10日に発売され、早速大きな話題を呼んでいる。

 この作品の主人公は、芥川賞受賞後、それまでくすぶっていたのが嘘のように大ブレイクし、テレビや講演会などの仕事が引っ切りなしに舞い込んでくるという、明らかに羽田自身をモデルにしていると思われる「K」なる人物。そんな彼は、華やかなテレビの世界で成功をおさめるや否や急に寄ってくるようになった女性ファンを次々と食っていく。テレビ出演のおかげで収入は激増、そして、それ以外の時間は休む暇もなくセックス三昧の日々と、男の夢を具現化したかのような生活を送るのだが、その一方で新たな小説の執筆は遅々として進まず、だんだんと主人公は心身ともにバランスを崩していく……というのがあらすじだ。

 羽田はこの小説について「6割5分が本当の話」(17年3月10日「デイリースポーツオンライン」)と語っているが、確かに、ファンを食い散らかしているくだりは真偽不明としても、作中では芥川賞受賞後からめまぐるしく変わる日々のなかで感じた思い、特に、テレビをはじめとしたメディアに対しての疑念のようなものが生々しく描かれている。

 前述したように、テレビに出るようになったKは、金もモテも手に入れることができ、良いこと尽くめのようにも思えるが、その代償もまた大きい。そのひとつが、一般の人に顔が割れてしまったこと。無防備に繁華街などを歩けば、テレビでのイジられキャラそのままにからかわれたりもする。

 そしてもうひとつが、すべてを自分でコントロールできる小説とは違い、テレビでは自分の発言や行動が編集によってねじ曲げられて伝わってしまうことだ。作中、Kは某有名ドキュメンタリー番組の長期取材に付き合わされ、だんだんとそのスタッフらに敵意をもつようになっていく。小説内で具体的な番組名は明かされないが、後々に出てくる細かい情報から類推して、これは『情熱大陸』(TBS系)のことを指しているのだろう(羽田は15年12月20日放送分に出演している)。

 作中でKは、番組ディレクターから何度も同じ質問を繰り返し聞かれたうえ、「本当の顔」が撮れていないとも告げられ、ドキュメンタリーの撮影は難航する。撮影開始当初は長寿ドキュメンタリー番組の撮影に好意的だったKも、プライバシーの領域にまで入り込まれることが日常化するにつれ、だんだんとドキュメンタリーの制作スタッフにネガティブな感情を抱くようになる。虚実ないまぜの小説ではあるが、ここの描写に関しては羽田自身の本音に近いのではないだろうか。というのも、「文學界」(文藝春秋)17年3月号に掲載された村田沙耶香との対談で羽田は、テレビ上でのキャラづけについてこんな不満を吐露していたからだ。

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

新着芸能・エンタメスキャンダルマンガ・アニメビジネス社会カルチャーくらし教養

バス旅出演の羽田圭介が新作でテレビの裏側を暴露!『情熱大陸』は「本当の顔が撮れていない」と何度もダメ出しのページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。新田 樹の記事ならリテラへ。

人気記事ランキング

総合
いいね! 数
1 安倍の身勝手解散は民主主義の破壊
2 前川喜平が安倍政権の愛国教育を批判
3 総選挙直後に加計獣医学部を認可の情報
4 灘中校長が語る自民党とネトウヨの圧力
5 室井佑月が前川前事務次官に加計問題を訊く
6 安倍首相の大嘘解散会見に騙されるな!
7 アムウェイにキラキラ女子が急増中!
8 痛快!SMAP3人の奴隷解放宣言
9 安倍が国連演説で北朝鮮を煽りまくり
10 NHK岩田が安倍に反旗は大ウソ!
11 葵つかさが「松潤とは終わった」と
12 フィフィが水原希子に狡猾なヘイト攻撃
13 安倍解散強行の理由は森友捜査ツブシ
14 長渕剛が安倍政権を批判する新曲を発表
15 田中慎弥が看破した安倍マッチョの正体
16 田崎史郎が大義なき解散をトンデモ擁護
17 Twitter「永久凍結」菅野完氏インタビュー
18 東京五輪買収は決定的と海外で報道
19 華原朋美が告白!男との壮絶過去
20 室井佑月が山口二郎と語る野党の闘い方
1坂本龍一が受けた政治圧力と誹謗中傷
2東山紀之がキャスター就任で反差別表明
3安倍御用・山口敬之の不起訴はおかしい
4安倍解散強行の理由は森友捜査ツブシ
5水原希子がヘイト攻撃に毅然メッセージ
6安倍が国連演説で北朝鮮を煽りまくり
7 田崎史郎が大義なき解散をトンデモ擁護
8室井佑月が前川前事務次官に加計問題を訊く
9Twitter「永久凍結」菅野完氏インタビュー
10総選挙直後に加計獣医学部を認可の情報
11卑劣!官邸と産経が望月記者攻撃を煽動
12東京五輪買収は決定的と海外で報道
13 フィフィが水原希子に狡猾なヘイト攻撃
14前川喜平が安倍政権の愛国教育を批判
15財務省と森友、口裏合わせの新証拠音源
16田中慎弥が看破した安倍マッチョの正体
17痛快!SMAP3人の奴隷解放宣言
18西村京太郎「日本に現代戦は無理」
19NHK岩田が安倍に反旗は大ウソ!
20沖縄に大量の核兵器が配備されていた

人気連載

アベを倒したい!

室井佑月

連載一覧へ!

アベを倒したい!

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄

"体育会系相田みつを"松岡修造は本当に「ブレない男」なのか? 年を追うごとに変わっていく修造語録を読み解く

「売れてる本」の取扱説明書

ネット右翼の15年

野間易通

高市早苗はいかにして"ネオナチ"と出会ったか

ネット右翼の15年

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

戦争を放棄せよ! 軍事力がなくても侵略と闘う方法はある、自由のために闘える!

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」