Kダブシャインが批判を恐れ口をつぐむ日本の音楽状況を批判!「今のアーティストは自主規制を当然と考えている」

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷
kdub_160915_top.jpg
Kダブシャイン『自主規制』(ワーナーミュージック・ジャパン)

 今年6月、野外ロックフェス「FUJI ROCK FESTIVAL’16」にSEALDsの奥田愛基氏の出演がアナウンスされたことをきっかけにインターネットで巻き起こった「音楽に政治を持ち込むな」論争。

 当サイトではこの問題を何度も取り上げ、ポップミュージックが歴史的に見ても、貧困への怨嗟や体制への反抗と不可分であること、「音楽に政治を持ち込むな」などという意見こそが音楽の本質をわかっていない偏狭な考え方であることを指摘してきた。

 ただ、当のミュージシャンたちはこの問題にあまり積極的に触れようとはしておらず、目立ったところでは、ヒップホップのパイオニアであるいとうせいこう、ロックバンドASIAN KUNG-FU GENERATIONの後藤正文が以下のような発言をしたくらいだった。

「海外では逆に政治的な意見を言えない奴はバカにされるし、それが当たり前の音楽のあり方だと思うよ。(略)音楽と政治が関係ないなんてノンキな事を言ってる場合じゃない状況になってて」(いとうせいこう「BRODY」2016年10月号/白夜書房より)
「今は思ってることをちょっと言うだけで、すぐ活動家みたいに言われちゃうけど、そうじゃないだろうと。そういうのはフツーに言おうぜって」(後藤正文「ミュージック・マガジン」16年8月号)

 そんな中、「音楽に政治を持ち込むな」の論調にはっきり異議を申し立てるミュージシャンが現れた。その人物は、Kダブシャイン。Zeebra、DJ OASISとともにラップグループ・キングギドラで1995年にデビュー。「日本語によるヒップホップで韻を踏む」という現在では当たり前となっているメソッドを最初に確立した人物であり、格差問題やメディアタブーなどをテーマにした社会性の強い楽曲を多く発表していることでも知られている。

 そんなKダブシャインが「SPA!」(扶桑社)の上杉隆連載「革命前夜のトリスタたち」に登場。批判を恐れて口をつぐんでしまうミュージシャンたちを批判している。

「アメリカのMTVを観て育ったので、アーティストが表現の自由を大切にし、権力への反発や束縛からの解放を当然のこととしているのを知り、感化された。でも、今の日本のアーティストは自主規制を当然と考え、事なかれ主義……。本来、音楽はもっと反抗的であって然るべきなんですよ」

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

新着芸能・エンタメスキャンダルマンガ・アニメビジネス社会カルチャーくらし教養

Kダブシャインが批判を恐れ口をつぐむ日本の音楽状況を批判!「今のアーティストは自主規制を当然と考えている」のページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。新田 樹の記事ならリテラへ。

人気記事ランキング

総合
いいね! 数
1 高校生平和大使の演説中止と安倍政権
2 三浦瑠麗が戦前賛美、その御用学者体質
3 加計学園獣医学部施設の設計図疑惑
4 吉永小百合が「9条は変えさせない」
5 松本人志追及に井上公造が「圧力ない」
6 長渕剛が安倍政権を批判する新曲を発表
7 日本の外務省が文大統領と同様の発言
8 Nスペ731部隊検証にネトウヨ錯乱!
9 ローラが所属プロと奴隷契約トラブルも
10 『永遠の0』は恐い!元特攻要員が批判
11 トランプ差別発言に有本香と玉川徹が
12 ウーマン村本こそ“最強反戦芸人”だ!
13 欅坂46平手欠席の背景にブラック労働
14 葵つかさが「松潤とは終わった」と
15 ネトサポの親玉が愛人に告発された
16 ネトウヨ高須院長に息子が苦言!
17 『朝生』で百田尚樹が徹底論破され大恥
18 綾瀬はるかが毒ガス製造の元兵士を取材
19 高橋洋一ら安倍応援団が特区ビジネス
20 仲代達矢と桂歌丸が語った戦争体験
1ウーマン村本こそ“最強反戦芸人”だ!
2 Nスペ731部隊検証にネトウヨ錯乱!
3菅官房長官が壊れ始めた!トンデモ会見
4久米宏、さんま、村本も東京五輪批判
5綾瀬はるかが毒ガス製造の元兵士を取材
6テレ朝が萩生田に全面謝罪した背景
7高橋洋一ら安倍応援団が特区ビジネス
8市原悦子が語る戦争と安倍政権への怒り
9長崎のメッセージも安倍には届かず!
10グアム北ミサイルは存立危機事態でない
11三浦瑠麗が戦前賛美、その御用学者体質
12トランプ的どっちもどっち論横行の日本
13仲代達矢と桂歌丸が語った戦争体験
14寂聴「憲法を汚した安倍は世界の恥」
15手塚治虫が描いた戦争をいま読み直す
16閉会中審査、小野寺防衛相も隠蔽体質
17幹部から新人までほとんどが商売右翼
18極右丸出し”日本ファースト”は小池命名
19安倍の「人づくり」名称のルーツは?
20岸田『ひるおび!』出演にネトウヨが
PR
PR 飲むだけで女性のカラダの悩みを解消!?

人気連載

アベを倒したい!

室井佑月

室井佑月が斎藤貴男と「共謀罪」を徹底批判!「安倍政権に逆らう人が片っ端から逮捕される」

アベを倒したい!

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄

"体育会系相田みつを"松岡修造は本当に「ブレない男」なのか? 年を追うごとに変わっていく修造語録を読み解く

「売れてる本」の取扱説明書

ネット右翼の15年

野間易通

高市早苗はいかにして"ネオナチ"と出会ったか

ネット右翼の15年

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

戦争を放棄せよ! 軍事力がなくても侵略と闘う方法はある、自由のために闘える!

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」