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中居正広の“1年後に独立”計画に暗雲!「中居を守る」と宣言していたTBSがジャニーズ側に寝返りか
1年後の独立に向けての後ろ盾をなくした中居はどうなってしまうのか?
明日9月9日、SMAPの稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾がジャニーズ事務所から正式に独立する。幸いなことに、稲垣の『ゴロウ・デラックス』(TBS)、草なぎの『『ぷっ』すま』(テレビ朝日)、香取の『おじゃMAP!!』(フジテレビ)と1人1番組はこのタイミングでは継続されることになったが、これはレギュラー番組をすべてこのタイミングで打ち切るとファンから反発をくらうため、ジャニーズとテレビ各局が暫定措置をとっただけという見方が根強い。いずれも年内の打ち切りがささやかれており、今後もジャニーズの嫌がらせがないかなど、3人の動向が注目される。
だが、その3人以上に動向が注目されるのが、中居正広だ。直前まで、3人と行動をともにし独立すると言われていたが、フタを開けたら、中居は、キムタクとともに残留だった。
ただ、これは、中居が裏切ったわけではなく、1年後に中居もジャニーズから独立するのは既定路線と言われていた。実際3人の独立報道前後、中居が親しい大物芸能人やテレビ関係者らに「1年後には、自分も独立する」と説明していたという証言があちこちから聞こえてきていた。
「中居が今年、ジャニーズに残留したのは、レギュラーを多くもっていて、テレビ局との調整が手間取ったため。3人と合流するのか、別の事務所なのかははっきりしませんが、中居が1年後に独立するつもりなのは確実です。テレビ局幹部にも独立を明言したと聞いています」(スポーツ紙記者)
ところが、ここにきて、中居を取り巻く状況が一変したらしい。独立後、中居の後ろ盾になるだろうと思われていたあのテレビ局がジャニーズ事務所側に寝返ったというのだ。
昨年1月のSMAP 独立騒動以降、フジテレビを筆頭にほとんどのテレビ局はジャニーズに恭順の意を示し、中居ら4人と距離を置こうとしてきた。が、そんななかで唯一、中居を守る姿勢を鮮明にしたのが、TBSの音楽・バラエティ制作部門だった。
象徴的だったのが、分裂騒動直後の2016年2月、中居が司会を務める『中居正広の金曜日のスマたちへ』を『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』と番組タイトルを変更したことだろう。この措置は業界内では、解散や独立などでSMAPの名称が使えなくなっても、TBSは中居をそのまま起用して番組を続けると宣言したものだと受け止められた。
「その見方どおりですよ。タイトル変更は、『金スマ』のチーフプロデューサーで、TBSの音楽・バラエティ制作のトップでもある阿部龍二郎制作部長のツルの一声で決まったんですが、阿部さんは同時に『うちはこれから何があっても中居を切らない、守っていく』と宣言していました。阿部さんはもともと、中居やSMAPのマネージャーだった飯島三智氏と近かったため、ジュリー副社長から疎んじられ、TBSの音楽番組やバラエティには、ほとんどジュリー派のタレントが出ないという状況が続いていた(櫻井翔が出演している『櫻井・有吉 THE夜会』は情報バラエティの制作部門である制作2部、国分太一が出演している『ビビット』は情報制作局の担当)。ただ、阿部さんはそんな状況でも『金スマ』をはじめ手がけた番組を次々ヒットさせ、部長にまで上り詰めたため、ジャニーズに遠慮せず中居を守ると旗幟を鮮明にしたんです」(TBS関係者)
そして、中居が1年後に独立するという姿勢を崩していなかったのも、この阿部氏とTBSの音楽・バラエティ部門が後ろ盾になってくれるだろうという読みがあってことだと言われていた。
「たしかに、そういう約束はできていたと思いますよ。他局が番組を終わらせても、『金スマ』を続けるのは確実でしたし、阿部氏が中居司会の新番組を立ち上げるんじゃないかという話もささやかれていた」(同前)
ところが、その阿部氏が今年6月の人事で、ラインから外され、TBSビジョンという子会社に出向になってしまったのだ。前出のTBS関係社はこう話す。
「かたちとしては、代表取締役社長ですが、完全にラインを外されたかたちです。阿部さんは去年、経営企画局長に出世しており、わずか1年での子会社出向は異例というしかない。どうも、SMAP騒動で『このままだとジャニーズのタレントに一切出てもらえなくなる』と危機感をもったTBSの幹部が、ジャニーズの幹部にアプローチして手打ち。ジャニーズの要求に応じて、阿部氏を飛ばしたんじゃないかと噂されている」
実際、阿部氏の出向と入れ替わるように、これまで長く出演していなかったジャニーズのタレントたちが次々とTBSの音楽番組に出演し始めた。
たとえば、『音楽の日』。この番組は阿部プロデューサーが立ち上げ、中居が司会を務める大型音楽特番だが、これまではジュリー派のタレントはほとんど出演してこなかった。しかし、今年の『音楽の日』はKinKi Kids、NEWS、Kis-My-Ft2、Sexy Zone、A.B.C-Z、ジャニーズWEST、TOKIO、V6、Hey!Say!JUMPとジャニーズ勢が大量に出演。SMAPファンの間では、「ジャニーズに乗っ取られた」と悲鳴があがった。
また、10月からは、関ジャニ∞の番組が、月曜22時の元“『SMAP×SMAP』の裏枠”といういわくつきの時間帯にスタートすることが発表された。さらに、8月30日には『V6の愛なんだ2017 史上最高の夏まつり』という、かつての『学校へ行こう!』(1997〜2005年放送)のリメイクバラエティ特番が放送され、レギュラー化も噂されている。
ドラマもこのところ、現在放送中の『ごめん、愛してる』で日曜劇場に初主演しているTOKIO長瀬智也、『ハロー張りネズミ』に出演中のV6森田剛、9月に『ドラマ特別企画 名奉行!遠山の金四郎』で遠山の金さんを演じることになったTOKIO松岡昌宏など、やたらジャニースタレントが起用されるようになっている。
一方、窮地に立っているのは、中居だ。『金スマ』は視聴率好調なため流石に大丈夫そうだが、中居がMCを務めるTBSの音楽番組『Momm!』 はリニューアルされることが発表された。
「もともと『Momm!』は『月曜から夜ふかし』(日本テレビ)の裏なので視聴率が苦戦していたんですが、このリニューアルがダメだったら打ち切りもささやかれています。阿部さんがいれば考えられなかったことなんですが」(同前)
独立しても十分やっていけると言われていた中居だが、この状況をみると、他の3人同様、独立後にテレビからフェードアウトという状況にもなりかねない。いったい、中居は来年のいまごろ、どういう判断をしているのだろうか。
(時田章広)
最終更新:2017.12.07 06:11
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