柳美里問題よりヒドい!? 大手・集英社でも著者軽視の強引商法が!

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不況の出版業界、大手でもトラブルが頻発?(画像は『時代劇は死なず! 京都太秦の「職人」たち』集英社新書)

 作家の柳美里氏が10月15日、月刊誌「創」(創出版)の連載エッセイ「今日のできごと」の原稿料が長年にわたって未払いであることを告白し、出版関係者の間で大きな話題となっている。

 ブログによると、柳氏は「創」の篠田博之編集長に原稿料を催促するメールを送ったが、その返事は「ショッキングなメールでしたので、考える時間が必要でした」というもので、すぐさま原稿料を支払うというものではなかった。その後「弊社から『黒子のバスケ』脅迫犯の手記がようやく発売になり、これが売れるとある程度入金もあると思いますので、可能になり次第、原稿料を振り込んでいきます」とのメールも届いたとのことで、「創」編集部の自転車操業ぶりがうかがえる。

 さらに、篠田編集長は「創」の公式ブログで今回の一件について説明。柳氏の主張を全面的に認めた上で、

「『創』はこの何年か、赤字が累積して厳しい状況が続き、制作費がまかなえなくなっています。その雑誌の赤字を個人で補填してきたわけですが、私はもともと会社からは報酬を得ていないので、補填するにも限界があり、いろいろな人に迷惑をかけるようになってしまいました」

 と明かしており、創出版がかなり厳しい状況にあることがわかる。

 原稿料の未払いなど決して許されるものではないが、いずれにしろ出版不況における中小出版社の厳しい現状が如実に表れたともいえそうな今回の一件。しかしながら、その一方で大手出版社においても、著者からネット上で怒りの告発をされるケースも起きている。

 それは9月25日のこと。映画評論家・時代劇研究家の春日太一氏がツイッターで、

「集英社新書、ナメんじゃねえぞ。たとえ飢え死にすることになっても集英社新書じゃ絶対に本は出さない。久々にガチで頭に血がのぼった」

 と、大手出版社である集英社に怒りをぶちまけたのだ。

 春日氏といえば、『あかんやつら 東映京都撮影所血風録』(文藝春秋/2013年11月)、『なぜ時代劇は滅びるのか』(新潮新書/14年9月)、『時代劇ベスト100』(光文社新書/14年10月)など、時代劇や日本映画関連の書籍を多数出版。特に『なぜ時代劇は滅びるのか』は、発売2週間のうちに2度増刷され3万部を突破するなど、時代劇本としては異例のヒットとなっている。

 そんな春日氏が08年12月に集英社新書から出版したのが『時代劇は死なず! 京都太秦の「職人」たち』という1冊。どうやら、この新書を巡ってちょっとしたトラブルになっているようなのだ。春日氏はツイッターでこう説明している。

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なぜ時代劇は滅びるのか (新潮新書)

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