>  >  > 産経の総帥が軍の慰安所関与証言

「女の耐久度」チェックも! 産経新聞の総帥が語っていた軍の慰安所作り

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
shikanai_140907.jpg
『いま明かす戦後秘史 下』(サンケイ出版)

 朝日新聞の慰安婦報道の失態で勢いづいている右派・保守陣営だが、中でも、一番大はしゃぎしているのが産経新聞だろう。産経は慰安婦が政治問題化した1990年初頭から、慰安婦の強制連行はなかったと否定し、河野談話や村山談話を批判、慰安婦を記述した教科書を糾弾するキャンペーンを展開してきた。

 さらに同紙の社説にあたる「主張」や月刊オピニオン誌「正論」では、強制連行の否定だけでなく、慰安婦は「民間業者が行っていた商行為」で、「自ら志願した娼婦」。日本軍は従軍慰安婦に「性病予防対策などで関与していた」だけ、「公衆衛生面で関与していた」にすぎないという主張を繰り広げてきた。

 そして今回、朝日が「吉田証言」の間違いを認めた事で、こうした自分たちの主張がすべて正しかったと勝ちどきをあげているのだ。

 97年に結論が出ていた「吉田証言」の虚偽を朝日が今になって認めたというだけで、どうしてそういう結論になるのかさっぱりわからないが、とにかく産経は自信満々で、日本軍に慰安婦の責任はまったくないかのような論調を繰り広げている。

 だが、彼らは自分たちの会社で中興の祖とあおがれている人物が、その「軍は公衆衛生面で関与していただけ」という主張をくつがえすような衝撃的発言をしていたことを知っているのだろうか。

 その人物とは元産経新聞社長で、フジサンケイグループ会議議長だった故・鹿内信隆。鹿内は日経連専務理事からニッポン放送、フジテレビを開局して社長を歴任した後、産経新聞の経営権を握り社長に就任。現在、フジサンケイグループの原形を築き上げた人物だ。その権力と政治力は絶大なものがあり、1990年になくなるまで、事実上のオーナーとして同グループを独裁支配。経営方針だけでなく、現在の同グループのタカ派的な姿勢もすべて鹿内がつくりあげたものだ。

「鹿内さんは産経新聞社長に就任時するや同紙を反共タカ派の拠点にする方針を掲げ、自分にさからうリベラルなスタンスの社員のクビを片っ端から切っていった。800人に及ぶそのリストラの凄まじさは当時、マスコミ界でも“産経残酷物語”といわれたほどです。こういうことがあって、産経は今のゴリゴリの右派一色に染まった訳です。この鹿内さんのDNAはもちろん、現在の経営陣、編集幹部にも引き継がれています」(産経新聞OB)

 その鹿内は戦中、陸軍経理部に招集されていたのだが、産経新聞社長就任後に桜田武・元日経連会長との対談集『いま明かす戦後秘史』(サンケイ出版/絶版)を出版。陸軍時代の思い出話をこんなふうに語っている。

「鹿内 (前略)軍隊でなけりゃありえないことだろうけど、戦地に行きますとピー屋が……。
 桜田  そう、慰安所の開設。
 鹿内  そうなんです。そのときに調弁する女の耐久度とか消耗度、それにどこの女がいいとか悪いとか、それからムシロをくぐってから出て来るまでの“持ち時間”が将校は何分、下士官は何分、兵は何分……といったことまで決めなければならない(笑)。料金にも等級をつける。こんなことを規定しているのが「ピー屋設置要綱」というんで、これも経理学校で教わった」

この記事に関する本・雑誌

リテラのSNS

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

新着芸能・エンタメスキャンダルマンガ・アニメビジネス社会カルチャーくらし教養

関連リンク

人気記事ランキング

総合
いいね! 数
1 いとう、アジカン後藤の”音楽と政治”論
2 ポストが有吉母に結婚、妊娠を直撃
3 たけしが道徳教育を徹底批判
4 高畑と同根?千原がキム兄と女性暴行
5 キムタク最大のタブーとは?
6 井筒監督がマスコミの差別意識を暴露!
7 夏目の事務所が有吉の子妊娠報道に圧力
8 梅沢富美男が高畑事件で女性蔑視発言
9 曽野綾子も野田聖子に障がい者ヘイト
10 グッディ!土田マジギレ真の原因
11 秋篠宮家の料理番がブラック告発
12 SMAP解散報道のタブーにミタパンが
13 不祥事の背後に警察のパワハラ体質!
14 リオで椎名林檎が五輪批判の舞台音楽を
15 草なぎ剛のお相手はあの人との仰天説
16 林真理子がなんとキムタク批判!
17 鶴保庸介沖縄北方相が元妻にモラハラ!
18 SMAP解散は香取慎吾のせいじゃない
19 娘婿まで追放、メリーの暴走老人ぶり
20 SMAPファンがジャニーズの嘘を暴露
PR
PR
1日本の恥!リオ閉会式で安倍が政治宣伝
2NHKがピーコの戦争批判をカット!
3水原希子が靖国神社にNO!
4井筒監督がマスコミの差別意識を暴露!
5片山さつきが貧困女子高生を卑劣攻撃
6大嘘つき!安倍がオバマの核軍縮を妨害
7安倍のワシントンポスト報道否定は大嘘
9いとう、アジカン後藤の”音楽と政治”論
10SEALDs解散!奥田愛基インタビュー
11リオで椎名林檎が五輪批判の舞台音楽を
12甘利明事件潰しの法務官僚が事務次官に
13天皇生前退位でよしりんvs日本会議
14沖縄2紙の記者を警察が拘束する暴挙
16小池百合子にも政治とカネの重大疑惑
17安倍政権の外国人実習制度で失踪者続出
18宇多丸が「大本営発表はいまの問題だ」
19鶴保庸介沖縄北方相が元妻にモラハラ!
20梅沢富美男が高畑事件で女性蔑視発言
PR
PR

カテゴリ別ランキング


人気連載

政治からテレビを守れ!

水島宏明

テレ朝とNHKの"失態"につけこむ安倍政権とほくそえむ籾井会長

政治からテレビを守れ!

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄

"体育会系相田みつを"松岡修造は本当に「ブレない男」なのか? 年を追うごとに変わっていく修造語録を読み解く

「売れてる本」の取扱説明書

ネット右翼の15年

野間易通

高市早苗はいかにして"ネオナチ"と出会ったか

ネット右翼の15年

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

戦争を放棄せよ! 軍事力がなくても侵略と闘う方法はある、自由のために闘える!

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」